碧緑香華

中国語、武侠小説、ドラマの話などなどにたまに日常の話を織り交ぜて

陸小鳳伝奇 (銀鈎賭坊 そ)

2007-06-29 15:25:19 | 古龍

『陸小鳳は再び言葉を失った』

  突然話を聞いていた一人が、淡々と「人を殺して金品を奪い、女を強姦して、すべてたいしたことは無い、私達がこの事に構わなければ、まさか法の網を同様に逃れて悠然とする事が出来るとでも思っているのか」

  離れた隅っこで机を囲み、お茶、酒を並べ、三人の深緑の刺繍を施した長衫を身につけ、頭は白い玉のついた金冠を載せた老人が薄暗く不気味に座り二人はお茶を、一人は酒を飲んでいた。

  喋ったのは、酒を飲んでいる人に他ならなかった・・・酒飲みは比較的お喋りではなかろうか?

  陸小鳳はまた笑った、そして人を殺し金品を奪う、人の奥さんを強姦する事すべてたいしたことが無いのか? どんな事が重要なんだ?

  酒を飲む老人は、目をキョロキョロさせ、目の中の光は一点の曇りもなく、彼を見つめながら、冷たく「たとえおぬしが何をしても全てたいした事では無いわ、けれどおぬしはわれわれの身分まで上がって来るべきでは無いぞ!」

  陸小鳳は彼らに「あんた達は何処の神様なんだ?」

  緑の長衫の老人は「おぬし、見分けがつかないのか?」

  「見分けがつかない!」陸小鳳は言った。

本日はこれにて・・・・話はまだまだ続きます。

下書き原稿はただいま14ページ、15ページ目に突入します。ここに書いているのはただいま13ページの後半です。

のんびり、のんびりですが、頑張ろう♪


陸小鳳伝奇 (銀鈎賭坊 れ)

2007-06-19 21:57:26 | 古龍

「逮捕?」

  陸小鳳はこの人の頭に被っている赤い房のついた帽子を見て、眉をしかめながら「あんた、役所から来たのか?」

  頷きながら、傍にいる人を呼びながら「このお方こそは、役所の捕り手頭だ。お前を逮捕する!逆らう積もりか!」

  「お前ら、俺を捕まえに来たのか?私がどんな罪を犯したというんだ?」

捕り手頭の楊は、冷たく笑いながら「このごろつき野郎、証人も証拠も揃っているんだ、人前で嘘をついて誤魔化す事は出来ないぞ、それでもしらをきる気でいるのか?」

  「証人は何処にいるんだ?証拠の品は何処にある!」

  机の後ろに、着るものはみんな豪華であるが顔色の悪い七、八人が座っていた。人々はみんな陸小鳳を指差し、次から次へと「こいつだ!こいつだ!」と叫んだ。一人の男は・・・・・

  「昨晩、この四本眉毛の極悪人が私の妻を強姦したんだ!」と叫んだ。

  陸小鳳は唖然とした。

  楊は厳しい声で「きっ貴様!昨晩は一晩で八件の重大事件を引き起こしたんだ、ここに居る人間が証人だ!!」

  別の赤い房の帽子を被った役人は、後方の地面に置かれた風呂敷包みを指差し、「これは全部お前の家の中から押収した物だ、これこそが証拠の品物だ!」

  陸小鳳は笑った「もしも私が本当に盗んだ品物なら、部屋の中からこのように簡単に持ち出せるなんてありえない?私がそんなに愚か者のはずが無いだろう?」

  楊は冷たく笑い「お前の口ぶりだと、危険と冒険を犯して奪い取った物は、すべて奴がお前にくれた物とでも言うのか?まさかお前は奴の親父もあるまいし?」

  陸小鳳は再び言葉を失った。

・゜★・。・。☆・゜・。・゜ ☆.。.:*・゜☆.。まだまだ、続く

★最後の、楊の会話はちょっと自信が有りません。読んでいて変だなぁ~と思うようでしたら、ご指摘下さいませ★


陸小鳳伝奇 (銀鈎賭坊 た)

2007-06-16 23:52:45 | 古龍

大変長らくお待たせしました(誰も待ってないかな?)

自己満足の世界か・・・しかし、授業の長文読解に少しは役に立ってるなぁと感じる時もあるから、それで良しにしよう。では・・・自己満足の妄想訳を開始!!

『誰知ろう、そこで彼を待っているのが、二振りの剣』

  彼が門を入ってすぐに、一声の号令が聞こえ、十三人の人が彼をぐるりと取り囲んだ。

  引き続き、ふたたび「ガラガラ」と大きな音がして一本の鎖が、彼の首に向かってまっすぐ飛んできた。

  荒く重たい鉄の鎖を首に巻きつけてくる技は、とても技術が必要で熟練した者の仕業だ。

  陸小鳳は直ちに手を伸ばして日本の指で挟みとった、挟みとられた一本の鎖はすぐさま半分に切断され二本になった。切断された鎖は「ディン!」と地上に落ちた。

  切られた鎖を持った人と他の人と共にふらつきながら後ろに数歩退いた、顔色は驚きの余り蒼白で、伸ばした手の震えを止めることができず、陸小鳳を指差しながら「おっおぬし・・・・・よもや抵抗する気ではなかろうな?」

  「逮捕!?」

今日は、ここまでにしておこう~♪ 

和訳された、正式な本が出版されないかなぁ~。。。自分の此処までの妄想訳の間違いを見つけてみたなぁ~。

ただいま、翻訳されている『碧血剣』を再読中?

やっぱり、碧血剣はとっても好きな作品です。 武術の修練の場面や、戦いのシーンの技の表現・・・これからこの陸小鳳伝奇も複雑な技が飛び出したら、私にどの位妄想訳が出来るのか心配です。 

でも、頑張ろう♪

では・・・