碧緑香華

中国語、武侠小説、ドラマの話などなどにたまに日常の話を織り交ぜて

陸小鳳伝奇 銀鈎賭坊 第二章 か

2009-04-17 15:07:24 | 古龍

長い事お待たせしました。。。。って!? 誰も待ってないかな(ボッソ)

さて、チャンネルネコで好評放送中の「鹿鼎記」の台湾版を見終わりました。ネコの放送で日本語字幕にて、お話の再確認です。なんと言っても妄想訳で見ていたので(笑)

鹿鼎記のお話も沢山したいのですが・・・・・やはりこのまま四本眉毛の旦那を放って置く事もなんだかなぁ~と思い、久しぶりに本を開きました。では前回の最後の部分から・・・?始!

「だから私は別の方法を思いついたんだ」と藍胡子は、ため息をついた。

「どんな方法だ!」

  藍胡子は、直接答えようとはせず、後ろを向き長い袖で顔を覆った。再度振り向いた時には、その顔は蒼く牙をむき、太い眉毛に鋭い眼差し、その上大きな口に黒々とした鬚を蓄えた顔に一変していた。

  陸小鳳は唖然とし、突然大笑いをした「ついに今俺様は解ったぞ、やはり藍胡子は二つの顔を持つ、私の期待を裏切らないって事が」

  藍胡子は笑った「陸小鳳!やはりお主も私を失望させないな」

  「なんだと!」

  「私達はとっくに、お主が遅かれ早かれここを探し当てて来る事を予想していた」藍胡子は言った。

  陸小鳳はため息をつき「俺様自身思いもよらなかったさ!此処を探し出せた事を!」

  「しかし、お主には出来たではないか!」

  「それはただ俺様が運よく、犬の鳴き声ができる子供に出会ったからだ!」

  「犬の鳴き声ができる子供なんて沢山いるではないか!」藍胡子は言った。

  「しかしそれらの犬の鳴き声の真似ができる人たち以外で、単に一度口を開く事で、色々な音を出す事ができるのだ」

  藍胡子はまた笑いながら「私は水の流れる音、馬車が橋を渡るときの音、多くの人が買い物をする時のやり取りする声までも本物そっくりに真似ができる人を一人知っている。」

  陸小鳳は「この者は、声帯模写だけではなく腹話術もできるのか!」

  「思いもよらぬ事に、お主も専門家だったのか!」藍胡子は笑って話した。

★もう少し書きたいのですが、本日は夕方より中国語講座が有るゆえこれにて失礼仕る★

続きは必ず近日中に・・・・・・・・・・・