碧緑香華

中国語、武侠小説、ドラマの話などなどにたまに日常の話を織り交ぜて

陸小鳳伝奇四 (銀鈎賭坊)か

2007-04-25 14:08:17 | 古龍

『ただ陸小鳳を三日間、ここへ泊めて置くためなのだろうか?』

  陸小鳳は信じられない、ところが、彼らがどんな目的が有るのか疑う事も無く、彼はすぐ座り、箸を持ちまずは干蒸水方の大小の塊を選び自ら口へ送り込んだ。

  銀で出来た箸は、料理の毒の有無がわかる。仕掛けた彼らも陸小鳳を毒殺する事は簡単なことでは無いと当然解かっていた。

  次に、陸小鳳は酒壷を捧げるように持ち手のひらで叩いて、泥の封を開けた。突然 「ボッ!」という音が響き、泥の封の中から煙が噴出した、またもや「ポン」と音が響き、酒壷は地上に落ちて、粉々に砕け散った。

  陸小鳳は地面に流れる酒を見て、笑おうと思ったが、笑い出す間もなく彼はすぐに気を失ってしまった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく

今回は短いですが、これにて失礼します。陸小鳳の身に何が起こるのかは、またのお楽しみに♪


陸小鳳伝奇四 (銀鈎賭坊 わ)

2007-04-20 17:07:47 | 古龍

りっ!陸の旦那~忘れてなかったんだよ(笑)ただ、他の作品の妄想に忙しくって(^.^jj)タラ~ん

と言う訳で、本日また少しだけ陸の旦那に会いに来ました♪

『陸小鳳は、再び笑った。』←前回の最後の一行でしたね。

  なすすべの無いことに出会っても、彼は何時も笑う事ができた。

  彼は何時でもこの事が、数少ない彼の取り得だと自負していた。笑って他人を楽しく出来るだけでなく、自分自身も気楽でいる事ができた。

  しかし今、彼はどの様にしたら気楽になれるのだろう?

  机の上には四種の酒の肴が置かれている、一皿は、松の実と鶏肉の炒め物、一皿は、渡り蟹の味噌炒め、一皿は、鵞鳥の水かきの冷たい和え物、一皿は蒸し料理、それはすべて手が込んだ料理ばかりで、その上すべて陸小鳳が普段好んで食べているものばかりだった。

  この罠を仕掛けた人間は、日ごろの陸小鳳の習慣を知り尽くしているようた。

  酒は陳年の江南女儿紅、未だに封は切られておらず、酒壷には短冊のような紙が貼り付けられており、「君に一杯の酒を飲むように勧める、故人の君をここに留め置く」

  故人とは、古くからの友人、つまり馴染みの友人だと彼は理解した。

  ところが、陸小鳳は彼自身の古い友人の中で、誰がこの様に設えたのか思い当たらなかった。

  貼り付けられた紙の傍らに、もう二行綺麗な文字が書かれていた。

  「君は三日間暫し休んで、三日後わらわはまた当然訪れる」

  けれども署名はされていない、たが氷山こと冷若霜が残した物だとはっきりしていた。

  彼女は陸小鳳が絶対に騙される事を予想して準備していたようだ。

  彼らの予想は優れていて、陸小鳳を三日間ここへただとどめておく事だけのために罠を仕掛けたのだろうか?

  果たして、陸小鳳はこの罠にみすみす嵌ってしまうのだろうか? 食べ物は?酒の中には?・・・・・・気をつけて!!


お花見♪

2007-04-01 14:02:43 | 幇会

本日は、陸の旦那のお話はちょっとお休みして、昨日久しぶりに参加した関西幇会のお話です。

Photo_37 今回の幇会は、夙川でお花見とその後、美味しい中華を食べました。

Photo_36 桜の花は、まだ三部咲きぐらいでしたが、早々と露天商も出店していました。

そして、大学のサークルや会社のお花見会があちらこちらで盛上がっていました。

Photo_40 Photo_41 夙川の川の中には、二羽の鴨が遊んでいました。

Photo_38 Photo_39

私達は、そんな中桜を愛でながら、話の花を満開にそぞろ歩きを楽しみつつ、紹興酒の香りに酔いしれていたそんな時、水辺で、奇異なる物と遭遇するのでありました(笑)

Photo_42 Photo_43 夙川のほとりの湖(本当は池)に、まずは一羽のごい鷺が、今まさに獲物を捕らえんとたたずむ姿が・・・『バシャ!』←本当は聞こえなかった。 (^.^jj)タラ~ん失敗に終わる(ドンくさ!!)

Photo_44 Photo_45 次に遭遇したのは、なんと溝鼠にしては大きすぎる!?こんな所にヌートリアが、人間から餌を貰っているではありませんか(しかし、見たところ人の差し出す餌には見向きもせずに、ほとりの草をむしゃむしゃと食べていたように見えました)そんな所へ、先ほどのドン鷺(おっと!)ごい鷺が飛来して、おこぼれ頂戴を決め込んでいました。

Photo_46 次に、出会ったのは『♪一生一緒さ~』でお馴染みのアヒルルンルンでした。

本当にルンルンな二羽は、人の視線も、飛来するごい鷺にも見向きもせずに、毛づくろい余念無く可愛い姿を披露してくれていました。

Photo_47Photo_48 Photo_49  桜の花だけでなく、目を楽しませてくれた特別ゲスト達に、ほのぼのとした一時を味わい、その場を後にしたのです。

さて、私の中国語の同学を、つい先日オープンしたJRさくら夙川駅へ、迎えに行き、二つ目の目的の中華料理店『新上海』へ、歩いて向かいました。

距離は結構ありましたが、話をしながらの移動に、余り苦になりませんでした。

此処では、各自が好きな飲み物を、お店の一押しの『蒸し鶏』『焼鳥』は、絶品で陸の旦那にも食べさせてやりたいぜ!(ff^0^)ポリポリ

そして、今回一番の印象に残った料理は・・・・『麻婆豆腐』これは辛い、口から火を吹きそうです。絶対にその~あの~お尻に持病が有る方は、食べてはいけません!

とにかく、大満足の美味しさでした♪

まだまだ、皆さんとお喋りを楽しみたかったのですが、私と同学は、JR利用で帰宅する事も有って、夙川の川のほとりで皆さんとは、また会う事を願ってお別れし、二人でさくら夙川駅へ・・・「まだ時間早いじゃん!」「お茶しよう!」と言う事で、芦屋まで出て、小一時間のお茶の時間を楽しんで帰宅しました。

では、また次回も皆さんとお逢いする時間を捻出しようと、企み始めています。お付き合いを宜しくお願いいたします。

★陸小鳳の続きもお楽しみに★