碧緑香華

中国語、武侠小説、ドラマの話などなどにたまに日常の話を織り交ぜて

陸小鳳伝奇(銀鈎賭坊) ち

2007-02-26 22:31:20 | 古龍

『まるで彼が命を受けたようで居た堪れなくなるのだった。』

  四人の大男は首尾よく運んでいたが、突然彼らの目の前に、眉毛の様な髭を伸ばした男が現われ「まずは彼女を放して貰おう!そして這うように出て行け!言う事を聞け!さもないとお前達の鼻が歪むほぶん殴るぞ!」

  男達は当然言う事など聞かない、けれども二人の鼻が本当に歪むほど打たれた後は、言う事を直ちに聞かない訳にはいかなかった。

  そこで四人の大男達は、おとなしく地面を這い出し、坑道から出て行った、二人の鼻には一筋の血の雫が付いていた!

  この事があって後、二人の男は人から「あんたの鼻は何故どうして歪んでいるんだい?」と聞かれるたぴに「知らない!」と答えた。

  事実、彼らは本当に知らなかった。なぜなら、陸小鳳がどれほどの使い手で、どの様に打たれたのかさえ、はっきりとしないからだ。

  その時、あたかも氷山の氷が解け始めたようだった。彼女は辛い目に遭い、心細さに怯え、意外にも陸小鳳に助けを求めた。

「私を家の近くまで送って行ってくれないかしら?」

  陸小鳳は、これまでの事を一つも恨みに思わず、決して近くは無い彼女の住まいが、遠ければ遠いほど良いのになぁ~と思っていた。このスケベ!』←私の感想(蹴)

  なぜか、彼女が陸小鳳の懐に倒れこんでいて、彼に抱かれている様だった、運よく馬車の窓はみんな閉まっていて、その上カーテンさえも曳かれており、あたかも密室の様だった。

  馬車は半時近く走り続けていた。彼らは断続的に多くを語り合った。

  先に口を開いたのは当然、陸小鳳だった。

・・・・・・??・・・・・

まるで、密室のような馬車の中で、陸小鳳が鼻の下を伸ばしている様子が(笑)

さて、これからどんな話に成って行くのでしょうか? 

小出しですが、楽しみに待っていて下さいますか?


陸小鳳伝奇 四 (銀鈎賭坊)と

2007-02-21 08:01:00 | 古龍

『陸小鳳は当然そこへ行った』

  彼は意外にも、この氷山も氷が解ける事が有るのだと思った途端!歩いて行く彼の左頬に、そして引き続き右頬に、一発ずつ平手が炸裂した(笑・・・かなりの妄想)

  氷山の腕前は、誠に速くそれだけではなく、重くて強いものだった。

  陸小鳳は、彼女の腕前がこれほど強く重いものだとは、思っても見なかったので、特にそれを避ける様な事はしなかったのかも知れない。

  どの様な事であろうと、彼は確かに両手で打たれ放題で゛、ぼんやりと佇んでいた。

  氷山は更に冷たく笑い、更に氷よりも冷たく 

「あなたの様な男を沢山見たわ!正に、蠅、南京虫の様な、一目見ただけで吐き気がする虫けらよ!」

  そして、彼女は顔を背けて去る時、陸小鳳はずうずうしくも、一緒について行く方法は無いかと考えつつ、ただ美しい雲の流れが彼の前を通り過ぎて行くのを見ているだけで、どうしようも出来ずにいた。

  坑道はとても長く、彼女は歩くのは決して速くなかった、思いがけず暗闇から四人の大男が現われ、二人が彼女の手を捻り、二人が足を摑んだ。

  彼女は驚いて悲鳴を上げた、この男達は、陸小鳳の様に女を哀れみ愛しむ事は、残念ながら持ち合せていなく、彼女に数発の平手を冷酷に打ちつけた。

  陸小鳳は、顔が痛くて、本来この自分に関係ないことに関わりたくない、ただ悔しいかな、彼は生まれ持ってのお節介好きときているのだ、もし彼が目の前で大男に虐められている一人の女を見たならば、まるで彼が命を受けたようで居た堪れなくなるのだった。

          ・・・・・・・??

本日は、此処まで・・・・・うっふ♪陸小鳳の生まれ持っての性分が、今後どの様なアクシデントを生み出すのやら・・・お・た・の・し・み・に!!←誰も楽しみにして無いか?ボッソ


陸小鳳伝奇 四(銀鈎賭坊)へ

2007-02-13 22:40:21 | 古龍

  タイトルに順番を表す『いろは』をつけました。 本当は『銀鈎賭坊(好心救美)』で、陸小鳳伝奇の第一章です。 単語の意味調べは、もうすぐ第一章を終わらせる事ができます。 妄想訳に順次組み立てていきますので、長い目でお付き合いくださいませ~♪

それでは、いつもどおり前回の最終の一行から始める事と致しましょう(笑)

『暗い坑道よりも暗くなった』

  夜はすでに更けていた。

  馬車はすべて坑道の外に停めてあり、どの様な者であろうと、銀鈎賭坊へは、誰でも暗く長い坑道を自分で歩いて行かなければならないのだ。

  この銀鈎賭坊への数分間が不思議なことに刺激を掻き立て、その不思議で刺激的なことが何時までも皆を惹きつけているのではなかろうか?

  銀鈎は未だに風の中で揺れている・・・・・もしかしたらこの銀鈎が釣り上げた人の数は、漁師の親父が釣り上げた魚の数を、はるかに超え数百倍になるのではないか。

  夜の景色は、悲しげで明かりはおぼろである。

  氷山は前に歩き、薄緑のマントをすでに身に纏っていた。

  陸小鳳の後ろで、薄緑のマントが明かりの下でそっと揺れている。

  彼は一人夢心地で、流れる一片の雲を追いかけている様だ。

  暗い坑道の中は誰一人無くとても長い。

  氷山は振り返り、陸小鳳を見つめた、その瞳は秋の星よりもまだ冷たく光っていた。

  陸小鳳も立ち止まり、彼女を笑いながら見た。

  氷山は突然「何故、私に着いて来るのよ?」と言った。

  陸小鳳は笑いながら「あんたが負けてお金を巻き上げられ、心苦しい、だから・・・・・」

  氷山は「だからあなたが私に償おうと思ってるの?」

  陸小鳳はすぐにうなずいた。

  氷山は「どんな風に、償うつもりよ? 」

  陸小鳳は「街の中に、一晩中店を開け、酒も肴も旨い処を知っているんだ!夜も更けてきた、そろそろあんたも腹が減っただろう?」

  氷山は目をクリクリさせ「こんな事だったら嫌よ!私にもっと良い考えがあるは!」

  「どんな考えだい?」

  氷山は、以外にもちょっと笑い「こっちへ来てよ、話すわ!」

  陸小鳳は当然そこへ行った。

★如何でしょうか?だいぶ妄想訳が有ります~、だって直訳だとつまらないんだもん(蹴)、でも楽しんでいただけたら嬉しいです。何時もの事ですが、是非コメントをお寄せ下さい。足跡だけでも・・・『読みました』の一言でも残してくださいませ・・・では、続きをお楽しみに★

                       ☆??☆  


陸小鳳伝奇 四(銀鈎賭坊)ほ

2007-02-05 17:02:25 | 古龍

『開!』

  壷は開けられた、三つのサイコロの目の合計は七にしかならなかった。

  「七だ!小!大の負け、小の勝ちだ」

  氷山の顔は青白く変わり、陸小鳳を振り返り容赦なく睨みつけた。

  陸小鳳は、ただ苦笑いをするだけだった。

  女は生まれつき反抗心が有り、一部とりわけ男に対しての反抗心が強い女がいる。

  陸小鳳は、まさに彼女はこの種の女だと言う事にすでに気が付いていたに違いない。

  氷山はすでに人々の間を横切って外へ歩いていく。彼女の歩く姿は特別な容姿をしている。

  『こんな女を何も無しに、逃がしてしまうのは確かに残念だ、お前は追っていかなければきっと後悔するぞ!』陸小鳳の心の中の己が忠告した。

  彼は己の中の忠告人の言葉を聞き、直ちに追いかけ始めた。

  方玉飛は迎えに行き、ゆっくり話した「おぬし、本当に氷山によじ登ろうって言うのかい?」

  陸小鳳は、「俺はしもやけなんて怖くない!」

  方玉飛は彼の肩をポンポンと軽く叩いて「しかし、注意しなければ氷山の上は、よく滑る気をつけなければ転げ落ちるぞ!」

  「ところで、お前は何度転んだのかな?」と陸小鳳。

  方玉飛は笑った、当然、苦笑いだ。陸小鳳が門から出て行くまで、彼はわずかにため息をつきブツブツと言う「この氷山から転げ落ちてきたのは、最も多くても一度、なぜなら一度でも転げ落ちれば死んでしまう。」

 暗い坑道よりも暗くなった。

★さて、陸小鳳はすべり落ちるのか否か?続きをお楽しみに♪

って・・・・・なんだか独り相撲? まっいいや!勉強、勉強と思うことにしよう★