碧緑香華

中国語、武侠小説、ドラマの話などなどにたまに日常の話を織り交ぜて

陸小鳳伝奇 再 4

2021-05-15 23:29:24 | 古龍
“听说他姐姐方玉香也是个很有名的美人!”
“比花花解语,比玉玉生香”。一个人眯着眼睛叹了口:
“那女人又岂是《美人》两个字所能形容的,简直是个倾国倾
的尤物!”
“方玉飞旁边那小子又是谁?怎么长着两撇和眉毛一摸一
样的胡子?”
“假如我没有猜错,他一定就是那个长着四条眉毛的陆
小凤!”
“陆小凤!”
有些人在活着时就已成为传奇人物,陆小凤无疑也是这
种人。
提起了他的名字,每个人的眼睛立刻都盯在他身上,只
有一个人例外。


 「聞くところによると、奴の姉、方玉香も有名な美人だそうだ!」
 「花とも玉とも比べ物にならないほど美しく香りが良い」一人のやから
が目を細めながらため息をついた「その女はまた、(美人)という二文字で
形容が出来ようか、実際のそれは絶世の美女そのものだ! 」
 方玉飛の傍らの小さいのは、また誰なんだ? なぜ眉毛とよく似た髭を伸ば
しているのだ? 」
 「もしも、俺様の見当が外れてなければ、彼はまさしくあの四本眉毛の
陸小鳳に違いない!」
 「陸小鳳!」
 陸小鳳もまた人々の中で伝奇的人物になっている様な人物なのだ。
 すべての人が、彼の名前を言いながら、直ぐに彼を目を凝らして見つめた、
ただ一人の人を除いて。」

★本日はこれまで
 陸小鳳に目もくれないその人の正体は・・・・・・★

陸小鳳伝奇 再 3

2021-05-11 22:38:45 | 古龍
每个人都在赌 ,每个人都聚精会神在他们的赌注上,可
是陆小凤和方玉飞走进来的时候,大家还是不自由主要抬起
头。
有些人在人丛中就好像磁铁在铁钉里,陆小凤和方玉飞
无疑都是这种人。
“这两个自命不凡的年轻人是谁?”
“穿银缎子衣裳的一个,就是这赌坊大老板的小舅子。”
说话的人又千又瘦,已赌成了精。
“你说他就是蓝胡子那新夫人的弟弟?”
“嫡亲的弟弟”
“他是不是叫《银鹞子》方玉飞?”
“就是他”
”听说他本来就是个很有名的花花公子,吃喝嫖赌,样
样精通,轻功也很不错。“
所以还有很多人说”他是个采花盗!“赌精微笑着道:”其实
他想要女人用手指勾一勾就来了,根本用不着半夜去采花。“

 すべての人が賭博をし、すべての人が一心不乱に自らの賭博に
集中する。しかし、陸小鳳と方玉飛が入ってきた時、さすがに
皆はついつい頭をもたげた。
 群衆の中にいる二人は、まるで鉄釘の中の磁石だ陸小鳳と方玉飛
は、疑いなく人の目を引き寄せる。
 「その二人の自惚れた若造は誰だ? 」
 「銀緞子の衣装を着てる一人は、まさしくこの賭博場の主
の義理の弟だ」
干からび痩せこけた輩は賭けに興じながらも話した。
 「お主の言っている奴は、正に(藍胡子)あの新しい夫人の弟だ」
 「実の弟!」
 「奴は、(銀鹞子)と呼ばれている方玉飛なのか?」
 「いかにも奴さ」
 「聞くところによると、奴は本当に有名な道楽息子で、女郎買いや、賭博
をして暮らし、様々なものに精通しており、軽功の達人だと聞いているぜ」
 「だから、多くの人間は奴が花泥棒(強姦犯)だと言うんだ!」賭けをしながら
笑って話した「実際は女の方から奴に言い寄って来るので、夜中にわざわざ
花泥棒する必要は無いのさ」

今回はここまで・・・・・


「奴は、(銀鹞子)と呼ばれている方玉飛なのか?」の一行が抜けていました。











*

陸小鳳伝奇 再 2

2021-05-05 20:52:18 | 古龍
今日は、子供の日で、いつもなら娘が孫たちを連れて帰省してくるのですが、
今年はコロナ緊急事態宣言中なので、帰省しませんでした。
ちょっぴり寂し黄金周でした。

では、四本眉の旦那の続きです。

每天这时候,都是他心情最愉快的时候,尤其是今天。
因为陆小凤就站在他身旁,陆小凤一向是他最喜欢,最
尊敬的朋友。
陆小凤心情也很愉快,因为他自己就是陆小凤。
布置豪华的大厅里,充满了温暖和欢乐,酒香中混合着
上等脂粉的香气,银钱敲击,发出一阵阵清脆悦耳的声音。
世间几乎没有任何一种音乐能比得上。
他喜欢听这种声音,就像世上大多数的人一样,他也
喜欢奢侈和享受。
银钩赌坊实在是个很奢侈的地方,随时都在为各式各样
奢侈的人,准备着各式各样奢侈的享受。
其中最奢侈的一样,当然还是赌。
每个人都在赌,每个人都聚精会神在他们赌注上,可
是陆小凤和方玉飞走进来的时候,大家还是不由自主要拾起
头。

 毎日この時が最も愉快なひと時であるが、とりわけ今日は愉快だ。
 それは陸小鳳が彼の傍らに居るから、このところ彼のもっとも好きで尊敬できる
友人が陸小鳳だからである。
 陸小鳳もとても愉快だ、何故なら彼が正に陸小鳳自身だから。
 贅沢に設えられた大広間の中には、温かさと楽しさと酒の香りの中に上等な
おしろいの良い香りが混ぜ合わさり満ちており、ひっきりなしに金銭の打ち合わさる
軽快で耳に心地よい音が聞こえていた。いかなる音楽と比べても世の中でこれ以上の
ものは無い。
 彼は、この音を聞くのが好きで、世の中の別の多くの人と同じで、彼も贅沢な
楽しみが好きだ。
 銀鈎賭坊は、嘘偽りのない贅沢な所、いつでも様々な贅沢な人の為に、様々な
贅沢と楽しみを用意してある。
 当然、その中で最も贅沢なものは賭博だ。


★今日はこれにて、次回をお楽しみに★

陸小鳳伝奇 再び

2021-05-02 17:35:25 | 古龍
陸小鳳伝奇(四本眉のおっさん再び登場)
だいぶ昔に、妄想訳をアップしていましたが、
中国語の独学を兼ねて、今回は原文も載せることにしました。

妄想訳が、此処は変だとか間違ってるという所が有れば
ビシバシ、指摘訂正してください。

             银钩赌坊

《好心救美》

夜。秋夜。
残秋。
黑暗的长巷里静寂无人,只有一盏灯。
残旧的白色灯笼几乎一变成了死灰色,斜挂在长巷尽头的窄门上,
灯笼下却挂着个发亮的银钩,就像是渔翁用的钓钩一样。
银钩不停的在秋风中摇晃,秋风仿佛在叹息,叹息着世上为何会有
那么多人愿意被钓上这个银钩?
方玉飞从阴暗潮湿的冷雾中,走进了灯火辉煌的银钩赌坊,脱下了
深色的斗篷,露出了他那件剪裁极合身,手工极精致的银锻子衣裳。

陸小鳳伝奇 四 「銀鈎賭坊」

 【好心救美】

 夜、秋の夜。
 晩秋
 暗く静まり返った長い坑道には、人ひとりも居なくただ一つの明かりだけが有った。
 残された白い提灯は、ほとんどがとっくに灰色に変わってしまっている、傾いた
坑道の狭い突き当りの門の上には、提灯の明かりに光っている銀の引っ掛け鈎が有る
それは、まさに漁師の親父が使う釣り針のようだ。
 銀鈎は秋風の中で停まることなくゆらゆらと揺れている。秋風はまるでため息をついて
いるようだ、ため息は、何故に世の中の人々の多くがこの銀鈎に吊り上げられたいと思う
ことが有ろうか?
 方玉飛は暗く、湿った冷たい霧の中から、まばゆく明るい銀鈎賭坊の中へ入った。
濃い色のマントを脱ぐと、その下から、彼の体にぴったりと設えられた極めて手の込んだ
銀緞子の衣装が現れた。

本日は、これまで少しずつ時間のある時に載せていくので、途中間隔があくと思いますが、
お付き合いくださると嬉しいです。

原文のピンインを思い出すのが大変でした。
あの頃は、読みたいがために必死で辞書にかぶりついていたように思います。
今は、中国語への情熱は冷めていないのですが、自分自身の時間が中々ないのが現状です。

では、次回、またお会いできることを・・・・・