碧緑香華

中国語、武侠小説、ドラマの話などなどにたまに日常の話を織り交ぜて

書剣恩仇録 より

2006-11-01 12:44:48 | 女侠

駱冰(らくひょう)

紅花会四番差配(文泰来)の妻。

神刀駱家の末裔、飛刀の使い手『鴛鴦刀 えんおうとう』と呼ばれる。

夫を一途に慕い、捕らわれの身になった、夫の身を案じる心情の喜怒哀楽が、伝わってきます。江湖の女性として生きていくこの人は、妻としての鏡。

先に、紹介した胡夫人と、タイプは違いますが(私感)共通している所があるかな? もしかして、金庸老師の理想の妻の姿かしら(笑)


碧血剣より 三

2006-10-24 18:27:30 | 女侠

阿 九(あ きゅう)A9a

    

    

    程青竹の女弟子。謎を秘めた美少女。

    どれほどの美少女か? 秀麗な容色と気品のある物ごしは、絵の中から抜け出し

た美少女より美しい。

窮地に追い込まれた時に袁承志に助けられる。 そして、袁承志に思いを寄せる。

しかし、この事が、後に父親である『崇禎』の怒りに触れ、片腕を切り落とされてしまう。 阿九のその後は、『鹿鼎記』にて、ご確認を・・・・・。

『崇禎 すいてい』とは・・・明王朝最後の皇帝。袁承志にとって父の仇その人に他ならない。


碧血剣より 二

2006-08-29 23:57:50 | 女侠

温青々(おん せいせい)

      紺青の長衫を身にまとい、謎に包まれた男装の美少女として登場。

      母、温儀と父、夏雪宜との間に生まれた子供、

      不幸な生い立ちのためか、ひねくれた激しい性格の持ち主。

      

      主人公、袁承志の義弟として側にいるのだが、承志への強い想いが

      その性格のため多くの問題を起こすのである。

      主人公、袁承志は、父、袁崇煥の仇を打つ為、幼い時から

      武術の修行の日々で、ふっとした事から、青々の父、金蛇郎君の

      技を身に付ける。奇縁奇遇によって、青々と出会う。

      さて、この恋の行方は実るのか?それとも・・・・・

      この部分は、是非ご自信で読んでお確かめ下さい。

      私個人的には、とても好きなキャラクターです。

Qingqing


碧血剣より 一

2006-08-05 22:19:56 | 女侠
温 儀(おん ぎ)
 温方山の娘。 
 夏雪宜(金蛇郎君)と、恋に落ちて子供を1人(温青)をもうける。

 夏雪宜の温家に対するうらみは大きく、仇を十倍にして返さなければ
 気がすまないと、がっしかし、温儀を連れ去った夏雪宜は、命をとるどころか
 非常に大切にしてくれる。そんな夏雪宜を、慕うようになる。
 なぜゆえ夏雪宜は、仇の家の者である温儀を何故指1本触れず、傷つけずに
 家に、帰したのだろうか?
  そして、三ヵ月後、温家の策略とも知らず、二人は結婚する。
 夏雪宜は、二度と再び武術の出来ない体に、そして姿を消す。
 温儀は後に生まれた、子供を1人、温家で虐げられながら
 育てたのでした。

雪山飛狐より 三

2006-06-20 15:42:46 | 女侠

苗若蘭(びょうじゃくらん)

      苗人凰の娘。
   
      美貌と教養を兼ね備えたとても上品なお嬢様。
   名前の如く、蘭の花の香りがそこはかとなく漂うような。

   苗大侠の娘と生まれながら、武芸は習得していない。
   何故?それは父の立てた家訓(とても意味の深い)が
   あるがゆえに。

   胡斐との出会い。
   幼き時から、父より聞かされている、胡斐の父との死闘の話
   其の時に生まれた子供の話。
      胸のうちで育った、逢いたいという気持ち、そのような事を踏まえて
      出会いの場面に、私はその昔、父上同士の戦いの場で芽生えた友情の
      片鱗を感じずにはいられないのです。
      このとき二人が口にした(善哉行)この歌を通じ二人の心に、互いに
      芽生えたものは・・・・・

      そして、ラストは・・・
      せっなぁ~い!!