工房アパート時々倉庫

仕事半分、趣味半分。

40年前の油絵

2015年08月08日 | 日記・エッセイ・コラム


拝啓、あまりにも暑く、さらにお盆も近いので
暫くは「昔の話」でお茶ならぬブログを濁しますので悪しからず。

(では、昔の話第一弾の始まり始まりぃ~。)

約40年前、生まれて初めて描いた油絵です。
就職したてで横浜の風呂なしアパートの四畳半時代。

コタツの上にミカンとサントリーの「ダルマ」。
そして、いつも使っていたコーヒーカップ。

まだ独身で時間にも精神的にも余裕のあった頃です。
ひとつ、油絵でもやってみるかって感じの軽いノリでした。

勿論、油絵なんて触った事もない自己流の絵。
ただ、職場が学校だったので美術のA先生から招待券貰って展覧会通いしてました。

そのころ、個人的に持ってなかったのはテレビと車と洗濯機。
世の中的にはコンビニなんてなかったし
ケータイ・パソコンはまだまだ先の話。

さて、時代は飛んで4年前、思い出が一杯詰まった「絵」だったのですが
大震災チャリティの倉庫ギャラリー時代に3,500円で知らない人がお買い上げ。

こんな絵がまさか売れるとは思っていなかったのですが
なんだか売れてしまうと急にヒシヒシと後悔が・・・。

今となっては、写真だけでも撮っておいて良かった。

作品を買ってもらえる快感と売ってしまった後悔が
始まった正に記念すべき「一枚の絵」です。