NHKで毎週木曜22時に
「プロフェッショナル」という番組で司会役もしている
脳科学者・茂木健一郎さんが書いた本。
脳関係で言えば、養老孟司さんや
「海馬 脳は疲れない」の池谷裕二さんの本も面白いが、
茂木さんも平たい文章で、「分かるように」書かれているので
とても読みやすい。
なるほどと納得したのは、
新しいことをやるときの「ぎこちなさ」をかっこ悪い、
年だからと切り捨てずに、むしろ楽しむことこそ
脳の潜在的学習能力が生きてくるというくだりと、
「何か行動をウするとき、それを意識する以前に、
脳はすでに準備電位と呼ばれる活動を始めている」
というところ。
(仕事や人生において)目的がないから
行動しないっていうんじゃなくて、
とりあえず行動してみるというほうがいいと言う話も同感。
いくら頭で(この本的に言うと”脳で”)すごいことを考えても、
行動という形で表層に出てこない限り、
その価値はだれにも認められないのだ。
おもしろかった~。
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