人狼プレイ目録

人狼物語~月狼国~に関しての記事や、長期人狼をプレイした中で思ったことを纏めてます。

村側の作為について

2013-04-22 22:44:15 | コラム
村側の作為という話が少し見えたので、こちらでちらり。

私は元来、村人は村に対し嘘をつかずにいる方が良い、と思うタイプであります。
ただ、時には村人も村に対して作為を持って動く。

どうしてそういう事態が発生するのか。
また、それによるメリット・デメリットは。
そんな相手に対してどう対処すると良いのか。
そういった部分を、少し書いてみたいと思います。


まず、作為を持って動く村側について、どういう場合が考えられるか。

1)潜伏役職保護(素村による役職ブラフ)
2)逆に潜伏役職がブラフを張って隠れる
3)村騙り/スライド
4)役職の独断潜伏
5)思考隠し

だいたいはこんな感じかな。
他に「こんなのがあった」というのに気付けば、加筆します。

さて、パターン別に解説。




1)潜伏役職保護(素村による役職ブラフ)


caseA・占霊潜伏

占霊の場合、大抵は投票COで解除となります。
故に、初回襲撃(と占い吊り)のみ避ければいい。
素村がブラフを張る場合、「初回襲撃のみ対象」ということ。
誰かの動きが気になった場合、投票COによって役職が明らかにになるので、その後に真意を確認してみましょう。

役職がCOとなった後は、もうブラフを張る必要はない。
その段において、作為が消えるか否か。
また、作為を持って動いていた部分が村利を考えてのことであったか。
そういった部分の確認が出来るかと思います。

占霊潜伏時にブラフを張る場合、だいたいは素村が自分に襲撃を引きつける目的ともなります。
非役職的な発言をする人が増えてしまっては、真役職がどれだけ潜伏をがんばっても、消去法で透けてしまう。
故に、潜伏時は灰全員が心がけることは大事。

ただ、占霊ブラフを張ることは、今度つまり非狩人要素ともなってしまう。
解除した後、その状態から狩人ブラフを張り始めても、説得力がなかったりする。
そこは一応考えておこうね。


caseB・共有潜伏時

潜伏共有が噛まれたとして、相方が生存していれば相方が気付くわけだし。
共有は能力がないこともあり、個人的には占霊狩が噛まれるよりいいんじゃ?と思ってしまう派。

そもそも、共有はノイズになるくらいなら出ろ、という考えもあったりする。
素村が共有ブラフを張って、結果作為を取られて黒くなるようでは、それは本末転倒な印象も。
共有の為に苦手な人が作為を用いる必要はないと思う。

共有ブラフも有りは有り、またそれがうまくいった例も多数ある。
ただ、それを考えるにあたって解説を読む必要がある人は、それを実行せず自然と振る舞っていた方がいいと思う。


caseC・狩人潜伏時

これが一番多いパターンで、また同時に面倒な部分でもある。
狩人がうまく潜伏する為には、一種必要な部分でもある。

狩人がうまく潜伏する為には
・周囲が非狩発言をしないこと(消去法からの透け回避)
・自身が狩人透けしないこと
・回避CO/対抗COが発生しないこと
・狩人以外、別の人が狩人と誤認されること
これらが考えられます。

まぁ、消去法からの透け回避は、これは素村全員が意識しておこう。
人狼ゲームをやっていく上で、これが必要になる場面はとても多い。
2つめ、3つめは狩人当人のスキルや状況が関わってくる部分。故に、今回の説明では除外しておく。

村側作為に関わってくるのは、主に1つめと4つめ。

まず、自分は狩人ではないけど、それを言ってしまうと非狩発言となってしまうし、どうしよう…という場合。
そういう村人は、だいたいどこかで歯切れが悪くなります。

どうしてそうなるのかといった裏の思考部分を考えれば、かわいいものです。
大目に見てあげましょうw
非狩発言をあからさまにしてしまう訳にはいかない、というのは誰もが考えること。
これはある意味、誰もが陥る状況です。
故に、致し方ない部分かな、と。

歯切れの悪さ故に白く見えないという部分は出てくるとは思います。
そこはもう、見る側が察するしかないかな、とは。
「これ言ったら非狩ってバレるから言えなかったんだ!」とか、そんな発言は狩人潜伏中はなるべく引き出さぬ方がいいですしねw
まぁ、狩人が出た後でなら、確認してみるのもいいでしょう。


一番面倒なのは、おそらく4つめに絡んでのこと。
あからさまに狩人ブラフを張るタイプ。

その作為故に、一部突出しかねない行動でもある。
また、潜伏している狩人にとっては、狩人回避を考えている狼的に見えて、気になる対象ともなる。

まず、全般的にブラフを張る人に言いたいのは
「それをすることによって、どういうデメリットが生じるか理解して行うこと」が大事。

自分の行動によって、村にノイズが発生する可能性があること。
それによって黒く見られるリスクがあること。
潜伏狩人にとって、敵認定される可能性があること。

もしそれによって疑われた場合、自分に貴重な占い手や吊り縄を使うことになる可能性もある。
村にとって、それは勿体ないことでもある。
ブラフなしで白くいられるのなら、それはそのままでいた方がいいかもしれない。


個人的には、ブラフを張る場合は
・それをした上でも、占い吊りを避ける自信がある
・意図を自分でしっかりと説明ができる
・それをしても、黒くならずにいれる
・真役職を刺激せずにいられる
こういった部分があってこそ、とも思います。

狩人ブラフを張るメリットは、被襲撃によって狩人保護ができる&灰狭めが可能、狼に狩人誤認をさせるという部分があります。
故に、うまく出来た場合のメリットは大きい。

ただ、それをすることによってデメリットも生じる可能性があるということを、しっかりと覚えておいて欲しい。


個人的には、素村なれば「非役職透に気をつける」だけでもいいかなーとは思います。
そこから先の小難しい部分は、メリデメリを全て自分で理解して、かつそれが悪く働いてしまった場合でも跳ね返せる、またしっかり自分で説明できるようになってからでも遅くはない。

早いうちから奇策に走らず、まずは地道なところから始めるのは、何事においても大事です。




2)逆に潜伏役職がブラフを張って隠れる

これはまぁ、あるあるですねぇ。
真役職、がんばれ。

あまり黒くならない程度に、あと、COした後の信用も考えて……ってなると、やっぱり役職潜伏は大変だなぁと思います。
特に狩人がんばれ。超がんばれ。
私は潜伏できません。(言い切った)




3)村騙り/スライド

(個人的に好きではないということもあり、かなり偏った内容にはなっております。あしからず)

それをすることによって、デメリットも「大きい」ということを踏まえて実行するべき。
初心者には「やめておいた方がいい」と言っておきます。

唯一許せると思うのが、共有者による役職騙り。
個人的には、特定目当てでCOというのも別にという感じではありますが、なぜこれが許せるかというと「共有者は相方がいて身元保証が可能な役職だから」です。
村騙りやスライドによるデメリットを、相方の身元保証が打ち消してくれる。
なればこそ、そこは戦術としては有りかな、とも思うのです。
(好き嫌いがある故に、自分がやるかはまた別問題ですが…)

ただ、素村やそれ以外の役職による騙りは、デメリットが大きい。
霊のスライドも結構ありますが、まぁこれは素村よりはありなのかな……でも、対抗が出た場合の信用勝負への影響等、そういった部分も考えて欲しいな、とは。

村人の場合。
まず、「村騙りは吊るべしという考えが一部根強い」←これを覚えておきましょう。
成功したならば、いい。
でも失敗した場合のリスクも知って、それを踏まえて動くべき。
また、吊り縄がタイトな場合、これは村騙り吊りのリスクがより大きくなります。

村騙りをするなら
・自分が吊られてもまだ手数に余裕がある編成であること
・狙い、作戦をしっかりと「自分の言葉で説明ができる」こと
・それによって黒視される、吊られる可能性を踏まえて動くこと
・村側にノイズを与える可能性があること
・反感を買う可能性があること

これらを踏まえて行うべき。
ここにあげたリスクは、どれも村騙りを行うことによって生じる可能性が「ごく普通に」あります。

そういった部分を想定して、それに対してしっかりと論戦で返せないうちは、するべきではない。
ハイリスクハイリターンな策ですが、リスクを負った時に「説明責任は当人に依る」のです。

やるな、とは言いません。
また、成功した時のメリットもあるのは確か。
だが、常に成功する訳ではなく、また失敗した時のリスクが大きい。
「失敗しても自分で弁論でどうにかできる」人にだけやって欲しい、というのが個人的な考えです。


村騙りを判断する側の場合。
やはり、当人がそれをしっかり説明しているかどうか。
リスクを考えているかどうか。
そういった部分が焦点となります。

狼による村騙り騙りも有り得る以上、村騙りを判断せずに残すというのはあまり進められません。
また、終盤に村騙りが吊られてそれによって負けた村というのもあります。

相手が発言で判断できるならば、即処理はしなくてもいいかもしれない。
でも、放置は危険。
判断が出来そうにないならば、しっかり手を打つこと。

個人的にはそんな感じに見ています。




4)役職の独断潜伏

これも村騙りのケースと同様。
自分が独断に走ったことを、しっかりと村に説明できることが大前提。
また、村人達はCO状況などからも推理を進めます。
そういった「推理が進んだ部分」を覆すことにもなる。
村人達の思考時間を考えれば、独断潜伏している間は「不正確な情報が村人達の手に渡っている」ことになるのです。

また、独断で動いた後のCOとなると、村人達からヘイトを買いやすい。
ヘイトとまでは行かずとも、信用状況で遅れを取ることもあります。
信用勝負への影響も考えましょう。

個人的な経験則では、独断潜伏に走った真役職は、むしろ偽決め打ちされることが多い印象です。
私が経験した村ではG470がそうかな。
あと、G284も最終的には村勝利となってますが、最初に霊COしてその後スライドした真占がほぼ狼視されていました。

村側が対象を判断する場合、状況や発言以外に感情や好感度も少なからず左右します。
村側に嘘をつくことで、村人達にとって「この人を真と思いたくない」という感情が生じる可能性もあるのです。

そういう状況になってもしっかりと自分で意図を村人達に説明して、信用を取れる自信があるのなら……
………………そういう人は、そんなことをする必要がないのも、また現状。

普通にやったらいいと思うよ。うん。




5)思考隠し

まとめ役が思考を隠すのは、ままある話。
まぁ、確白ならば考察対象にはないから、それはそれ。うん。

灰にいながら、思考を隠す場合。
だいたいは思考を狼に利用されたくない、また白視している先を明らかにして、噛まれたくないという感じかな。
これは、周囲が思考を引き出すようにしましょう。
村内での対話大事。

中にはとても手強いそういうスタイルを貫く人もいるけどね!
まぁ、そこはまた別の話だ……w








さて。長々と書きすぎて、だんだん主題がわからなくなってきました。
基本に戻ろう。




村側が作為を用いる場合、

・自分の言葉で、しっかりと意図を説明できる
・その結果疑われても吊り占いを避けることができる
(または占い吊りにかかっても大丈夫な状況である)
・疑いを解消するだけの動きが取れる

これらが必須と思います。
また、同時に

・それによって黒視(偽視)されるリスク
・村の思考にノイズを与える可能性
・反感、ヘイトを買う可能性
・吊り占い等の能力処理を施される可能性

これらのリスクも踏まえて動くべき。
成功すれば華々しくも見えますが、成功するばかりではありません。
失敗した場合、どうなるか。
冷静に考えてみることも大事です。



そういう相手を判断する場合。
・相手の意図に納得がいく
・それ以外の観点で、白視(真視)できる
・その策を実行したという「目線」で物事を見ている

これらが大事かなーと。
たとえば、村騙りやスライド能力者の場合、CO状況について「その策を取ったからこそ」の目線が出ていたりするものです。
そういう部分も合わせて判断してみましょう。


狩人ブラフの場合は、判断が難しいのだけどね。
やはり、それは他から判断をするしかないかと。
(狩人COの後はそういった意図を確認することもできるけど、それまでは、ね…)

だからこそ、実行する側が「それによって疑われるリスク」を踏まえて動くべき。
一番大事なのは、皆で狼を探すこと。
策士策におぼれてその策を行うことで自分が狼視されてしまっては、ね。


村人達も、一人一人思考を進めている。
それを忘れずに。

何か作為を持って動く場合、その妨げとなる可能性が出てくる。
それがうまく働くならば、いい。
でも、そうとは限らない。

だからこそ、村人は村に対して真摯であるのが一番と思うよ!

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狩人について

2013-04-20 14:47:09 | コラム
少し、思ったことをつらつらと。
前に少し触れた部分も一部ありますが、まぁご愛敬。


私は真占をやると、よく、狩人にロックしてしまいます。
同様の方他にもいるのではないかと思うのですが、如何でしょう。
どうしてそうなってしまうのか。
実は言語化も可能な、一種「仕方の無い」部分でもあります。


そもそもの、狩人という存在について。
狩人は「潜伏」を考える村側役職であり、それ故にその空気は潜伏狼と似てしまいます。
灰の中で潜伏を心がけ、極力吊り占いも避ける。
目指す部分が、潜伏狼と似ているのです。
自分の立ち位置を気にしたり、他者からの自分の意見を気にしたり。
狼要素として言われる部分でもありますが、それは狩人要素でもある部分なのです。

さらに、狩人というのは白すぎても困る役職。
白位置を取ることによって被襲撃懸念が出るので、そういった部分でも立ち位置調整が入る。
灰にいる狩人が狼に見えてしまうのは、そもそも仕方の無い部分だろうなと思います。


占い師の視点となると、それが加速する。

狩人にとって、占い師は護衛を真っ先に考える重要役職。
故に、護衛先を選定する為に、占い師に意識が向きがち。
占い師視点、そういった目線が目につくことがまず一つ。

狩人視点、占い師候補でGJが発生した場合、真贋次第で「その占い師を護衛しそうな相手」という観点で狩人が透ける可能性があります。
故に、占い真贋は曖昧にしたり、出さなかったりする狩人も結構いる。
これもまた、占い師視点では気になる部分。

自分に探りを入れてくる一方で、はっきりしない物言いだったり、真贋出さなかったり。
何こいつ、煮え切らない……と、そういう印象を抱きがちです。


村視点で、潜伏狼と狩人の放つ臭いは似ていて、狩人を潜伏狼と誤認してしまうことは多い。
さらに、占い師ともなると、その要素がいっそう強くなる。

狩人とは、難儀なものだなぁ……と思います。
私も狩人苦手です。とほほ。

今まであちこちで狩人を見抜くことについてたびたび出してきましたが、だいたいは「自分が狩人の時にどういう状況に陥ってしまったか」というのを元に、狼をやった時に狩人を仕留めてきました。
苦手役職だからこそ、そのウィークポイントが目立つというか。

うまい人は、もっと上手に潜伏するんでしょうけどね。
狼の潜伏はそれなりに出来るようになりましたが、狩人の潜伏は本当苦手です。はい……。





ここからは、ちょっと腹黒に行きます。

狼やった時、自分は白いと思う相手が村から疑われて、あれ、なんでだろうって思ったことってありませんか。

狼は誰が仲間かを知っている。
でも、素村は誰が狼か、また誰が狩人かは知らない。
村人達は狼と思う相手を探しているうちに、素黒い村人をあげていたり、狩人を見つけてしまっていることがあります。

真剣に狼を探した結果、狼と似た臭いのする狩人をロックしてしまっている。
きっと、いくつか村を経験した人なら、「あるある」と思うことでしょう。

だからこそ、狼をやった時は、「村人達の疑い先」にも気を配ってみましょう。
単にSG候補と出来るだけではない。
その中に、狩人が潜んでいる可能性がある。

目を向けるのは、「相手がどうして疑われているか」という部分。
それが解除が難しそうな部分であれば、終盤まで残しておいてSGにしてしまうのもよし。
そして、狼ではないのに潜伏臭、重さ、引いた感じを取られている灰がいたならば。
それは、狩人の可能性がある。

狩人と狼の共通要素としては
「潜伏臭」「立ち位置を気にする」「自分の評価に敏感」「灰より役職候補に視線が向く」「占い吊りを避ける動きを目指す」
こんなところかな。

狼視点、狼以外でそれらの要素で疑われている人がいたら、狩人も有り得るとして注視してみるのも面白いと思います。


やっぱり、狩人は自分でやるより襲撃する方が性に合ってるな!w

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ロックの解除について

2013-04-14 14:24:35 | 考察論
終盤誤認のところに書こうかと思ったのですが、それ以外にも使えそうなので、独立した記事として書くことにしました。


まず、人狼におけるロックとは。
対象について「こうである」と先入観を固めてしまい、強く思い込んでしまった状態を言います。

相手が狼だろうという思い込みは黒ロック。
相手が人間だろうという思い込みは白ロック。
他にも偽ロック、真ロック、狂ロック等々。

どれも考察する側にとってはありがちなことですけれども、それに陥ってしまうと、なかなか脱出するのは難しい。
また、それを「される側」にとっては、面倒なことこの上ないものです。

という訳で、ロックの解除について少し考えてみました。

どのロックにおいても共通するのが、
「結論ありきの考察は、“そう”としかならない」のです。
黒だろうと決めつけて見れば、どんな要素も黒く感じる。
逆もまた然り。

大事なのは、先入観を取り払い、対象をフラットに精査すること。
それをまず心がけてみるといいと思います。




●黒ロックについて

黒ロックは「相手を狼」と思い込んでしまっている状態です。
その推理が当たっていればいい。
でも、外れていた場合はミスリードともなり、人外の追従や後に自分がそれが原因で疑われる可能性もあります。
一度、冷静になって見直してみるのも大事と思います。


黒ロックの場合は、どうして相手が黒く感じるのか。
この分析が大事。


・自分への触れ方が気になる場合

あちこちで言う台詞ではあるのですが、「自分を疑ってくるからといって、人外とは限らない」のです。
狼はSGを作る。でも、村人とて間違った推理を披露することもあります。
「自分を疑っている。だから、狼」
この推理は、精度に難があります。
大事なのは自分を疑っていることではなく、その理由。

理由に納得がいくかどうか。
自分では判断できないようなら、周りの判断を仰いでもいい。
疑い理由を読み解く過程で、誤解が解ければ良し。
そうでない場合、相手が感情的になっていないか。
また、相手もロック状態に陥ってはいないか。
そういった部分を考えてみましょう。

他者視点で自分に黒要素がある可能性もありますので、そこも冷静に考えてみてください。


・視点漏れなど、単体黒い発言がある場合

私の経験上、狼っぽい視点漏れは、村人も平気でやらかします。
その発言以外で、黒いところはあるか。また、白印象はないか。
一ヶ所で考えを定めてしまわず、他の部分も判断してみましょう。


・自分と考えが違う場合

相手の考えに、根拠がしっかりとあるか。
また、それに筋が通っているか。
相手は、自分の考えをどう捉えているか。

相手と自分、どちらが間違っているかはわからない場合は、しっかり両方を精査してみましょう。
そして、やはり自分が正しいと思えば、相手と冷静に議論に臨んでみるのが一番かと思います。

状況的に、自分が正しいとわかっている場合。
相手が推理を間違えている村側なのか、状況誘導している狼なのか、相手の本気度と考察の思い込み具合を見て判断しましょう。
状況を説明して、相手にしっかりと伝える。
対象者だけではなく、周囲の説得も同時に行うことが大事です。

村には色んな考えの人がいます。
自分の考えが必ずしも正しい訳ではない。
村全体の主流となる考えはどうか。
また、相手が本気でそう考えているかどうか。

そういった判断も、また大事です。


・狼とラインがある場合

ラインは操作できます。
ねつ造の可能性。また、他の切れが作ったものである可能性。
それらもあわせて考えてみる必要があります。

また、序盤放置枠にあると、ラインが見づらくもなります。
村全体からもどう見られていたか。
そこも同時に判断しましょう。


・他に狼と思う相手がいない場合

白い狼なんてざらにいます。はい。
(見方はこういったところで解説しているとして)

消去法とは、いわば「単体黒い訳ではないけど…」という消極的な理由。
であればロックはせず、常に全体を見返すべき。
黒い要素があってロックするならばともかくとして、明確な理由がない状態でのロックは危険です。
そういう状況であれば、常に全体を精査するようにしましょう。



黒ロック全体で大事なのは、「相手が本当に狼か否か」です。
狼を当てているならばいい。
でも、そうではない場合、村にとっては損失となりかねます。

・相手の行動が狼として理にかなっているものかどうか
・その襲撃筋が、相手に有利に働いているかどうか
・自分以外の皆は、対象をどう評価しているか
・相手は自分の疑いに対し、どう反応しているか
・自分の疑いに対し、追従してきている相手はいないか

そういった部分もあわせ、判断してみましょう。
疑いを向けた時こそ、人間か狼かの判断材料が落ちたりもします。
また、自分がロックすることによって、狼が目くらましに使ったり、追従をしてくる可能性もあります。
自分が派手に動いている時こそ、狼がそれに紛れやすい状況です。
そこにも同時に注意を払ってみましょう。




●白ロックについて

相手が疑えないということは、結構あります。
ある意味黒ロックよりもたちが悪いですね……。


・相手に共感を覚えている場合

意見が近いと、疑えないことがあります。
その場合に気をつけることは、相手が追従をしていないか。
自分に意見をあわせている可能性を感じれば、注意は必要です。

また、自分が懐柔されていないか。
同意を示されると、人は安心を覚えるもの。
そういった心理的な操作に自分がかかっている可能性も、視野に入れる必要があります。


・白アピを拾っている場合

それが作れる範囲か否か。
また、自然に出てくるものであるか否か。
そういった部分の判断は必要。

作ったアピールである場合、それは差し引いて考えるべき。


・相手が自分を庇っている場合

懐柔の可能性を考えましょう。
客観視点で自分は白決め打てる状況であるかどうか。

「相手は自分の白黒を不安に思わないのか?」←これが大事。

誰しも白決め打つのには不安がつきまとうもの。
そういった不安が相手に見えるか。
また、自分に対してしっかり精査した過程があるかどうか。
白取ったポイントは納得がいくものであるかどうか。

そういった部分をなしにただ自分を庇うのであれば、相手に裏がある可能性もあります。
色を知っているのは、狼。これを忘れずに。




黒ロック・白ロック共通で。
どちらの場合も、大事なのは一点ではなく「積み重ね」です。
相手を「こう」と決めつけず、慎重に精査し直すこと。それが大事。

相手への印象を考えると、直近のものほど印象が強く、初期にとった要素は印象が薄れがち。
でも、どれも同じ要素なのです。

初日の自分の考察も読み返してみましょう。
また、対象の精査も、戻って行ってみましょう。




●役職真贋に絡むロックについて

真贋絡みのロックが生じる場合は、比較対象がいることになります。
役職真贋のロックは決め打ちの成否にも直結する部分でもあります。
慎重に行いたいものですね。

役職真贋を見るコツを纏めると、話が相当長くなりそうなので割愛させていただくとして……ま、まぁ見てみたいという人がいれば、機会があればそのうち。
(霊真贋は得意だけど、私自身あまり占い真贋は得意ではなかったり。修行します)


役職真贋を見る場合、対抗が必ずいます。
どちらかを真と決め打つ場合、それは対抗を相対的に偽決め打ってしまうことにもなる。
ただ、相対評価での偽決め打ちは、ミスの可能性もかなりあります。

信用勝負で大事なのは、「偽ではないこと」です。
真らしい振る舞いは、スキル次第で作ることができる。

「片方が真らしい」で判断を止めず、同時に「もう一方が偽として納得がいくか」も合わせて見る必要があります。







●まとめ

ロック解除で大事なのは、やはり先入観を持たないこと。
これにつきます。
自分一人で判断がつかない場合は、周囲の人に聞いてみましょう。

まわりがどういう考察を出しているか。
また、自分の行動をどう見ているか。

周囲から自分がロック状態と見られているようであれば、一度立ち止まってみるといいかと思います。


誰が味方かはわからずとも、進行中の村には、人外の数以上に味方がちゃんといるのです。
その人々の判断も、頼ってみましょう。

なんだかうまくまとまりませんでした……。
必要に応じてちまちま手直しします。

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まとめ役について

2013-04-14 04:37:56 | その他役職について
某所でまとめについて少し纏めてみたので、こちらにも掲載。
前半は一般論。後半は、我流。



まとめ確白の動きについて、簡単に。

・灰に無駄な喉を使わせない

方針に関しては素早く決め、灰同士の精査、対話、考察に喉を使わせる。
戦術部分は喉を食うし、また知識面故に色が取りづらい。
そういう部分は手早く決めて、それ以外の議論を活性化させよう。


・進行、手順面での方向性を打ち出す

先の発言に通じる部分でもあるのだが。
わからない場合は村と相談するのもいい。が、なるべくならそういった部分は自分で考えて決められるといいな。
そういう部分で狼からの懐柔や誘導が入る可能性もあるし、そういった提案は確白からという方が村も安心する。

慣れないうちは仕方ないが、まぁ、なるべくな。


・票纏め、決定出しやそれに伴う進行管理

集計や決定出し。
決定は票の集まりや“そこに票が集まった理由”などを考え、慎重に判断してみよう。
また、希望の集まりが悪いようなら、時間を告知して希望票をしっかり回収することも大事。


・質問を投げたり、精査を依頼することで、村全体の動きを活性化する

具体的には以下のような感じ。


→寡黙域や発言がうまく纏められない先には、「簡単な部分から」少しずつ発言を引き出していく

タイプ別着眼点などを参考に。


→村全体で「精査されていないスポット」がないかチェック

放置枠は、後々のSG転落を起こしやすい。また、そこが狼の可能性もあり、村全体の精査を怠らせるのはマイナス。
そういう先があるようなら、しっかりと視線を向かせる方がいい。
考察として喉を使わせずとも、「常に意識させる」「精査させる」ことが大事。


→村内にこじれやもめ事がないか。ある場合は、そこの解消に努める

まず、もめ事がある場合。それが感情論ならば、仲裁が必要。
互いに黒視しあっている場合は、それを「主観による要素」だけではなく「客観的な考察で説得」させるようにしてみるといい。

無理な黒塗りがないか。そういう部分を判断する為には、主観より客観的要素を出させた方が楽。
見直してみて、違う意見が出たならまたそれも良し。

互いに黒視しておらず、こじれている場合。
対象者以外の判断をさせる。黒視している訳じゃないなら、喉を使うのは勿体ない。
「そんなことより狼探せ」←これでOK。

感情論でなく拗れている場合は、互いに冷静なのだから他を先に精査させるといい。
そういった指示だしも、まとめから投げられるといいな。


→村の意見が偏っていないかチェック

偏りがある場合は、そこに「感情」「贔屓」「誘導」「追従」が入っていないかどうか精査。
全員が個々で考察した結果、村の方針が一致しているならいい。
だが、そうでない場合には注意が必要。

ここは少し余談ではあるのだが、村の方向性を決めるなどの場合には、「反証」を経ることは大事なんだ。
そういったアンチテーゼをあえて提唱し、慎重に検討させるのも仕事の一つではある。




……初心者向けにならなかった!!!www

まぁ、最初のうちは集計から。
俺が言うようなのは、慣れた頃に思い出してくれればいいよw

多分、一般的ないいまとめってのは、こんな感じかなぁ……というイメージ。






次いで、自己流まとめ。


俺のまとめは基本、手順絡みは全部自分で考える+「自分の思考に、村の意見を取り入れる」なんだ。
多分、灰の誰よりも議事録は読み込んでいると思う。
で、自分で思う部分があればそこを開示して、「村がそれについてどう思うか」を聞いてみる。

なんで「確白は思考を隠すべき」って主義の人とは、あわんとは思う。

まとめも村の一人だからな。俺は村に「俺はこう思うんだけど、皆はどう思う?」と積極的に聞いていくよ。
それに対し、灰から意見が返ってくる。
村に対し議論の材料を開示して、それについて皆に検証してもらうという感じだな。

狼と思う相手がいれば、考察もガッチリ固める。
当人からの反論ももらえるし、もし他に狼がいる場合、「誰が自分の意見に追従してきているか」「自分の考察を見て、真剣に考えているのは誰か」そういう部分も見れる。

開示してみるのも、案外悪くはない。
ただ、確白ポジから疑われるとなると、打たれ強いタイプじゃないと……とは思うがな。


ちなみに、もし時間がある時は、確白は「各灰が他者からどのように思われているか」を纏めておくといい。
それぞれがどう評価されているか。
また、どのような理由でそう見られているのか。
そういった部分が、よりわかりやすくなる。

決定出しって、案外時間ないもんだよ。
そういう時に、そういうのが作ってあると、それを見てじっくりと考えられる。

実際は票の集まりよりも、「どう思われているか」が重要なんだ。
たとえば強ロックがかかっている場合。そういう先は処理しないと、そこで思考が滞る可能性がある。
そんな1票と、消去法でのぼんやりとした希望。これは、全然重みが違う。

希望が集まった先が見えてきたとして、実際「その人がどうして疑われているのか」
これを見てみることで、再度その先に決定を下すかどうか、考えてみたらいい。

もしそれで決定を出した先が、SGだった場合。
集めた一覧を見直しして、誰の疑いに無理があるかとか、そういうのを見るのも楽になる。
逆に、決定出した先が狼でも、誰が本気で疑ってたかとか拾うのも楽。

ただ、纏めるのは恐ろしく面倒臭いけどな!
(参考例→瓜947


確白が中途半端な考察でミスリードしてしまっては、意味がない。
もし自分の考察に自信がない時や、村がうまく見れていないなって時は、フラットに動くことを心がけた方がいい。

そういうのが出来ない状態で上記みたいなのをやると、狼にいいように乗られるからな。

一番覚えておいてほしいのは、確白は単なる集計機能ではない。
また、確白だからと思考を止めるのは、それは村の頭を一つ削いでしまうことにもなる。


まとめ役とて、自分の考えを持っていいんだ。
また、独断するならば、それだけの理由を提示する為にも、しっかり考察を練らなければいけない。

まとめ役こそ誰よりも議事録を読み込むべき、ってのが俺の持論。


まとめは、基本触れられることが少ない。
故に、主観考察型にとっちゃ、感度が鈍るだろうな。俺が共有入り編成だと共有2潜伏を好むのは、そういった部分もある。(まぁ、単に中盤以降で灰が狭まる効果も大きいのだが)

基本、見方自体が灰とは違う部分はあるんだよな。主観排除の、村全体を見渡す感じ。
大事なのは、村として「沈んでいる先」への声かけかな。
寡黙ところでも、疑われている先でも。

疑われている先への声かけは、こじれているところがあれば、読み解いてみる。また、疑いが集まっている場合、「疑い理由に納得できるか」「誰か納得のいかない疑い方をしてきている相手はいるか」そういう部分を聞いてみるといい。

疑われてる方の主観を拾う。もしそこがSGになっているなら、結構役に立つ。
狼だとしても、その部分を引き出すのは案外いいもんだ。

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このゲームを初めてプレイしようと考えている方へ

2013-04-02 00:25:59 | 入門編
最近はテレビ放映などで、新しくこのゲームに興味を持った方が増えてきたようです。
カードゲームと違い、ネットで行うゲームの場合は、以下のような注意が必要です。


まず、長期人狼の場合。

【丸一日まったく発言できない日があると、突然死といって強制死亡状態になります】

長期人狼の場合、長い時は一週間以上村が継続することもあります。
その間、ログを読んだり文章を纏める時間はきちんと取れるか。
そういったスケジュール管理も、また人狼には重要になってきます。

村を開催するにあたって、貴方以外にも多数の参加者が時間を割いています。
一人が参加できなくなることで、時間を割いて村に臨んでいる他大勢の人にも影響が出てくる。
参加エントリーをするならば、しっかり時間が割けるよう、やりくりをお願いします。

ログ読みと発言を纏めるにあたって、一日どの程度の時間を割けばいいか、は人によって異なってくると思います。
大丈夫か自信がない方は、一度「進行中の村を外部から眺めて、きっちり読み込めるか」を試してみるといいと思います。


【突然死はダメ、絶対】

国によってはペナルティも科せられます。
また、同村者にも迷惑がかかります。
発言できない日がありそうな場合は、本参加は諦めて、村の外から観戦するか、または見物参加に切り替える(見物人システムが実装されている場合)などにしましょう。


【メタ推理について】

皆、村に入ってからは「それぞれのキャラになりきって、状況にあわせて推理を楽しむ」ことになります。
ただ、それぞれのPCの後ろには、PCの数だけPL(プレイヤー)が存在します。
メタ推理とは、村内の推理を離れ、PL部分やシステム部分からの推理を行うことを主に指します。

そういった推理は村ではなるべく出さないようにしましょう。
憶測を呼ばぬ為にも、以下のような注意が必要になります。


【禁止および非推奨事項】

役職希望は言わない。
システムメッセージをコピー&ペーストはしない。
自分や人のIDを出さない。
参加している村のことを、外部で話さない。

また、独り言や赤ログ発言を投下する際には、念入りにチェックをしてください。
こういった「間違え」も、メタ推理の発生源となり得ます。

次の事項とも絡むことではありますが、
「議論が基本のゲームですが、村内で本気の喧嘩は御法度です」
感情的になりそうな時は、少し自分を落ち着かせましょう。


【議論をする相手は、みんな“同じ村の参加者”です】

対人ゲームです。ネットを通じてではありますが、キャラクターの後ろにはプレイヤーが存在します。
暴言はもちろんのこと、相手を挑発するような物言いも、時には人を不快にさせる可能性があります。

相手が人間であること。それをしっかりと覚えていてください。
自信のない方は、ネットマナーから覚えていただければと思います。



こうして見てみると小難しいように思えるかもしれませんが、実際は

・ちゃんと時間を取る
・役職希望やシステムメッセージ、ID絡みの発言はしない
・独り言や赤ログ発言を投下する時には、白ログに出してしまわないよう注意する
・言葉使いに少し気をつける

これだけで、案外楽しく臨めるものです。
まずは、どれか一つ、参加する予定の国の村を読んでみるといいでしょう。
すぐに飛び込むより、どういった議論が行われているか。
また、どんな雰囲気なのか。
実際に読んで、感じてみるのが一番かと思います。


短期人狼においては、拘束時間は長期とはかなり異なってきます。
(私自身が長期専門PLなので、なかなか説明はできないのですが…)
長期ほど長くはかかりませんが、その分集中して取り組む必要がある印象です。
離席など気軽にできる状態ではありませんので、そちらも所要時間の確認、また時間の確保は必須になるかと思います。




さて、いざ村入りに際して。

基本的な役職についての説明や、村でよく使われる用語については別途こちらを見ていただければと思います。

基本的な役職解説
基本的な用語解説

不明な点があれば、私でよければ捕まえて聞いていただいても構いません。
喜んで解説します。(bot宛に何か言ってくれれば、はい)




いざ村に入ったはいいが、どうしていいかわからない……という場合。
そういう方には、是非ここの1dアドバイスタイムを読んでいただきたい。

過保護村3・1日目のログ(人視点)
ここの>>85まで。

うちのブログにあるような内容は、少し慣れてきてから目を通してみるといいんじゃないかなと思います。
何もわからないうちから目を通すには、少し小難しい。
慣れてきた頃に、目を通していただけると嬉しいな。




という訳で、新規参入の方が増えてきそうという話も聞くし、実際botのフォロワーさんでもこれからやってみようという方が結構いらっしゃるようなので、簡単にではありますが、解説をさせていただいました。
新しく来た方も、一緒に楽しく遊べますように。

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