自己鍛錬は楽しい。
突然何をと言われそうですが、自分に実力がついていくのは楽しいものです。
短いスパンではなかなか実感は出来ませんが、長い目で見ると努力は確かに実ります。
楽してどうにかするような方法ではありませんが、私が現役の頃によくやっていた内容をいくつか紹介します。
******
まずは、村側訓練法。
村側をやっていて一番大事なのって、やはり「誰が狼か見抜く」ことだと思うんですよ。
どんな狼がいるか、狼がどういう行動を取りがちか。
過去ログを読まずとも、自分が参加した村の狼をサンプリングしていくだけでも実例が積み重なります。
やり方は簡単。
1、村に参加する(村側の時が良い)
2、エピローグに入った時、自分の狼予想が正解していたか外れていたかを見る
3-1、正解していた場合
自分が「どうして狼だと思ったか」「どこを狼っぽいと感じたか」を1行で端的に纏めてみる
3-2、外れていた場合
→村で一番狼を的確に見抜いていた参加者を探す(地上でも見物でもどちらでも)
→その人が「どうして狼だと思ったか」理由を言語化している部分を抽出する / あるいは、エピローグで直接聞いてみる
→実際に狼を狼と見抜いた要素を踏まえて、自分なりに1行で纏めてみる
以上。
3-1は「見抜いた部分を端的に言語化し、より鋭さを増すと共に自分に再認識させる」ためのもの。
3-2は「他者が見抜いた要素を自分でかみ砕く」「他者が用いた推理を自分の中に取り込む」ためのもの。
エピローグというのは、学びを得る良い機会です。
どうして見抜けたのか、どこが気になっていたのか直接聞ける。素晴らしい。
共通して「1行で端的に纏めることによって、言語化の練習になる」という副産物もあります。
実はこちらの記事にある人外要素は、全てこの過程で生まれたものだったりします。
参加村の狼を一番的確に言い表している考察を、自分なりに短く纏めたもの。
それを4年くらい全村分書いて纏めておりました。
やっていく中で狼のサンプルが収集できて、かつ狼要素と思う部分を1行で纏める練習も出来る。
参考文献は自分が参加した村のログなので、読み返すのも楽。
的外れな推理などではなく「実際に狼を見抜いた」目線をお借りするので、その村での精度はお墨付き。
その後の村で生かせるかは、ご本人次第。
狼要素のサンプリングと言語化練習を一度に行える練習法です。
人に勧めても誰もやってくれないのですが(……)興味のある方は是非。
1行に纏める練習を積み重ねると、要素を箇条書きにすることも出来るようになるので役に立ちますよ!
******
次に、言語化練習法。
ずばり「自分の考察を纏め直してみる」。
チェックする内容は以下。
1、結論は書かれているか
2、(添えられている場合)どこに書かれているか
3、内容は読み取りやすく書かれているか
1:結論が添えられていないと「で、結局どう考えているんだ?」と相手に思われやすい。
考え中なら考え中、経過観察状態ならばそれでも良し。
どういう状態であるか一度出しておくと、今の状況が伝わりやすいでしょう。
2:ただ、結論を書くのも場所が大事。
文中に「~~~なんでゲルトは白いんだよなぁ。」と紛れ込ませても、読み飛ばされやすい。
「文中から拾って読む」よりも、「見てわかる」ように配置するのが一番わかりやすい。
これらを改善するために、
「結論を抜き出し、文の頭に添える」
もしくは
「結論を抜き出し、文の最後に添える」
ように、考察を書き直してみる。
クローン国の一部では「見出し」と呼ばれる機能が使えます。
使うと、1行目の文が太く大きく表示されるというもの。
この見出しを使って発言を纏めるように意識すると、自然と何を1行目に持ってくるかが意識出来るでしょう。
私は「見出し考察練習」と呼んでいます。
月狼国を運営していた頃なら、国の雑談村で独り言を使って練習していいよ~と言っただろうけど、今は言えないな……。
ま、まぁそういう考え方ということで。
3に関しては「自分で読み返す」ことで研鑽を重ねるしかないんですよね。
もし村参加した時の考察ならば「自分の考えが実際に相手に伝わったかどうか」を思い返してみましょう。
「自分の考えを相手に伝える」というのも難しい行為で、相手によってどういう文章が読みやすいかが違ってくるんですよね。
わかりやすさを求める人には、結論を端的にぶつけるのが良い。
具体性を求める人には、詳細な例をあげたり、要素の一つ一つにアンカーを並べるのが良い。
両方を兼ね揃えられるのが、
結論
(空行)
具体的な詳細
という書き方。
結論は一番下でも良いですが、必ず空行を挟むようにしましょう。
空行を入れることで段落が生まれ、結論の書かれた行を認識しやすくなります。
結論を一番上に書くと「発言内容を細かく見ずとも、パッと見た時に結論が目に飛び込んでくる」ので、内容を読まずとも結論が相手に伝わります。
なんか小難しいこと喋ってるけど、とにかくこの人はこう思っているんだな~というのがなんとなーくで読み取ってもらえる。
結論を一番下に書くと、文章の結びとして結論が機能します。
先に説明を置いて「だから私はこう思います」と終わらせる形ですね。
こちらは先に要素を上げてある分、説得力が増す。
自分の好みや発言スタイル、伝えたい相手によって使い分けるとより効果的です。
過去の考察を使って発言練習をして、次以降の発言に繋げていきましょう。
******
以上、あくまで私が実際に行っていた練習法であり、必ずしも効果をお約束出来るものではありません。
が、どちらもそれなりに有用なのではないかと自負しております。
なんとなーくで村をいくつも消化している方には、是非一度取り組んでみていただきたい。
え? 狼側の練習法はないのかって?
もちろんありますとも。
狼をやる為に一番役に立つ練習法は、村側をプレイしていて上手い狼に騙されることです。
いや、冗談ではなくこれ本当。
自分が実際に騙されることで、相手のテクニックを実感出来ます。
どういう風に自分が騙されたか、自分が一番身にしみて感じられることでしょう。
一番の教科書は村外の文献ではなく、自分が参加した村そのものです。
村で得た経験が一番の糧となる。
しかも、参加する度に参考文献は増えていく。素晴らしい。
参加した村を振り返ることで、今後に生かしていくこともまた良いものです。
突然何をと言われそうですが、自分に実力がついていくのは楽しいものです。
短いスパンではなかなか実感は出来ませんが、長い目で見ると努力は確かに実ります。
楽してどうにかするような方法ではありませんが、私が現役の頃によくやっていた内容をいくつか紹介します。
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まずは、村側訓練法。
村側をやっていて一番大事なのって、やはり「誰が狼か見抜く」ことだと思うんですよ。
どんな狼がいるか、狼がどういう行動を取りがちか。
過去ログを読まずとも、自分が参加した村の狼をサンプリングしていくだけでも実例が積み重なります。
やり方は簡単。
1、村に参加する(村側の時が良い)
2、エピローグに入った時、自分の狼予想が正解していたか外れていたかを見る
3-1、正解していた場合
自分が「どうして狼だと思ったか」「どこを狼っぽいと感じたか」を1行で端的に纏めてみる
3-2、外れていた場合
→村で一番狼を的確に見抜いていた参加者を探す(地上でも見物でもどちらでも)
→その人が「どうして狼だと思ったか」理由を言語化している部分を抽出する / あるいは、エピローグで直接聞いてみる
→実際に狼を狼と見抜いた要素を踏まえて、自分なりに1行で纏めてみる
以上。
3-1は「見抜いた部分を端的に言語化し、より鋭さを増すと共に自分に再認識させる」ためのもの。
3-2は「他者が見抜いた要素を自分でかみ砕く」「他者が用いた推理を自分の中に取り込む」ためのもの。
エピローグというのは、学びを得る良い機会です。
どうして見抜けたのか、どこが気になっていたのか直接聞ける。素晴らしい。
共通して「1行で端的に纏めることによって、言語化の練習になる」という副産物もあります。
実はこちらの記事にある人外要素は、全てこの過程で生まれたものだったりします。
参加村の狼を一番的確に言い表している考察を、自分なりに短く纏めたもの。
それを4年くらい全村分書いて纏めておりました。
やっていく中で狼のサンプルが収集できて、かつ狼要素と思う部分を1行で纏める練習も出来る。
参考文献は自分が参加した村のログなので、読み返すのも楽。
的外れな推理などではなく「実際に狼を見抜いた」目線をお借りするので、その村での精度はお墨付き。
その後の村で生かせるかは、ご本人次第。
狼要素のサンプリングと言語化練習を一度に行える練習法です。
人に勧めても誰もやってくれないのですが(……)興味のある方は是非。
1行に纏める練習を積み重ねると、要素を箇条書きにすることも出来るようになるので役に立ちますよ!
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次に、言語化練習法。
ずばり「自分の考察を纏め直してみる」。
チェックする内容は以下。
1、結論は書かれているか
2、(添えられている場合)どこに書かれているか
3、内容は読み取りやすく書かれているか
1:結論が添えられていないと「で、結局どう考えているんだ?」と相手に思われやすい。
考え中なら考え中、経過観察状態ならばそれでも良し。
どういう状態であるか一度出しておくと、今の状況が伝わりやすいでしょう。
2:ただ、結論を書くのも場所が大事。
文中に「~~~なんでゲルトは白いんだよなぁ。」と紛れ込ませても、読み飛ばされやすい。
「文中から拾って読む」よりも、「見てわかる」ように配置するのが一番わかりやすい。
これらを改善するために、
「結論を抜き出し、文の頭に添える」
もしくは
「結論を抜き出し、文の最後に添える」
ように、考察を書き直してみる。
クローン国の一部では「見出し」と呼ばれる機能が使えます。
使うと、1行目の文が太く大きく表示されるというもの。
この見出しを使って発言を纏めるように意識すると、自然と何を1行目に持ってくるかが意識出来るでしょう。
私は「見出し考察練習」と呼んでいます。
月狼国を運営していた頃なら、国の雑談村で独り言を使って練習していいよ~と言っただろうけど、今は言えないな……。
ま、まぁそういう考え方ということで。
3に関しては「自分で読み返す」ことで研鑽を重ねるしかないんですよね。
もし村参加した時の考察ならば「自分の考えが実際に相手に伝わったかどうか」を思い返してみましょう。
「自分の考えを相手に伝える」というのも難しい行為で、相手によってどういう文章が読みやすいかが違ってくるんですよね。
わかりやすさを求める人には、結論を端的にぶつけるのが良い。
具体性を求める人には、詳細な例をあげたり、要素の一つ一つにアンカーを並べるのが良い。
両方を兼ね揃えられるのが、
結論
(空行)
具体的な詳細
という書き方。
結論は一番下でも良いですが、必ず空行を挟むようにしましょう。
空行を入れることで段落が生まれ、結論の書かれた行を認識しやすくなります。
結論を一番上に書くと「発言内容を細かく見ずとも、パッと見た時に結論が目に飛び込んでくる」ので、内容を読まずとも結論が相手に伝わります。
なんか小難しいこと喋ってるけど、とにかくこの人はこう思っているんだな~というのがなんとなーくで読み取ってもらえる。
結論を一番下に書くと、文章の結びとして結論が機能します。
先に説明を置いて「だから私はこう思います」と終わらせる形ですね。
こちらは先に要素を上げてある分、説得力が増す。
自分の好みや発言スタイル、伝えたい相手によって使い分けるとより効果的です。
過去の考察を使って発言練習をして、次以降の発言に繋げていきましょう。
******
以上、あくまで私が実際に行っていた練習法であり、必ずしも効果をお約束出来るものではありません。
が、どちらもそれなりに有用なのではないかと自負しております。
なんとなーくで村をいくつも消化している方には、是非一度取り組んでみていただきたい。
え? 狼側の練習法はないのかって?
もちろんありますとも。
狼をやる為に一番役に立つ練習法は、村側をプレイしていて上手い狼に騙されることです。
いや、冗談ではなくこれ本当。
自分が実際に騙されることで、相手のテクニックを実感出来ます。
どういう風に自分が騙されたか、自分が一番身にしみて感じられることでしょう。
一番の教科書は村外の文献ではなく、自分が参加した村そのものです。
村で得た経験が一番の糧となる。
しかも、参加する度に参考文献は増えていく。素晴らしい。
参加した村を振り返ることで、今後に生かしていくこともまた良いものです。