人狼プレイ目録

人狼物語~月狼国~に関しての記事や、長期人狼をプレイした中で思ったことを纏めてます。

コラム「狼視点の推理について」

2021-02-13 09:18:38 | コラム

友人が最近色々なことをnoteに書いてまして、その中に面白い記事がありました。

村人の推理と狼の推理

狼を苦手としない人は、どういうことをしているか。
自分が狼の時を思い出して羅列してみましょう。



①最初はまず、フラットに議事録に触れる

初日初動は、狼利とかそういうのはまず二の次。
頭を真っ白にして議事録に触れていきましょう。
あれこれと考えるのはその後です。

ただ仲間がどう取られているか、どう評価されていくかにはアンテナを伸ばしておきましょう。



②各人のイメージを構築する

この人はこういう人。
この人はこんなことを言って、こんなことを考えているんだろうなぁ。
相手の役職ではなく考え方、人となりを固めていきます。



③発言の中からチェックポイントを見つける

チェックポイントとは、いわゆる村人で言うところの「ここ気になる」「これはどうして?」という部分。
狼だからといってそれが持てないわけではありません。

自分が見ている中で、培ったイメージ②との差異。
それを見つけていきましょう。

同じ人の中で差を感じた場合は「どうしてそうなったんだろう」という疑問に繋げる。
「君の考えなら、こうだと思っていた」
AさんのBさん評に対して差を感じた場合は「Bさんはこう思っているんじゃないの?」とチェックをつけておく。
それ以外でも気になる発言があった場合は、チェックをつけていきます。

逆に「ここはいいな」「なるほど」と思った部分も積極的にチェックしていきましょう。
これは加点部分のチェックとなり、違和感を持った部分とは使い方は逆になりますが、こちらもまた有用です。

このチェックポイントが多ければ多いほど、自分が色々と思考しているように発言に盛り込んでいくことができます。
喉が潤沢にある村ならば、その都度対話を持ちかけて相手に確認していくと良いでしょう。



④自分の推理を固める

自分が培ったイメージ②、拾ったチェックポイント③とその確認を元にして、自分の考えを纏めます。
②に近い過程ですが、そこよりもさらに深める。
灰や占い師の中に序列を作り「誰がより信頼に値する人物か」を作り上げる。

そう、いわゆるグレースケールや真贋部分の構築です。
推理出来ない立場だからといって、これが作れないわけではない。
簡単にではありますが、以下にグレースケールの作り方を一つ置いておきましょう。


1、スキル順に並べる

灰を強者順に並べます。
強者とは、いわゆる人狼ゲームに長けた者。
発言力と推理力のある対象。
強い相手はそれだけ、GS上位にいることが多い。


2、チェックポイントを加算し、並び順を入れ替える

プラス評価ができるチェックポイントならば、GS上位に。
マイナス部分のチェックポイントならば、GS下位に。
それぞれ調整していきましょう。


この二つだけでも、おそらく「それっぽく」は見えるのではないでしょうか。
さらに以下も加えていきましょう。


3、村内評価を勘案する

狼から見て発言強者であっても、村からは白く思われないこともあります。
ベースを1ではなく、村内評価を元にすることも可能です。
また、自分が思う以上に相手が村内で評価されていない場合は、それによってGS位置を下げることも検討しましょう。
「自分からはこう見えるんだけど、皆からは違うのか……」
「ひょっとして自分が間違えているのか……?」
こんな疑問を差し挟んだならば、立派な村人偽装になります。

村内評価と剥離しすぎていると「なぜそう思うのか」といった疑問から「知っているのではないか」と勘繰られてしまいやすい。
差を持たせる時は、説得が可能な材料をしっかりと用意しておくこと。
また、対象の位置を引き上げることで自分のアピールに繋げるくらいの気持ちでいましょう。


4、狼としての打算、計画を組み込む

Cさんはこのままなら吊れそうだから、GS下位に置いておこう。
Dさんは狼を白く見てくれているから、GS上位にいて発言力を持ってもらおう。
Eさんは真占を偽視してくれているから、吊りたくない。等々。

狼とて村参加者の一人。
その評価は村の総意に組み込まれます。
発言力を上げたい相手は積極的に上げていき、また発言力を落としたい相手はGS下位にいてもらうことにしましょう。


・対象の発言力を上げる場合
相手が「村人として違和感がない」ことを主張します。
加点部分のチェックがあれば、積極的にそれを開示する。
相手の村内位置が上がったならば、相手の発言はそれだけ浸透しやすくなります。

また、発言力を高めるためには「他の人もそう思っている」と見ている誰かに思わせることが大事。
「こうだと思うんだけど」
この主張だけでは「へー」で終わりやすい。

「こうだと思うんだけど」「わかるー」
ここまで聞こえると「そうなのか」と思われやすくなります。

狼にとって有利な発言が出たならば、積極的に「なるほど」「確かに」「わかるわー」「それいいね」と相づちを入れていきましょう。
それだけで、相手の主張になんとなーく信憑性を持たせることができます。(※1)


・相手の発言力を下げる場合
大雑把にわけると、二通りの方法があります。
「相手が狼だと思わせる」か「相手の推理があてにならない」と思わせるか。
前者の場合は、そのまま相手をGS下位に入れてしまいます。

「相手の発言が不都合だから、疑いを向ける」わけではありません。
「おかしな発言をしているから、狼じゃないかと疑う」のだと思っておきましょう。いえい。
もし相手の口調が強ければ「どうしてそうまで思うの?」「そう言い切れるの?」から、誘導している狼だったら、という不安に繋げる。
それ以外の場合でも「本当にそうなんだろうか」と首を傾げるだけで、相手の発言内容は否定でき、かつ相手を疑ってもおかしくはありません。

やり過ぎると「わざと理解しないようにしているのでは」と言われます。
ご利用は計画的に。

それとは別に「こいつは白だと思うけど、でも推理が当たっているとは限らない」と位置づけることもできます。
あまり良い言い方ではないんですけどね。

たとえば村の中で偽占い師が信用を取っている中、一人だけ「いや、こいつは偽物だ!」と声高に主張をして、偽占を偽視&真占を擁護している灰がいるとしましょう。
相手を狼だと思わせる場合は「こいつ真占の信用を落としたいんだろう」として、相手を狼位置に持っていく。
相手の推理があてにならないとしたい場合は「こいつ狼だと一人で悪目立ちしすぎなんだよなー。多分村人だと思う。まぁ、真贋は全然あてにならないけど」と"ミスリード村人であること"を印象付けてしまいましょう。

これらの小細工を行う場合は、自分の発言力もある程度持っておいた方が便利です。
発言力を保持させるためにも、発言は常に要素ありきで行い、説得力を持たせる。
また仲間には自分をあまり低評価させず、良い位置をキープできるようにしておくといいでしょう。



※1を利用して、自分の発言にも信憑性を持たせることができます。
コツは「誰かに投げかけて同意させる」こと。
投げかける相手の選定が大事です。
自分と全然違う意見を持つ相手に投げかけても「えぇ、そう?」と言われて終わります。

a、自分と近い推理をしている人に投げる。
b、フラットに見ている人に投げる。
c、あるいは、他者の意見に流されやすい人に見える。
d、自信のない人に投げる。

aは当然肯定的な返信が期待できます。
bは相手をこちら側に引き寄せるつもりで、発言に説得力を持たせられると良し。
c、dも同様に、相手を引き込むつもりで行います。

同意がもらえたならば、それだけ「村内で賛同されている」というイメージがつきます。



途中からなぜか誘導の仕方に脱線してしまいました。
ともあれ、ここまででだいたいのグレースケールはできたのではないでしょうか。
序盤はだいたい、これで推理者としての体裁は整うと思います。

終盤になってくると、もっとしっかりとした「狼陣営の推理」が必要になってきます。
単体での狼視ではなく、狼陣営全体を推理する段階ですね。
そちらはまた、気が向いた際にでも。

気が向く予定は、今のところありません。あしからず。


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