人狼プレイ目録

人狼物語~月狼国~に関しての記事や、長期人狼をプレイした中で思ったことを纏めてます。

長期人狼のススメ

2014-10-13 17:25:01 | 入門編
最近は各メディアでも人狼が取り沙汰され、人狼を知る人自体は増えてきたのではないかと思います。
が、メジャーなのはやはりパーティゲームとしての人狼でしょうか。



私は長期人狼専門だったりします。
実は短期もカードも経験はごく浅い。
うちのブログもbotも、長期での経験を元に書いていたりします。

という訳で、せっかくなので長期人狼についてあれこれ語らせてください。





人数や編成にもよりますが、24時間更新の村で、長期人狼は決着がつくまでに一週間から長いと十日ほどかかります。
その間、突然死をしないように毎日発言をして、議論をして……と、そう考えるとハードルが高いと思う人がいるかもしれません。

でも、その分議論は深く、楽しみも大きかったりします。






・議論の時間は、たっぷりと取れる

一日が更新されるまでにリアルタイムで24時間か、村によっては48時間や72時間と、たっぷり議論する時間があります。
その分濃厚な議論を交わすことが出来ます。
考える時間も多い。


・自分の主張をじっくりと纏められる

短い時間に焦って発言をする必要がない分、考えはしっかり練って纏められます。
無論、早いスパンで連投するのも当人の自由。
時間が多く取れる分、その時間をどう使うかの自由度も広がります。


・参加時間の融通が利く

どの時間を議論に割くか。
それも個人の自由になります。

更新時間に立ち会いを要する村もありますが、村によっては立ち会い不要で参加時間に融通の利く村も多い。
もし多忙であまり時間が取れないならば、発言量自体が少ない村を選べば、それだけで読む議事録の量も、纏める発言量も少なくて済む。

自分の環境にあった村を選ぶことで、自分の都合の良い時間に議論時間を割くことで、無理なく参加することが出来ます。


・長い時間を共に過ごすことで、交流時間も多く取れる

村内ではキャラクターとして振る舞いますが、キャラクター同士で親密になることも多い。
また、相手の議論スタンス等もよくわかり、相手のことをよく知ることも出来ます。


・議論は深く、より濃密な論戦を楽しむことが出来る

議論時間が長い分、分析や議論は濃いです。
最近では相手の人物像、性格分析などに踏み込んだ考察も多く見られます。
心理学や論理など、そういった分野に興味がある人も多く見える印象です。


・他者と「わかりあえる実感」「喜び」も強い

議論期間が長い分、信頼関係の構築も濃密なものとなります。
狼を探す過程で、共に信じられる相手が出来ることも多い。

共に手を携えて、狼を探すもよし。
どちらかが死亡してしまったら、残る者が敵討ちをするもよし。
時にはそれが騙されていたりすることもあるのですが……まぁ、それもまたご愛敬。

長い時間をかけるゲームだからこそ、関係性の構築もまた強いものとなります。







逆に、以下は長期人狼を行う上では、気をつけた方がいいこと。



・リアル事情と村設定の兼ね合い

多忙な時期に発言量の多い村に入ってしまっては、議事録そのものが読み切れない可能性もあります。
忙しい時には、無理をせずに。
村の設定を見て、自分に可能な設定の村を選ぶことも大事かと思います。


・健康と睡眠を大事に

食事が喉を通らないとか、睡眠時間を削ったりとか、たまに人狼で健康を損ねてしまう話は聞きます。
せっかく趣味を楽しもうと村参加して、リアルを損ねるのは勿体ない。



この二点は、しっかりと守っていただきたいなと思います。







最後に。
たまに「議論についていけない」という話も聞きます。
慣れている人は慣れている人同士、説明を端折ったりして進めてしまうことも、確かにある。

でも「結局村の中で起こったことについて、話をしているに過ぎない」のです。

議論は、その村の中でのこと。
内容がわからなければ、「どういうこと?」と一言ずばり聞いてくれればいいのです。

疑われたり、何を話しているかわからなかったり。
そんな思いをして、面白くないと感じることもあるかもしれない。

でも、議論の内容がわかったら。
村の人達と狼を一緒に探せたら。
あるいは、仲間の狼と一緒に、村人達を最後まで騙すことが出来たなら。

長い時間を割いて楽しむゲームだけに、その喜びもまたひとしおです。





元々は長期人狼での経験を元に書き始めたブログ/botだったのですが、最近はそれ以外の方も多くフォローしてくださっているようなので、せっかくですし知っていただきたいと紹介がてら記事を書かせていただきました。

私もまだまだ現役で村に参加しておりますので、どこかで同村した際には、どうぞよろしくお願いします。


長期人狼、楽しいよ!!
ガッツリ議論しよう……!!!

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このゲームを初めてプレイしようと考えている方へ

2013-04-02 00:25:59 | 入門編
最近はテレビ放映などで、新しくこのゲームに興味を持った方が増えてきたようです。
カードゲームと違い、ネットで行うゲームの場合は、以下のような注意が必要です。


まず、長期人狼の場合。

【丸一日まったく発言できない日があると、突然死といって強制死亡状態になります】

長期人狼の場合、長い時は一週間以上村が継続することもあります。
その間、ログを読んだり文章を纏める時間はきちんと取れるか。
そういったスケジュール管理も、また人狼には重要になってきます。

村を開催するにあたって、貴方以外にも多数の参加者が時間を割いています。
一人が参加できなくなることで、時間を割いて村に臨んでいる他大勢の人にも影響が出てくる。
参加エントリーをするならば、しっかり時間が割けるよう、やりくりをお願いします。

ログ読みと発言を纏めるにあたって、一日どの程度の時間を割けばいいか、は人によって異なってくると思います。
大丈夫か自信がない方は、一度「進行中の村を外部から眺めて、きっちり読み込めるか」を試してみるといいと思います。


【突然死はダメ、絶対】

国によってはペナルティも科せられます。
また、同村者にも迷惑がかかります。
発言できない日がありそうな場合は、本参加は諦めて、村の外から観戦するか、または見物参加に切り替える(見物人システムが実装されている場合)などにしましょう。


【メタ推理について】

皆、村に入ってからは「それぞれのキャラになりきって、状況にあわせて推理を楽しむ」ことになります。
ただ、それぞれのPCの後ろには、PCの数だけPL(プレイヤー)が存在します。
メタ推理とは、村内の推理を離れ、PL部分やシステム部分からの推理を行うことを主に指します。

そういった推理は村ではなるべく出さないようにしましょう。
憶測を呼ばぬ為にも、以下のような注意が必要になります。


【禁止および非推奨事項】

役職希望は言わない。
システムメッセージをコピー&ペーストはしない。
自分や人のIDを出さない。
参加している村のことを、外部で話さない。

また、独り言や赤ログ発言を投下する際には、念入りにチェックをしてください。
こういった「間違え」も、メタ推理の発生源となり得ます。

次の事項とも絡むことではありますが、
「議論が基本のゲームですが、村内で本気の喧嘩は御法度です」
感情的になりそうな時は、少し自分を落ち着かせましょう。


【議論をする相手は、みんな“同じ村の参加者”です】

対人ゲームです。ネットを通じてではありますが、キャラクターの後ろにはプレイヤーが存在します。
暴言はもちろんのこと、相手を挑発するような物言いも、時には人を不快にさせる可能性があります。

相手が人間であること。それをしっかりと覚えていてください。
自信のない方は、ネットマナーから覚えていただければと思います。



こうして見てみると小難しいように思えるかもしれませんが、実際は

・ちゃんと時間を取る
・役職希望やシステムメッセージ、ID絡みの発言はしない
・独り言や赤ログ発言を投下する時には、白ログに出してしまわないよう注意する
・言葉使いに少し気をつける

これだけで、案外楽しく臨めるものです。
まずは、どれか一つ、参加する予定の国の村を読んでみるといいでしょう。
すぐに飛び込むより、どういった議論が行われているか。
また、どんな雰囲気なのか。
実際に読んで、感じてみるのが一番かと思います。


短期人狼においては、拘束時間は長期とはかなり異なってきます。
(私自身が長期専門PLなので、なかなか説明はできないのですが…)
長期ほど長くはかかりませんが、その分集中して取り組む必要がある印象です。
離席など気軽にできる状態ではありませんので、そちらも所要時間の確認、また時間の確保は必須になるかと思います。




さて、いざ村入りに際して。

基本的な役職についての説明や、村でよく使われる用語については別途こちらを見ていただければと思います。

基本的な役職解説
基本的な用語解説

不明な点があれば、私でよければ捕まえて聞いていただいても構いません。
喜んで解説します。(bot宛に何か言ってくれれば、はい)




いざ村に入ったはいいが、どうしていいかわからない……という場合。
そういう方には、是非ここの1dアドバイスタイムを読んでいただきたい。

過保護村3・1日目のログ(人視点)
ここの>>85まで。

うちのブログにあるような内容は、少し慣れてきてから目を通してみるといいんじゃないかなと思います。
何もわからないうちから目を通すには、少し小難しい。
慣れてきた頃に、目を通していただけると嬉しいな。




という訳で、新規参入の方が増えてきそうという話も聞くし、実際botのフォロワーさんでもこれからやってみようという方が結構いらっしゃるようなので、簡単にではありますが、解説をさせていただいました。
新しく来た方も、一緒に楽しく遊べますように。

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用語解説

2013-04-02 00:22:03 | 入門編
【基本的な略語】

・▼/吊り
処刑の事。その日誰を処刑するかという話し合いにおいて使われる。
希望出しの際は▼を第一希望、▽を第二希望として使うことも多い。

・●/占い
占い師が持つ特殊能力のこと。
一日に一回、選んだ対象が狼か人間かを見極めることができる。
希望出しの際は●を第一希望、○を第二希望として使うことも多い。
また、短期人狼などでは●を黒判定、○を白判定として表記することもある。

・▲/噛み
襲撃の事。狼が持つ特殊能力。
選んだ対象を墓下に送ることができるが、狩人の護衛がついている場合は襲撃を失敗してしまう。

・議題/■/□
方針やその日に占う対象、処刑する対象についてなど、話し合う内容をまとめたもの。また、その回答。
■という記号を使う事が多い。
また、ネタ議題に□を使う事も。

・★
主に質問内容に付ける記号。
その回答には、☆を付ける事が多い。

・赤
赤ログ(人狼同士の会話)の略。
人狼やその陣営を指す事もある。

・青
青ログ。墓下ログの事。

・プロ
プロローグ。1日目が始まる前のログ。

・エピ
エピローグ。勝敗がついた後のログ。

・編成
村の役職配分の事。

・決定/本決定
その日の占い先、処刑先を正式に決める事。またその時間。

・仮決定
本決定の前の段階。仮決定を置かず、本決定のみの事もある。

・GJ
主に、狩人による護衛成功を褒め称える時に使われる。
狩人よくやった!→狩人GJ!など。

・LW
ラストウルフの略。最後の一匹となった狼を指し示す。
決してロンリーウルフやラブリーウルフではない。

・ライン
狼同士の関わり、繋がりを指し示す言葉。

・ローラー/ロラ
複数いる候補を、全て処刑してしまうこと。
霊ロラ→霊能者候補を全て処刑することを意味する。

・決め打ち
複数いる能力者候補から一人を真能力者と仮定し、推理・進行を進めること。




【能力判定に関する略語】

・白
占われて(または吊られて)能力者から人間であるという判定を貰った者。
片白→複数居る占い師の内、一人(ないし二人)から白判定を貰った者。
確白→複数居る占い師全てから白判定を貰った者。

・黒
占われて(または吊られて)能力者から人狼であるという判定を貰った者。
片黒→複数居る占い師の内、一人(ないし二人)から黒判定を貰った者。
確黒→複数居る占い師全てから黒判定を貰った者。

・斑(パンダ)
占われて、複数居る占い師から白と黒の結果を貰った者。

・灰
占われておらず、また能力者COもしていない、人狼か人間か不明な者。

・片占い
複数居る占い師のうち、ある占い師からは占われ、残る占い師からは占われていない状態。




【能力者宣言に関する略語】

・CO
「カミングアウト」の略。
自分が役職者であると名乗り出る事。

例)「占CO」→自分は占い師であるという意味。


・FO
「フルオープン」の略。
役職者に表に出て貰う事。
殆どの場合、FOは占い師と霊能者が対象である。
(FOの場合でも、狩人は潜伏という場合が多いので、注意)

例)「初日FO希望」→1dに占い師と霊能者に名乗り出て貰う事。


・回避CO
占いか処刑に役職者が上がった場合、自分が役職者であるという事を開示して、占い吊りを回避する事。


・潜伏
役職者を表に出さず、灰の中に潜ませる戦術。

・ギドラ
能力者COではあるが、一つの能力に特定せず、複数の能力を名乗ること。
例1→共霊ギドラCO=CO者は共有者か霊能者であるという宣言
例2→共狩ギドラCO=CO者は共有者か狩人であるという宣言




ここに紹介した用語は、ごく一部です。
「この言葉も載せようぜ」などありましたら、bot宛にでもこっそりリプ飛ばしてください。

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役職解説

2013-04-01 23:56:17 | 入門編
【村陣営】
勝利条件は、人狼の全滅。
人狼≧人間になれば、敗北となる。
また、第三陣営が加わる場合は、それによっても勝敗条件が異なる。


・村人
村陣営の軸となる存在。
特殊な能力は持たないが、その発言、その推理が勝敗を決する事になると言っても過言ではない。


・占い師
「占い」の能力が使える。
それにより、選んだ対象が人間か人狼かがわかる。(選べるのは一日一人、結果は翌日得られる)
狂人を占った場合は村人同様に人間判定となるので注意。

村の主力となる役職。それ故に、騙り(偽者)が出る可能性も極めて高い。
騙りが居る場合、信用勝負が大事になる。


・霊能者
処刑した人物が人間か人狼かがわかる。(結果は処刑の翌日に表示される)
狂人を処刑した場合は占い結果同様、こちらも人間判定となる。
また、突然死した対象に関しても処刑者同様に結果が表示される。

占い師とは違い、騙りが出る場合と、騙りが出ずに確定する場合とどちらも有る。
確定した場合は村のまとめ役を担う事になり、騙りが出た場合は結構な確率で吊られてしまう、悲しい役職でもある。
がんばれ霊能者…!


・狩人(守護者)
一人を指定し、人狼の襲撃から護る事が出来る。ただし、自分自身を護衛の対象にする事は出来ない。
護衛が成功した場合、翌日は襲撃による犠牲者が発生しない。(国によって護衛の正否がわかる処とわからない処がある)

村の盾となる役職。自分自身を守る力は無い為に、狩人である事がバレると襲撃される可能性が高い。
よって、村の中に目立たず潜伏する事が求められる。


・共有者(結社員)
一部の編成で加わる役職。
相方が居て、互いに役職を証明する事で、立場を確定させる事が出来る。

狼のように意思疎通は出来ない。あくまで、他の共有者の名前がわかるだけである。




【狼陣営】
勝利条件は、村の人数を人狼≧人間にする事。
第三陣営が加わる場合は、それによっても勝敗条件が異なる。


・人狼
2日目以降、一人を指定して襲撃する事が出来る。
一部の特殊役職を除き、人狼は人狼を襲撃する事は出来ない。
対象が狩人から護衛されていた場合、襲撃は無効となる。

人狼同士での意思疎通が可能。
占われた場合は占い師に、処刑された場合は霊能者に、人狼であるという事が開示される。


・狂人
人間でありながら、狼に荷担する者。
占い判定、霊判定共に人間扱いとなる。また、人狼の襲撃対象にも含まれる。
また、誰が狼かはわからない。狼からも、誰が狂人であるかは不明。


・囁き狂人(C国狂人)
一部の編成で加わる役職。
狂人ではあるが、人狼と意思疎通が可能。
国によって、人間として扱われる場合、人間・人狼どちらにもカウントされない場合があるので、その都度確認を。

通常の狂人と同じく、狼の襲撃対象には含まれる。





ここで紹介した役職は、通常の編成に出てきやすい「基本的な役職」になります。
それ以外の役職も多々存在しますので、そういった村に入る前には、一度その国のルール、役職解説に目を通してみるようにしましょう。

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