人狼プレイ目録

人狼物語~月狼国~に関しての記事や、長期人狼をプレイした中で思ったことを纏めてます。

COについて

2013-10-07 17:28:05 | 戦術論
今回は基本的な部分ということで、占霊のCO方針について。
最近は初日にFOが多いですが、それ以外にも色々あるんですよね。

以下、ざっと纏めてみます。
(あくまで私の考えなのです、と前置きは常にしておく……!)

共有者絡みの動きについてはこちらに別途纏めてあります。




■1、基本的なCO形態


●FO

G国で無記名となって、今一番の主流なのではないでしょうか。
FOしかしたことない、という人も増えているのではないかなぁ、と。
FOといっても、だいたいは占霊のみであります。
狩人はまぁ、早々に出てくることは稀だろうなぁ、と……。(ちょっと目を逸らした)

・メリット
陣形が見えるので、早い段階から推理がしやすい
役職精査の時間がしっかりと取れる
初日からCO陣形を見て進行を考えられる
狼に(狩人以外の)回避枠を与えない

・デメリット
役職が表に並ぶ為に、狩人にとっては護衛対象で悩むこととなる
早期役職襲撃の可能性がある



●占先行

占い師を初日にCOさせ、霊能者を潜伏させる方法。
占い師を表に出して真贋精査&狩人の護衛をつかせ、霊能者は灰において紛らわせるという感じですね。

占い師を先に回して、3COになったら霊潜伏という人が多い印象。
これは初日占3の場合、3-2よりも3-1の可能性が高く、3-1は真占襲撃に適した陣形とも言える為に確霊に護衛を取られて占い師が襲撃されないように、という意見ですねぇ。

稀に3COになった時こそ出すべきだ!という主張もあります。
こちらは、3dに5COとなるのを回避したいという意見。
占い師の3COを見た時に、どちらを警戒するかで主張が変わる部分でもあります。

ここら辺知っておくと、より相手の希望理由がわかるかなぁ、と。


ちなみに「3d5COを回避したい」という意見についても解説を入れておこうか……。
潜伏策を取っているということは、狼に回避枠を与えることにも繋がります。
つまりは、この方法だと狼は初回吊りに当たりそうになった場合、霊COするという手が取れる訳ですね。
その場合に起こるのが、この「3d5CO」という状況。

狼は回避すればいいのだから、初回吊りにはだいたい素村がかかりやすい。
つまり、初手吊りは白の可能性が高くなる。
通常のダミー込16人編成だと、16-15>13>11>9>7>5>3>EPで▼7手となります。
初手灰から白吊りで、残りは6手。

その状況で、3dに占い師3名、霊能者2名が並ぶ。
そこから役職者を全員ロラしようと思った場合、それだけで5手が必要になってくる訳です。

そんな感じで、進行面でタイトになりやすく、敬遠されるのがこの「3d5CO」という状況な訳ですね。


ちょっと、話が横道に逸れました。
以下、再び占い先行について。


・メリット
霊を潜伏させることで、占い師に護衛をつかせやすい
霊は灰においてカモフラージュさせることができる
狩人の負担軽減
占い師の真贋は早期から精査可能

・デメリット
霊能者が灰から襲撃される可能性がある
狼に霊回避という手段を与える
回避枠がある為に、初手に狼を吊る可能性が落ちる


これをやる場合、注意点として
「灰は非霊発言をしないこと(霊透け防止)」
というのが大きくなってきます。

霊能者本人が透けないようにどれだけ頑張っても、まわりが皆「こいつ霊能者じゃねーよwww」みたいな発言をしてしまっては、透けやすくなってしまう訳ですね。
潜伏策が出た場合、そういった部分は気をつけましょう。

また、霊潜伏の場合は、占いをどうするかという問題も出てきます。
確実に霊以外に占い判定を残したいなら、統一占いにして霊能者には回避をさせる。
ただし、これの場合はやはり狼の回避となる可能性も出てきます。
霊の出方によっても、また情報とはなるのですが。

回避なしにして確白判定が出た先が確霊だった、とかだととても勿体ないですね!
ただ、偽黒出た先が確霊だったりすると偽占破綻の可能性はありますし、そうでなくともラインが見えたりする可能性もあるにはあるのですが。

オススメは潜伏策を取る場合は統一にして占い回避あり、かな。
まぁ、好みによる部分でもあります。



●霊先行

霊能者を先にCOさせて、占い師を灰に隠す方法。
霊のCO数に関わらず占い師を潜伏させるやり方もあれば、霊のCO数を見て占い師の方針を考えるというやり方もあります。

実は、私は後者は結構好きだったり。
という訳で、そっちについて説明しようかな。

まずは霊能者を先にCOまわす。

霊能者が複数出るようなら、早期から霊ロラを視野に入れて占い師も表に出す。
霊が複数いる場合、護衛が霊につく可能性は低い。
故に占い師に護衛をつけ、早期霊ロラ視野で進行を考えていく。

霊能者が確定した場合、狩人の護衛は霊能者に鉄板となる。
占い師は灰において、素村に護らせて「占霊両生存の可能性が高い状態で」3dを迎えるという感じ。
まぁ、灰から一本抜きとかされる可能性もあるにはあるのですが……!

護衛幅の観点からすると、霊先行は案外やりやすいものです。


・メリット
CO数を見て、方針を切り替えられる
霊複数の場合、早期からロラ視野可能
護衛幅が狭まり、役職生存の可能性が高まる(かもしれない!)
狩人の負担軽減

・デメリット
占い師が灰から襲撃される可能性がある
狼に回避枠を与える
(ただまぁ、占い師は確定する可能性は元々低くもあり、対抗出ることは当然のような気も)
回避枠がある為に、初手に狼を吊る可能性が落ちる


注意点はもちろん、灰から占い師を抜かれないよう、灰が非占発言をしないこと。
霊潜伏での注意点と近しい部分でもあります。
占い師は最重要役職でもありますので、十分に注意を払いましょう。

また、COした占い師が襲撃された場合、潜伏段階での発言しか無い為に、それが真か狂人かの精査が難しくもなります。
C編成などでは、C狂にCOさせてわざと襲撃をするという手法もあるにはあります。
そういった可能性を踏まえ、精査しましょう。


初回の占いに関しては「自由に占わせる」場合と「統一する場合」がありますが。
統一の場合には占い師に回避させる場合と、回避させずに第二候補まで決定を出して、第一候補が占い師の場合には第二候補を占うというものがあります。

前者のメリットは、確実に灰に占いを当てること。
デメリットは、潜伏出来ないこと。

後者のメリットは、潜伏続行できること。
デメリットは、対抗がいる場合にはその人は占い師候補を占うことになる。つまりは、COが複数あった場合、対抗占いが発生するというもの。

何を優先させたいか。占いをどう使いたいか。
それによって、方針を考えるといいかなと思います。



●両潜伏

最近あまり見かけませんねぇ。
初日段階で、見渡す限りの灰!!という状況になります。
場合によっては回避祭りが発生することも。

実は、結構楽しかったりw


・メリット
役職者が表に出ていない為、役職狙いの襲撃が難しい(要精査となる)

・デメリット
役職精査や陣形面からの推理は早期から見込めない
回避枠を与える、また回避発生で決定周りがドタバタとする可能性あり
灰から役職が襲撃される可能性
回避枠がある為に、初手に狼を吊る可能性が落ちる


注意点は相変わらず、透けないように振る舞うこと。
ただ、両潜伏すると役職が全COした後の視界の晴れっぷりは半端ないです。
一度はやってみると、本当楽しい。
薦められるかというと、また別ですが……w

進行や占いに関しては、前述部分を参考に出来るので割愛。
色々難しくはあります。




■2、COの方法について


●通常のCO

初日にCOする場合、大半がこれになります。
特に説明はいらないかな?(端折ってみたり…)


●投票CO

記名投票時に、投票セット先によってCOの意思表示をするもの。
稀に無記名投票でも行われるようですが、そちらは私自身があまり詳しくないので、割愛させてください。(無記名で投票自体あまりしない…)

投票という行為自体がシステム面に関わる部分であり、それを進行に使うことを嫌がる方もいます。
ので、使用に際しては予め反対者がいるか否かの確認はしておいた方がいいかもしれませんね。

投票COをする場合、セットは全員確実に行うように。
投票CO時にセットミスして襲撃された人とかも見たことがありますので……はい。本当、紛らわしいです。


●遺言CO

日替わり直前に、遺言としてCOするもの。
襲撃されないよう、時間ギリギリに行うことが殆どです。

サーバーが混雑している場合、遅れてしまうと日替わりをまたぐことにもなり、襲撃されていた場合はCOが表に残りません。
故に、発言には細心の注意を払う必要があります。
(早ければ襲撃セットされる可能性があり、遅ければ更新に間に合わない可能性がある)

難読な文章を残したりという手もあるようですが、これも国によっては暗号禁止となっていたり、人によっては嫌がる方もあります。
これは国のルールや参加者の総意をしっかりと確認するようにしましょう。

ちなみに、クイズ形式みたいな感じで全員で遺言COをして、襲撃された人のCOがなかなか判別出来なくて、皆で夜明けに頭を悩ませたことなどもあります。
それはそれで楽しかった……w


●×day第一声CO

多いのは3d第一声CO、とかでしょうか。
投票も遺言も使わない場合、これを行うことも。

ただ、初回襲撃されてしまうと、CO情報が残らない。
襲撃死した者が役職だった可能性は考えなければいけない。


●黒出しCO

黒判定が出るのを待って、COするというもの。
今はあまり見られませんが、昔は結構あったんですよね。
当然、黒判定が出る迄に襲撃されてしまえば、CO出来ません。

COがない=黒を引いていない、または生存していない、という感じです。


●回避CO

吊りや占いに当たりそうになった場合に、名乗り出てもらう方法。
確定しない場合、回避したのが真役職か人外かの精査は必要となります。


●対抗CO

能力者候補が出た場合、いや自分が本物だと名乗り出る感じ。
その場で名乗り出ることもあれば、対抗COの方法に関して指定がされる場合も。




複合で使われる場合とか、結構あります。
たとえば「霊能者は基本は初回投票でCO。占い吊り回避COはあり。対抗がいる場合、投票COで」などなど。




■3、各種注意点

潜伏策を取る場合は、村人は皆「非役職透け」に気をつけないといけません。
非狩っぽい人が多いと、狩人が透けやすくなるのと同じことですね。
一人くらいうっかり非COしてしまった場合は、その人に能力処理をあてるという選択肢もあったりはします。

また、役職(占霊)っぽく振る舞って被襲撃を狙うという方法もありますが、それで襲撃されずに役職者ではなかったとわかった場合、「ブラフ張って襲撃誘ってたってことは、こいつ狩人違うな…」と判断される場合もあったりします。
なんとも、難しいですね。

素村の皆さんは非能力者発言だけしないように心がけつつ、自然にしているのが一番……かな?


潜伏策を取る場合、回避絡みで決定周りが慌ただしくなることもあります。
時間には十分に気をつけましょう。


潜伏中は能力者候補も透けないように喋ります。
故に、「能力者としての真贋」が精査出来るのは、CO後になる。
それまでは、灰として村にいての振る舞いを見ることにもなります。

役職精査観点では通常と異なってきますので、ここもまた注意が必要。
回避があったり、灰にいる間の振る舞いなどでも、情報が取れたりもするのですけどね。


CO情報が表に出る前に、役職者候補が襲撃されてしまった場合。
対象者が真か狂人かの精査は、それまでの発言や残った能力者の発言を見て頑張ることにも。
色んな可能性を考えつつ、精査していきましょう。




ちなみにここまで村視点で話してきましたが、狼視点でも回避枠があったり、村の状況を見て策を仕掛けやすくなったり(これは狼次第だけれども)実は利点があったりなかったりもします。

戦術面は一長一短。
そこに囚われることなく、柔軟に考えてみましょう。
戦術に囚われるより、大事なのは目の前の村でそれをどう用いるか、どう役立てるかということ。
方法論のみに固執してしまうのでは、本末転倒かなーと個人的には思います。

ただ、誰かの主張を理解することは、プラスになると思います。
故に、各種方法について解説を入れさせてもらいました。

その策にはそんな部分があるのかーと、少しでも伝わればいいなぁ。

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