人狼プレイ目録

人狼物語~月狼国~に関しての記事や、長期人狼をプレイした中で思ったことを纏めてます。

自己流・考察その3 ~終盤の誤認について~

2013-01-05 01:22:30 | 考察論
終盤になって、推理・考察に歪みが出てくるケースが見られる。
その要因について、少し考えてみた。



A)狼が白い、人間っぽい
B)村人が黒い、狼っぽい

C)自分を疑う相手が「自分を吊ろうとしている狼」に見えてしまう
D)自分を庇う相手を疑えなくなる

E)前提条件で見誤っている
(決め打ちを間違っている、狼が片白になっている等々)

F)場の意見、周囲の評価に流されてしまう

G)その他




◆case:A 「狼が白い、人間っぽい」

これは、純粋に狼が上手い。
この場合、多角的に推理して追いつめるしかない。
大事なのは「村人全員への白視を一度解除し、白ロックせずフラットに見直すこと」

白要素、人要素として取った部分が、本当に狼ならば出来ない部分なのか。
また、単体だけではなく襲撃などの状況やラインからの判断はどうなのか。
自分の考察だけでなく、既に墓下に入った相手も含め「他の人はどう見ているか/見ていたか」
そういった部分に改めて目を通してみるのもいいと思う。

白ロックがかかって「どうせ人間だから」と思っていれば、目についた黒要素もそのまま見過ごしてしまいがち。
そういった部分を見逃してしまわぬよう、細かい要素でもメモ取り推奨。



◆case:B 「村人が黒い、狼っぽい」

Aと逆で、村人が狼に見える場合。
信用の高い偽占からの黒だったり、単体で黒要素があったり。
これもA同様、フラットに見直す事が大事。

また、「どうしてその相手が狼に見えるのか」黒視をするならば、それを考察に纏める事もあるとは思う。
その中で、「それは本当に黒い要素なのか」「村人前提で考えた時、有り得ないことなのか」
そういった部分も考えてみる。

白と思える部分、人間でも有り得るという部分を見つけたなら、それを村に投げかけて、他者からはどう見えるか検証を求めるのも大事。

まぁ、ぶっちゃけてしまえば、そんな黒ロックかかるような先は、手順に余裕がある時に色を見てしまうのが一番楽ではあるのですが。
そうも行かない場合もあって、難しい。


元々は黒くなかった村人が疲労によって落ちてしまう場合、また「推理が外れている」という点において黒く見られてしまう場合もある。

前者に関しては、これは長期戦となればある種仕方のない部分でもある。
相手の色を見る場合、直近の印象も大事だが、「積み重ね」も大事。
私が今まで見た発言で印象深かったのが、ぐた国154「紫陽花の咲く村」でのショー>>2:191の発言。(一部抜粋)

「一端白飽和すると狼を探すのに、一度自分が確かだと思ってとった白を切り崩さないといけない。人間、過去より直近の白さの方が勝るから、そこで「間違い」が起きる可能性があるね。」

これは白要素の場合だけれども、白黒どちらも直近の印象が勝るというのはあると思う。
近い部分のみで判断をせず、遡って検討をするのも大事。

後者においては、それが狼の誘導によるものなのか、村人による推理の結果なのかを見極める必要がある。



→AとB共通での話ですが。

人と思って見れば人に見え、狼と思って見れば狼に見える。
見る目が濁ってしまえば、見たいように映るというのはありがちな事。
「こう」と思って議事録を見れば、そうとしか見えなくなる。
ここで大事なのは、一度思考をリセットする事。

なかなか難しいとは思うけれども、思考のロック解除はやはり大事。



◆case:C 「自分を疑う相手が「自分を吊ろうとしている狼」に見えてしまう」

CとDにも共通点があり、これは「自己の保身が関わってくる」という部分。
特に最終日は村人にとって「自分が吊られないこと」を前提にしながら、狼を探さなければいけない。
自分への吊り票に対しては、どうしても過敏に反応しがち。

覚えておきたい事は
「自分を疑っているからといって、相手が狼とは限らない」
ということ。

村人とて、推理を間違えもする。
大事なのは、相手が本気で疑っているのか、それとも自分をSGにしているのかという見極め。
相手の疑い根拠が納得の行くものであるかどうか。
また、真剣に疑ってかかってくるかどうか。
しっかりと判断をする事。



◆case:D 「自分を庇う相手を疑えなくなる」

これは見極めが難しい部分。
自分にとっては、頼れる存在ともなり。また、相手を疑いづらくなる。
一般的には懐柔に近い状況に見えるだろうか。
当人にとって、相手が死角に入ってしまう。

まず、相手が自分をどう評価しているか。
相手からの自分自身への判断は、的確になされているか。
人視・白視されているならば、その思考過程はちゃんと見られるか。
相手からの視線、警戒はちゃんと受けていたか。

相手が自分を疑っていない状態として。
相手が自分の意見を丸呑みした状態になっていないかどうか。
きちんとこちらの考えを精査してくれているかどうか。

自分で見れていない、相手の事が意識から外れていると思ったら、他者に評価を投げるのも一つの手段。



◆case:E 「前提条件で見誤っている」

これに関しては、前提を慎重に見極めるべきかと。
一度占決め打ちに入ったとしても、残る灰狼候補が皆白ければ、一度片白を切り崩すのも有り。
多角的な判断をすることに、損はない。



◆case:F 「場の意見、周囲の評価に流されてしまう」

「周りがそう言ってるから、そうなのだろう」
と考え、自分で精査の手を緩めてしまったり。

「自分が何か言ったところで、流れは変わらないだろう」
「自分の考えが間違っている、皆が正しいのかもしれない」
「下手に流れに逆らえば、自分が疑われるかもしれない」
と考え、主張を飲み込んでしまったり。

意見というのは複数出し合って、より大勢で精査する方が精度が上がる。
人と違う主張を出す事を恐れない。
自分が思う事は、しっかりと主張する。
そういった姿勢も大事。





まぁ、他にも終盤疲弊して要素取りが甘くなったり。
思考回路が混線してしまったりとか、色々考えられはするのだけど。

大事なのは、一度冷静に見直すこと。
ただ突き進むのではなく、別の可能性を考えること。
検討する事が出来るようになれば、それだけでも大分違うんじゃないかな、とは思います。





もっとも、狼がわかったとしても、それを説得出来なければ意味がない。
狼と、自分と。
他者がどちらの話を受け入れるかは、より白く思う相手の意見の方が浸透しやすいものでもあり。
自分が見つけた狼に、如何に吊り縄をかけるか。

ここは、今後の課題だなぁ……。

……まぁ、狼探しも日々課題だらけなんですけどね!w