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長田百合子と谷川栄子の健康ブログ

カラダとココロを守る健康術満載! 主婦も必見!

お年寄りの世界も…(長田ゆり子)

2013-03-31 08:11:07 | ライフスタイル
今日は午後から、二つの高齢者施設を慰問しました。
どちらとも小さな規模のディサービスでした。

最近、バイオリンを演奏しながら沢山の高齢者の人たちにお会いし
つくづく趣味をもっていて良かった・・
手が動く限りバイオリンとは真剣に取り組もうと強く思い始めています。

昔のお年寄りは
働き者でしたね。

近くにあった駄菓子屋さんに
店番をしながら、
よく居眠りをしているおばあさまがいらっしゃいましたが

不思議なことにお客が入って行くとちゃんと起きて
おつりも全く間違えない・・しっかりしていると評判でした。

ところが、ある日を境に
急に見かけなくなったと思ったら
あっけなく亡くなっちゃったというのです・・・。

昔のお年寄りは、今の時代と比べたら寝込む人が断然少なかったです。
町医者は本当に暇でしたし・・・

痛みとか辛いことをあんまり口にしませんでしたから
限界まで我慢して黙々と働いていたのかも知れません。

「自分の利しか考えないような人たちが急増している中、
それに歯止めをかけられるのは
貧しい生活の中でも不満の一言も言わず
感謝、辛抱、我慢をして生きて来られた
おじい様やおばあ様たちなんですよ。
だから、元気で長生きして下さいね」
そう言うと、
「そうだ!」じゃなくて
嬉し泣きされるご老人がいらっしゃるのは残念です。
日本人は
本当にひ弱になりました。
高齢者の世界でさえ、
それを嫌というほど感じています。

「美しい」という形容詞(長田ゆり子)

2013-03-27 07:09:43 | ライフスタイル
若い人は美しいですね。
肌もつやつやしているし、
頭のてっぺんから足のつま先に至るまで「新しい美しさ」で溢れています。

私は、三月三十日で五十九歳になります。
ずいぶん古くなりましたが、「美」を捨てた訳ではありません。

美しいという、「い」で終わる形容詞に何の基準もありません。
顏であったり、スタイルであったり、心であったり、
女性として、母としてなどの立場であったり
美しさには様々な形があるのです。

私は若い頃
「年を取ったらこんな綺麗な人でありたい」と感動するような
美しい年配者に何度か会いました。
女性だけではありません。
男性の方にも、美しい方はいくらでもいらっしゃいます。

これまでどんな生き方をきたのか
「品格」という美で自らを飾って勝負するのが年配者です。

一週間ほど前、いつものように高齢者施設にバイオリンをもって慰問に伺いました。  
会場には沢山の高齢者の方が待っていて下さいましたが
なんと後列の女性が
「バイオリンなんてキーキーいって私は嫌いだ」
「こんなもん来られたってエライ迷惑だ」など
大きな声で何度も文句を言われました。

演奏が終わった後、仲間の一人が哀れんで声を掛けていましたので
「おばあ様は元気ですね」と背後から肩に手をかけますと 
「私はハッキリ言う性格だからね」と、聞いてもいないのに自己紹介です。

ところで、その振り返った顔の恐ろしかったこと・・恐ろしかったこと。
みなさん、年を取っても「美」を保って生きられるよう
若いうちから日々心に磨きをかけて努力しましょうね。

支えられている幸福感(長田ゆり子)

2013-03-26 02:49:29 | ライフスタイル
我が家は朝風呂派。
いつも旦那さんが入って
その後で私が入るって順番。

ところが今朝「おーーい、上がったぞ」と勧められたので
いそいそと服を脱いで浴室に入ると
な・な・なんと、湯が何にもないではありませんか。
旦那さんが、うっかり抜いてしまったのです。

「なんにも湯がない!」と絶叫する私に
「ごめん・・ごめん」と大笑いの旦那さん。

もう老化?・・こんなこと初めてじゃないの。
でも何だか怒れないのは、ずいぶん長いこと一緒に暮らして来たせい。
そういえば、二十歳で結婚して今年でもう四十年も経った・・
いっぱい喧嘩したけど、けっこう仲良くやってこられたんだなーー。

息子も二人とも巣立ったし、元気にやっている。
みんなに支えられて今がある。
一人でなんか、絶対に生きてこられなかった。

身体は冷え切って寒いのに
なんだかとっても豊かで温かい気持ちになれた。


心を入れると魅力倍増(長田百合子)

2013-03-14 07:52:29 | ライフスタイル
女性に生まれると「母性」、
すなわち「何かを育てたい」という心が備わっています。
家事は女性ならではのお仕事。
よく優しい女性から、こんなことを聞きませんか?

「お洗濯を干すのが大好き!」とか
「家族の喜ぶ顔を思いながら、食事の用意をするのが幸せなの」とか・・
こんな優しいことが言えるなんて、なんとも素敵な女性ですね。

料理でも
喜んでもらおうと思いながら作るのと
面倒くさいと思いながら作るのでは
見かけも味も、ぜんぜん違います。

写真は、私が作ったデコポンとイチゴの盛り合わせ。
主人の顏が、ぱっと明るくなったのは言うまでもありません。

何ごとも、心を入れてお仕事しましょ。


暦に思う

2013-01-29 17:46:58 | ライフスタイル
1月も間もなく終わりに近づき、立春ももうすぐですね。
さて、私達の使っている新暦(西暦)では1月1日がお正月ですが、
旧暦(農暦)では2013年の春節は2月10日です。
ご存じのように中華圏(中国・台湾・香港・シンガポール等)では
旧暦のお正月である「春節」が正式なお正月、新年の始まりです。

中国に住んでいた頃は、新聞もTVのニュースでも、
必ず毎日この新暦と旧暦の両方で今日の日付を示していました。
つまり、両方の暦が今も生活の中に息づいているのです。
実際、季節の移り変わりは、二十四節気にしても
旧暦の方がより実感できます。
その意味では本来の生活に密着していると言えるかもしれません。

ところで、上の写真は何だかわかりますか?
『上下二百年 日暦表 1901年-2100年』
というタイトル通り、2000年を中心に前後百年、
計200年間の暦です。
これは以前、街の露天の本屋さんで20元(約300円)で買ったものですが、
こうしたものが普通に売られているのです。

そう考えると、100年、200年のスパンでものを見たり考えたりするって
果たして私達日本人は、やっているだろうか…?
1年2年、せいぜい10年20年くらいでしかものを考えていないのでは
ないかって思うのですが…。

地球温暖化にしても原発にしても、
いえいえ身近な子育てや健康にしても、
目先のことだけでなく、もっとずっと先を見越して
今、手を打たなくてはならないこと、
努力しなければならないことが沢山あるように思います。