植物生態学者の見た「自然と山の幸」

刻々と自然は移り変わり,人工の景観が,自然の植生を破壊する。さあ!大変。せめて食べられる野生植物のすべてを次世代へ残そう

エビラフジも湿っぽい土地を好むけれど,このエゾミソハギは,もっと湿度の高い湿地に見られる

2007-06-26 15:12:09 | ワイルド・フードなどの料理,その他利用法
日本のミソハギ科には,ミソハギと,エゾミソハギの2種があり,些細な違いで区別されている。どちらも花は夏のはじめから,8月に咲く。
ミソハギは,花のようすが,萩に似ていることと,旧暦のお盆に昔の人が,けがれを祓(はら)う「禊(みそぎ)」に,この花を供えたことから,みそぎ・はぎ,とよばれ,ついには゜ミソハギと短絡的によばれるようになった。
小さい花を摘み集めて,スパゲティ・サラダ,焼きそばなどに散らし入れて味わったり,熱湯をくぐらせて,辛子ドレッシング,二杯酢,三杯酢などで味わう。軟らかい葉は天ぷらにできる。