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植物生態学者の見た「自然と山の幸」

刻々と自然は移り変わり,人工の景観が,自然の植生を破壊する。さあ!大変。せめて食べられる野生植物のすべてを次世代へ残そう

食べられる野生植物大事典「新装版」登場

2007-07-22 13:56:28 | Weblog
2007年8月5日「新装版」(¥3400-プラス税)が発行されます。

たぶん7月下旬には,書店に並んでいるでしょう。

「食べられる野生植物大事典・新装版」を(百点満点で)自己評価
すると,50点くらいの出来ばえにすぎませんが,内容が正確,日本
全土のものをリストアップして,Botanist の立場で,性状,生態,
分布地,各種の食用事情を記載。

巻頭の「日本の植物分布」,「植物学用語の解説」,
巻末の「採取・料理・利用編」にも,他の文献では得られない知識,
情報がいっぱい。

B5版・496ページ,カラー写真図版744点,解説イラスト膨大な本
としてはじつに低価格。確信して自薦します。

2003年7月,¥15,000-で発行された時点と同時,または,
それ以降に執筆したものに,つぎの3書があり,信濃毎日新聞
からの2冊は,中部日本の方々に,さまざまの話題を提供でき
ました。

採って食べる山菜・木の実  (信濃毎日新聞社 ¥2200-)
花と山の幸・信州自然探求術(信濃毎日新聞社 ¥2400-)
野生植物食用図鑑・南九州-琉球の草木(南方新社¥3600-)

つぎには,日本の wild Food の完璧な書を出版したい,そのために,準備もしていますが,個々の種の数は,琉球のみに自生する「種」が非常に多く,それらをすべて記載すると,膨大なページ数に
ならざるを得ません。

出版に伴う経営上のリスクを避けるため,琉球の「種」を,全体から
切り離し,あらかじめ先行出版したのが,
「野生植物食用図鑑・南九州-琉球の草木」です。
そういう訳で,A5,240ページのこの内容は,90%自己満足てきる最高の出来ばえと言えます。

大事典新装版と共に,上記3冊も皆さまの蔵書に加えられますように。

7月3日,脱皮のようすを撮影した蝉は,エゾゼミらしいと教わった

2007-07-07 19:58:54 | Weblog
長野自動車道の豊科IC.から西の方角に「長野県営烏川渓谷緑地」があり,
昆虫などの生態にも詳しい「インストラクター・小椋緑(おぐらみどり)さん」
がいらっしゃる。
小椋さんに,このブログを見てもらつて,たぶんエゾゼミでしょうね,とご判断を
いただいた。

この緑地のインストラクターには,地域の植物に精通し,「樹木医」でもある
根萩達也(ねはぎたつや)さんもいらっしやる。
とても懇意にしていただいて,ご両所は,じつにすばらしい方々だ,と申し上げたい。

近くには「アルプスあづみの公園」もあり観光にも快適。
夏休みの余暇には,烏川渓谷緑地で,いろいろ学ばれたらいい,とお薦めします。

県営烏川渓谷緑地環境管理事務所は,TEL:0263-73-0203です。

gooID「Wildwactcher」で話題にした項目一覧

2007-07-04 20:18:58 | Weblog
1月27日.冬でも山菜が採れる
2月11日,与那国の花
  15日.世界最大の蛾・ヨナグニサン
      春一番の山菜・フキノトウ
  16日.ヤドリギでつくるリキュール
  18日.窓際の早春
      原種系チューリップ
      チューリップの球根は食べられるが,スノードロップの球根は
      食べられない
  19日. 久米島の民家で見たアセロラ
      オオバヤドリギの果実
  20日.鱗茎(球根)が甘くて食べられるのでアマナとよばれる
      日本のヒロハアマナと,アマナの2種は野生チューリップの仲間だ
      花咲くアマナ
      3月下旬に花咲くヒロハノアマナ
  21日.オオシマザクラは葉も花も食べられる「食用桜」。
      暖冬で満開している「河津桜」の花も食べてみた
  22日.大島桜には純白の花と,淡紅色を帯びる花がある。野菜サラダ,
      パスタ・サラダなどに飾り,美しく味わいたい
  23日.ヒカンザクラの花1輪
      バラ科のサクラ類と,ツツジ科のエゾムサキツツジなどには,時期
      はずれに花が咲くことが多い
  24日.ウワミズザラの花穂
  25日.ナワシログミ果実
      常緑葉の低木・ナワシログミの花
  27日.キバナダンドクの雑炊がおいしい
3月 1日.キバナダンドク絶賛
      キバナダンドクの草姿4態をホームページに大きく掲載しました
   2日.キバナダンドクの根茎
      (ダンドク科,または,カンナ科に属し,カンナの根茎にそっくり)
   3日.八重山諸島では,こんなキイチゴが3月中旬から見られる
      3月4日からアクセスは,
      http://blog.goo.ne.jp/wildwatcher2007 へ

「山菜びっくり情報ブログ」を始めたのは,1月27日だった

2007-07-03 21:57:19 | Weblog
最初は,「冬でも山菜が採れる」というテーマでした。
それまでは,ホームページ2本に熱中していましたが,懇意にしている方から勧められて,すべて「おんぶに,だっこ」,右も左も分からないままに,その方が一切を仕切ってくれたのでした。

IDは,ワイルドウォッチャーにしませんか,「ああ,いいですね」。
なんて成り行きで,gooIDを「Wildwacther」と登録しちゃった。
しばらくして,スペル・ミスに気がついた訳。

恥ずかしい気持ちに耐えきれず,3月になって,今の「Wildwatcher 2007」に変更して継続しているしだいです。

近々に,ミス・スペルIDのブログは,完全消去したい予定。
(明日,話題にした項目一覧を掲載しますから)ご興味のある方は,見ておいてくださるように。

食べられる野生植物大事典の新装版について

2007-06-28 15:57:41 | Weblog
写真は,現在,発行されている「食べられる食用野生植物大事典・本体価格
1万5千円」の292ページに掲載されているヤマソテツのデジカメ撮影。
新装版の同ページにも,このように特徴の明瞭な写真図版が掲載されます。

新装版(税込み3,570円)は、書店経由で,ご購入いただけます。」

日本のアスパラガス・キジカクシ

2007-05-24 04:25:02 | Weblog
静かな初夏の山地で、アスパラガスのような感じに細かく茂った小枝を茂らせている繊細な草に出逢うことがある。
茂っているこの草の中に、雉(きじ)が隠れていても分からない、という意味で、「キジカクシ」とよばれている。
春おそく「ひょろっと」のびてくる若芽は、味はいいが、細くて、少量しか採ることができない。
多くの地域では、ごく数が少ないので、優しくそっと見守りたい、とおもう。
キジカクシの芽がのびてくるころ、タチシオデも芽吹いてくる。
シオデは、山菜フアン羨望の的。タチシオデより遅れること3-4週間で、太く芽吹いてくる。
シオデと、タチシオデは、どう違うか。この話題も興味しんしん。
久しぶりに細かく対比してみたい、そう想って、ずっと以前に撮影したコダックのポジ(スライド・フィルム)のコレクションを、眺めている最中です。

野生のグミの実を食べたい人は、花の咲いているときにグミの木を見つけて、木の在りかを覚えておくこと

2007-05-21 20:50:31 | Weblog
写真はナツグミの1つのタイプ。
グミには、刺と、鱗片と、星状毛がある。日本には常緑性のグミが5種、落葉性のグミが13種ほどあるが、落葉性のグミでは、ナツグミと、アキグミ以外の種は、どの種類も木の数が少なく、稀少種と、絶滅危惧種だ。
なお、常緑葉の種には、種間交雑種などがあって、種の同定が難しいものも多い。