
ゲットウは,方言で,サンニン,サンニなどとよばれ,八重山諸島では,低地から
山地の日当たりのいい原野や畑の周囲,林縁などにはえている。
〔ショウガ科・ハナミョウガ属〕
□ゲツトウ Alpinia speciosa (Wendl.)K.Schum.:九州南部~琉球,小笠原
の低地から山地にはえ,台湾,東南アジアに分布する多年草。花は4~7月ころ,
偽茎の先からでて,垂れ下がる長さ 20~30cmの花序に,多数がつき,苞は白色,
先は赤色をおび, 長さ約 2.5cm,花は長さ 4~5cm,唇弁は黄色で,中央に紅色の
条線がある。葉に特有の香りがあり,類似のクマタケランよりさらに香りが高い。
与那国島では,ウンティムティ(イモモチ)をつくるときに,クマタケランか,
月桃の葉をつかって包む。タイワンヤマツツジの花サラダや,フラワー・ゼリー
に,ゲットウの花を飾り,その花も食べたことがある。
全草に特有の香りがあり,健胃整腸,消化不良に薬用効果がある,といわれている。
どのように,ゲットウ茶をっくるのか,経験がないので,半乾きの細かく切った葉
と,4倍量ほどの水を小鍋に入れて,炊きだした。
1分も煮ると,いい香りが漂ってきた。
ネマガリタケ(チシマザサ)の生葉は,5-6分煮立てて,飲んでいた記憶があり,
このゲットウの葉も,最初は5分ほど煮立てて味わった。これは少々苦く渋かった。
1-2分で,ある程度エキスが抽出されるか,と想う。
この拙い記事で,ゲットウ茶を試したい方は,好みによって,味見しながら,気に
入った味がでた時に,火をとめたらいい。
「石垣島マーメイド」さんが,送ってくださった「テリハボク」の実の荷物の中に,
手作りの「石鹸」が入っていた。
いかにも高級品の感じ。心きいたすてきなラッピング。大きいのが「ボデイ用」,
小さいのが「フェイス用」とのこと。心憎い気配り。
昼間から風呂に入って,この石鹸たちを試してみた。かなり塩が入っているのか.
肌が少しぴりつく。ああ! これは血行がよくなるなあ。いいものを戴いたなあ!
感謝感謝。湯上りから今,6時間,頬をなでると,つやつや滑らか。
ヤエヤマコクタンで,いわゆる「アクセサリ」(ジュエリとよぶべきかなあ)を
創作されたり,この方の趣味とお仕事は,すばらしい。
「石垣島マーメイド」さんのブログは,いつも魅力満点。石垣島を歩く,歴史あり,
行事あり,土地の信仰あり,風景あり,知らなかった石垣島を学ばせてくれるもの。
最高だ,と想います。
テリハボクのことは,稿を改めて,話ます。