野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

国際協力--アマゾン川の浸水林--

2018-07-04 | 野生生物を調査研究する会の紹介

浸水林

浸水林という言葉は日本ではあまり聞かない言葉だ。英語ではFlooded Forest というが、英語で聞いた方がイメージ的によく理解できる。アマゾン川では2月頃から雨季になるために川の水位が上がり始め、6月頃が最も水位が高くなり、森が水に浸かってしまう。一年のほぼ半分は水没していることになる。マナウスから西にあるマミラウアという保護区では水位が40フィート上がるそうである。40フィートといえば大体12mである。(1フィートで約30cm)
完全に水没する樹木は葉を落として冬眠状態に入るそうだ。

8月中旬の写真である。

川べりにある水上ハウスである。アマゾン川では水上ハウスが多く、川の水位を気にする心配がない。またボートで引っ張って簡単に移動することもできるそうである。
 アマゾン川では水位が一番下がるのが11月末頃、逆に一番水位が高いのが5月~6月頃だそうである。私が滞在した8月中旬は水位が高いのかどうか、よくわからないが、毎日2cm、水位が下がっていると現地の人は言っていた。
 木々の下部の黒っぽい部分は水位が高い時に水没する部分である。

 


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