野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

ミズタマソウ

2023-08-01 | フィールドガイド--植物編--

ミズタマソウ(アカバナ科)

8月花が少なくなる時期、小さな花が気になる野草です。

湿り気が多く、 日影に生える多年草。

草丈は 、20㎝から60cm。

夏から秋にかけて、 花や果実の穂が出ます。

茎には下向きの毛が生えています。

花は白色で直径3mm ほど。

花びらは2枚で、 真ん中が深く切れ込んでハート形。がくやおしべも2枚です。

 

ミズタマソウの果実には、表面にかぎ爪状の毛がびっしりと生えています。

このかぎ爪で服や動物の体に引っかかり、 種がひろがります。

この果実に露がついて水玉のようになるので水玉草と名がつきました。

 

但馬ではミズタマソウまで鹿が食べているそうです。