Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

納豆

2007-01-20 21:50:17 | Weblog
私は納豆が好きである。薬味を混ぜて飯にぶっかけて食ったり、磯部揚げにしたりもするが、キムチに混ぜたり生卵に混ぜたりしても食う。気持ち悪がられるが食パンに挟んで納豆サンドにして食ったりもする。

ところが最近、テレビ番組で健康ダイエット食品として紹介されたばっかりにスーパーで手に入りにくくなるというアホな現象が起きているらしい。私の家はそれでも生協にまとまった個数を毎週申し込んでいるので定期的に家に配達され途切れる心配はない。


【水戸納豆とカビビンガ】

ふと納豆に悲惨な事件の記憶が蘇った。

小学校のときのことである。前にも書いたように私の郷里の義務教育は何故か学校給食がいまだに無く、常に弁当持参であった。

当然のように弁当の中身は個々にバラバラで若い母親を持つ子供の物はカラフルで手が込んでいて珍しい食材も多かった。しかし、高年齢の母親やお祖母さんが作ってくれた子供の弁当は何とも地味な色合いの弁当であった。そのため、子供達の間にはいつの間にか他人の弁当は覗かないし、見えても一切干渉しないという暗黙の了解が出来上がっていた。

ある夏の日のこと。授業中に後ろのランドセル棚の方から異臭が漂っている。みんなが臭い臭いを連発するため、先生が授業を中断し、臭いの元を探し始めた。何と根源は級友のランドセルに入っていた弁当から発せられていた。先生の指導で友人が弁当箱を開けると当然のように納豆、そしてタクアンが添えれれていた。夏の気温により弁当はすっかり生帰り強烈な異臭を放つ物体と化していた。今思えば完全な手抜き弁当であろう。気の毒に級友の弁当は先生が教室の外に持ち出し処分されたらしい。彼の昼食は先生の与えてくれた菓子パンという気の毒な結末に終わった。

更に気の毒なのは納豆を「黴(かび)」と勘違いした他の級友が仮面ライダーの怪人「カビビンガ」の名前でそいつを呼び出したというおまけが付いた(子供は残酷である)。

高校は弁当だったため、学校給食で過ごしてきた他の地域の面々は堂々と弁当の中身を見せあったりしていた。しかしそんな光景は私には信じがたく、大人になった今でも他人に弁当の中身を見られると不愉快な気分になる。こういったことはこのような経験が背景にあるからかも知れない。

とここまで書いたらこんな記事が...。馬鹿馬鹿しくてものも言えない...。

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納豆ダイエット実験ねつ造…手口悪質、番組打ち切りも
 「ダイエット効果がある」として納豆を取り上げ、全国の小売店での品薄騒動を引き起こしたフジテレビ系のテレビ番組「発掘!あるある大事典(2)」を制作した関西テレビは20日、記者会見を開き、実験が「ねつ造」だったことなどを明らかにして陳謝。

 制作の手口も悪質で、テレビ番組の信頼を損ないかねないことから、番組打ち切りも含めた厳しい処分の検討を始めた。

 会見によると、実験のねつ造が発覚したのは、7日放送の「食べてヤセる!!! 食材Xの新事実」。アメリカのダイエット最新情報を基に、男女8人を対象に様々な形で納豆を食べてもらい、ダイエットの効果を検証する内容だった。

 しかし実際には、ダイエット効果の根拠となる「中性脂肪値」などを測定しておらず、番組で表示された数値は架空のものだった。アメリカの研究者のコメントも勝手に作成し、また、「やせた」とされるアメリカ人の被験者の比較写真も、実際とは違うものを使った。

 この番組については、12日に、週刊誌から指摘があり、制作会社に聞き取り調査をしたことから「ねつ造実験」が判明した。

 同局は「アメリカでの取材が難航し、制作会社の人間が追い詰められていたのが一因」と説明。実験をでっち上げた点については、「調査委員会を設置し、全容を明らかにした上で再発防止策を練る」としている。

 この日は、同番組の放送を21日からしばらくの間、中止する、と発表するにとどめたが、関係者によると、放送の信頼性を根幹から揺るがす内容だったこともあり、番組打ち切りなど、厳しい措置を取るものと見られる。

 関西テレビの千草宗一郎社長は「事実と異なる内容を含む番組を制作し、放送いたしましたことは、報道機関としての放送局の信頼を著しく損なうものであり、視聴者の皆様の信頼を裏切ることとなり、誠に申し訳ございません」と陳謝した。

 この番組は1996年10月に「発掘!あるある大事典」としてスタート。2004年4月から、出演者を入れ替えるなどして「あるある大事典(2)」となった。「納豆はダイエットに効果がある」とする7日の放送終了後、全国のスーパーなどで納豆が売り切れるなどの影響が出ていた。

(2007年1月20日21時26分 読売新聞)

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4 コメント

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ウチでの食べ方 (とろろ)
2007-01-23 21:45:52
ウチでは「ニラ」と「えのき」をさっと湯がいたものを混ぜます。3人なので3パック。それに対し、ニラは一束、えのきは半分。「朝食は御飯」だった時は「なめ茸」入れたり、辛子明太入れて楽しんでいました。

四国にいた頃はスーパーの棚には納豆が2種類しかありませんでした。四国は関西系なので納豆嫌いが多いんです。海一つ隔てただけで何でこんなに違うんでしょう?おいしいのに。
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その級友さんは・・・ (まゆ太)
2007-01-24 12:39:47
素直に成長できたのでしょうか・・・?
大きくなったら、カビビンガなんて、いいネタになるんですけどねぇ。(って、カビビンガってどこで登場するんですか?)

納豆騒ぎには、本当にまいりました。我が家は、毎日1パック食べてるのが日常だったのに・・・。いまだに、スーパーの納豆価格が高いのはなぜ?

#パスタ、そば、うどん、チャーハンなどなどと一緒には食べますけど、食パンは・・・やらないなぁ。
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とろろさん (キムチ)
2007-01-26 23:18:48
今回の一連の納豆パニックはどうも今まで食卓に上がりにくかった関西方面で爆発的にシェアが拡大したことが背景にあったようですよ。

やはりメディアの力って偉大ですね。納豆トーストお薦めです。是非試されてみてください!
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まゆ太さん (キムチ)
2007-01-26 23:24:56
長いあだ名ってのはすぐに廃れるもんです。ヤツの成長過程にはさしたる影響はなかったものと祈念します。

カビビンガはショッカーの怪人で墓場の怪人カビビンガという名前だったと思います(どーでも良いけど)。私の納豆料理とキムチ料理には定評ありますよ。

ふと思い出しましたが、芝のラーメン屋に『ナンダム』という不思議なメニューがあります。
納豆と白菜キムチが入ったものでなんかネバネバがきつかった記憶が...。
機会があったらお試しあれ!
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