Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

火星最接近

2005-10-30 23:29:24 | Weblog
ショッピングモールをうろつく。いつも行くフロアの反対側にスポーツ用品が展示されているかなり広いスペースがある。珍しく覗いてみると死角となっていたスペースの奥にアウトドアの一角があることに気付いた。

どの程度の品物が置いてあるか早速偵察する。専門的な用品は無かったが、オートキャンプやちょっとしたハイキング程度の買い出しには充分な品揃えだった。
この手の店にはビギナーしか買わないような、あまり使わないような小物が色々おいてあって面白い。ぱっと見ただけでも下記のような物が陳列されていた。

ガスカートリッジの残ガスを抜くためのキット(缶切りで充分)
ランタンを吊すためのフック(ロープワークで充分)
砥石付き4本包丁セット(家で砥いで行けば充分・野外で4本も使わない)
有名ブランドのコースター(邪魔なだけである)
キャンプ場でシュラフ(寝袋)を干すための特製ロープ(帰宅後干せばいいだけのことである)

別に無くても困らないような小物が数百円で色々陳列されている。幼い頃からキャンプはやっているがこのような物が便利だと思ったことは一度もなく、また持っていった場合、出したり片づけたりするのが面倒で一度使ったきり物置にしまわれてしまうという品々である。

そんな品物の中にこのようなパッケージの物を見つけた。



蚊やブヨ等の害虫に刺される事から身を守るための防虫ネットである。一体こんな物を身につけてまでキャンプをする人ってどんな人なのだろう?確かにシベリヤやアラスカなどでの夏季にはこのようなネットを身につけないと活動出来ないという映像は見たことはあるが、よりによって日本、しかもこの10月末にこのような物を売っている事自体に笑ってしまった。

これではまるで火星探検である。ましてこの写真の人物の身につけている物はどう見ても薄手のシャツである。首から上は守ってもそこより下は虫に刺されてもいいのだろうか?それともその部分には虫除けスプレーでもたっぷり塗るのであろうか?活動中に汗まみれになった場合、顔を拭くのにはどうするのであろうか?また水を飲むときはどうするのであろうか?もし、普通にめくるのであれば、その際虫が入ったら追い出すのは大変ではないであろうか?

全く激しい疑問が残る。2年半ぶりとなる火星最接近の今日、こんなバカバカしい商品を見て色々とバカバカしいことを考えてしまった。

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