Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

岳-ガク-

2011-05-07 20:37:08 | 映画
 2005年のこの時期、仕事で三鷹へ行った際立ち寄った書店のコミックコーナーに『立読本』と書かれたお薦めの新刊が置いてあった。雪山に立った男性のイラスト。手に取ってみると山岳救助の物語で思わず購入し、以来毎巻出る度に買っていた。

 2007年、屋久島へ遊びに行った際、安房の定食屋に置いてあった『ビッグコミックオリジナル』で定期連載に変わったことを知った。その後、毎号楽しみに読んでいたが内容は若干、『人間交差点』『黄昏流星群』『浮浪雲』的なビッグコミックオリジナル独特の世界に馴染んでいるような気がする。

 そこで今日の映画の封切り。見に行った。アイドル映画独自の展開や山道具がすべて新品で挙げ句同じメーカーというスポンサーがよく分かるようなありがちな展開はなく、そこそこ楽しめた。しかし突っ込みどころ満載で別な意味でも楽しめた。

 吹き出してしまったのが頂上まで10日はかかるビッグウォール。そこから麓の村まで遭難者を背負って2日歩いたという説明で写った風景は多分、三つ峠山...。



以下、 goo映画より抜粋

雄大な北アルプス山系。そこには、誰よりも山を愛する男・島崎三歩(小栗旬)がいた。世界中の巨峰を登り歩いてきた三歩は、山岳救助ボランティアとして登山者たちの命を守っている。彼は、山のように大きな包容力を持ち、仮に要救助者が死んでしまっていても「よく、頑張った」と労わりの言葉をかける男である。そんな三歩の暮らす山に、北部警察署山岳救助隊に配属されたばかりの椎名久美(長澤まさみ)がやってくる。久美は、同じ山岳救助隊の隊長・野田正人(佐々木蔵之介)や三歩の指導の下、過酷な訓練を乗り越え新人女性隊員として確実に成長していく。だが、実際の救助では自分の未熟さや大自然の脅威により、遭難者の命を救うことが出来ない日々が続く。打ちひしがれ自信を無くす久美。そんな折、猛吹雪の雪山で多重遭難が発生。仲間と共に救助に向かった久美を待ち受けていたのは、想像を絶する雪山の脅威だった……。