Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

Eric Clapton/Jeff Beck

2009-02-27 19:36:33 | 音楽
ジェフ・ベックを知ったのは中学のときである。当時手に入れたロッド・スチュアートのアルバム『カムフラージュ』に参加したのがきっかけであった。エリック・クラプトン、ジミー・ペイジと並び世界三大ギタリストと呼ばれているがこのような称号は日本だけらしい...。
しかし彼は人類史上最も偉大なギタリストととも称されている。

今回、22日さいたまスーパーアリーナでのライブは3部構成となり1部はこのジェフ・ベックであった。当然ヴォーカルなどなくギターを聞かせるライブであった。この構成を全く知らなかったため正直クラプトンとのセッションを期待していたため肩すかし感はあったモノのそれはあっさり打ち消されたのであった。とにかく演奏がものすごい。本当にこれがギターの音色なのかと疑うほどの音色であった。特に最後の曲はあのトレヴァー・ホーンがTHE ART OF NOISEで発表したPeter Gunn、これには圧巻であった1部終了後横に目をやると同行した、なおきさんも絶賛していた。

エリック・クラプトンを知ったのも中学のときであった。しかし聞き入ることはなく、実際に曲を知ったのは高校の頃TDKのCMで愛しのレイラが使われていてそれがきっかけで聞くようになったのであった。その後このクラプトンがボブ・マーリィーの名曲I shot the sheriffをカバーしていたことを知りよく聞くようになった。

15分程度の休みの後エリック・クラプトンの2部となった。盛り上がる観客の中クラプトンの名曲が何曲も演じられた。当然のように先ほどの2曲も入り否が応でも盛り上がる。特に印象的だったのはバックコーラスの女性二人である。I shot the sheriff は当然クラプトンアレンジであったがバックはWailersを思わせるそれであった。

その後3部で2人が一緒に同じステージに立った。
なぜかブルースの大御所マディ・ウォーターズのYou need loveで始まりその系統から複雑な演奏に入りアンコールとなった。



この世紀のライブは確かに見ていて圧巻であったが私はどうにも1部のジェフ・ベックのギターにあてられてしまい正直、クラプトンのギターは印象が薄かった。後日FMジャパンの評論家が言うには出稼ぎにきているクラプトンが久々に本気でギターを弾いたと語っていた。

私もなおきさんも不思議に思ったが10年ほど前あれだけ日本でヒットしたクラプトンの曲Change The Worldは披露されなかった。

以下、22日の曲目

(Jeff Beck)
The Pump
You Never Know
Cause We’ve Ended As Lovers
Stratus
Angel
Let Boots
Pork Pie/Brush
Jeff & Tal Solo
A Day in The Life
Big Block
Where Were You
Peter Gunn

(Eric Clapton)
Driftin
Layla
Motherless Child
Running on Faith
Tell The Truth
Key To The Highway
I Shot The Sheriff
Wonderful Tonight
Cocaine
Crossroads

(Eric Clapton/Jeff Beck)
You Need Love
Listen Here Compared to What
Here But I’m Gone
Outside Woman
Little Brown Bird
Wee Wee Baby
I Want to Take You Higher