Cinemaな日々

☆大好きな映画の一言感想☆

ヴェニスの商人

2005年11月28日 | Cinema あ行
出演 アル・パチーノ

子供のころ読んだことを思い出すと、ラストは、ゴウツクなシャイロックがやりこめられて、スカッとしたものだが、今回は、なんとも悲しい結末に感じた。

アル・パチーノが演ずるからなのか(大好きな俳優さん)、ユダヤ迫害が身にしみるようだった。。。
なぜ、ユダヤ人はあそこまで差別されなければならないのか。
キリスト教がそんなにエライのか??←普段は金貸しを蔑んでいるのに、お金を借りるし、横柄だし、利息は払わないし。。。
悶々として観てました。

台詞の監修が小田島雅志さんということで、安心して字幕を見れました。
シェークスピア独特の長台詞は気になりませんでした~
発音もきっとこだわっていたことでしょう・・・私にはいつもの英会話とちがうな~としかわかりませんでしたが、かなり違ってましたよ(爆)

アル・パチーノが演じたことで、とても作品に深みがでて、いろいろな方向から、この作品を捉える事が出来たように思います。
シャーロックを考えると、すっきりしませんが、作品としては、かなり良かったと思います。

音楽も良かったし、衣装もステキ!

ハリーポッターと炎のゴブレット

2005年11月14日 | Cinema は行
出演 ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルバート・グリント

【ストーリー】
ついに決戦の時だ、ハリー。最終章へ向けて、運命が動きだす第4章!

炎のゴブレットとは、三大魔法学校対抗試合の代表選手を選出する、魔法の杯。羊皮紙に自分の名前と所属校名を書いて“炎のゴブレット”に入れた時点で、その者は立候補者とみなされる。学校中を敵にまわしたハリーに、大親友ロンまでもが……! 修復不能!? ハリーとロンの友情に亀裂が走る!どんなときでもハリーの味方でいてくれた大親友のロン。ところが、今回はロンのようすがいつもと違う。嫉妬、不信、行き違い……。異例の代表選手選出にまわりから浴びせられる冷たい視線。今までにない困難に立ち向かわなければならない時に、孤立無援に陥るハリー。今や、ロンもそばにはいてくれない……!初めての恋の予感! クリスマス・パーティはもうひとつの決戦の時?ハリーに気になる女の子が現われた! もしかしたら、それは恋?4年生になったハリーたちが初めて経験するクリスマス・ダンスパーティでは、誰もがおしゃれにドレスアップ。大人びた正装を見せるハリー。見違えるような変身を遂げるハーマイオニー。それぞれ、誰をパートナーに選ぶのか? そして、ハリーの恋の行方は?





試写会で見てきました!
まだ、原作を読んでませんが、ハリポタ4作目でも、期待に応えてくれてました~♪

見所満載、出演者多数で、もう少し掘り下げてほしいな~と思うところはあるものの、よくまとめてありました。

ゲーリー・オールドマンの出演シーンがあんまりだったのが、1番残念なことでしょうか。。。
ゲーリーファンは、期待しないでくださいね!!


この作品で、いつも思うことは、雪のシーンがステキだな~ということです。
今回は、クリスマス・ダンスパーティーもあったので、とても華やかでしたが、雪の質感というのが、札幌とは違う感じがして、「英国的」で、うっとりしました。

あと、ロンがとてもたくましい体になっていたのが驚きです(爆)
腕が太くなっていて、少年から青年になっていて、ちょっと淋しかったです。
ロン役のルパート君は実年齢17歳。
ハリー役のダニエル君は16歳。
さすがに、14歳の役は厳しいかな?(爆)

どの子役たちも、魅力的でした!!(書ききれません~)
原作を読んでから、もう1回観にいきたいですね。


ブラザー・グリム

2005年11月06日 | Cinema は行
出演 マット・ディモン ヒース・レジャー モニカ・ベルッチ
監督 テリー・ギリアム

ストーリー: 19世紀、フランス占領下のドイツで、兄ウィル(マット・デイモン)と弟ジェイコブ(ヒース・レジャー)のグリム兄弟は、魔物退治をすることで生計を立てていたが、からくりを見破られ、ある村の魔物退治に強制的に行かされる羽目に。。。

予告編では、アドベンチャー的で良さそうだったのですが。。。

マット・デイモンは、現代劇向き!
髪型が、最後まで違和感ありました(T_T)
ヒース・レジャーは可もなく不可もなく。
そこそこ人が入っているですが、笑い所で笑ったのは、私一人。。。恥かしかったよ~~~

テリー・ギリアムがつくった割には、わかりやすいのだけど、ドキドキ・ワクワクがなかったような。
グリム童話を知らなければ、何のパロディなのかわからないと思います。

「ジャックと豆の木」「赤頭巾ちゃん」「白雪姫」「眠り姫」「ヘンゼルとグレーテル」「シンデレラ」「かえるの王様」などは、最低知ってないと面白くないかも。


ちなみに、マット・ディモンの役は、テリー監督の親友(?)ジョニー・デップが予定されてたようですが、スケジュールがあわなかったそうです。


コープス・ブライド

2005年11月05日 | Cinema か行
声の出演 ジョニー・デップ ヘレナ・ボナム=カーター エミリー・ワトソン
監督 ティム・バートン


19世紀のヨーロッパ。ある村に暮らす結婚を控えた気弱な若者ビクターが、ふとしたことから死体の花嫁(=コープスブライド)に結婚の誓いを立ててしまい、死者の世界へと連れ去られることに…。


「チャーリーとチョコレート工場」も良かったですが、こちらも少々毒が効いて、笑えます!そして泣けました(T_T)

声の出演者には、驚かされましたよ~~
音楽担当のダニー・エルフマン、唄ってます♪(ボーン・ジャングルズ)
ウンパ・ルンパだったディープ・ロイ、今回は声の出演ありました!!優しい良い声でしたわ(ちび将軍)

前半は、とってもミュージカルチックで、ここでパペッとだということを忘れてしまいました(笑)

生きてる人間の住む世界は、ダークな重い色。
死んだ人間の世界は、明るい楽しい色。
それぞれの思惑が色で、よく表現されてました~~
特に、生きてる人間の世界の色は、グレーを基調としているのですが、時には冷たく、時にはホンワカ(ビクターとビクトリアの出会いのシーン)と、いろいろな表情を見せてくれます。

ピアノのシーンは、ビクトリアのときも、エミリー(コープス・ブライド)のときもステキなシーンです。
曲もすてきで、現在サントラ盤をお探し中です(笑)

「ストップモーション」という技法で撮影されていますが、これは、パペットをわずかなときは、0.5mmしか動かさないで撮影することもあるほど大変なことです。
1秒12時間というのは、大げさではないようです。
だって、だって、エミリーのドレスの動きは、本当に翻っているように見えるほどすばらしいんです!!
見惚れちゃいましたね~~

声優も、ジョニーがピッタリと言われてますが、実は、パペットの動きを見て、アテレコするのでなく、ジョニーの声にあわせて、パペットを動かしていたのだそうです。


今回の作品で感じたことは、ジョニーの出演する作品って、ジョニーが前面に出ているようだけど、素晴らしいスタッフだったり、素晴らしい共演者達だったりと、
みんなで作り上げている作品だな~と思ったのです。
これって、難しいことですよね。
お客を呼べる主演者はいても、作品を下から支える主演者って少ないですよね。
そういうところが、ジョニーを好きな理由かもしれませんね(*^_^*)