Cinemaな日々

☆大好きな映画の一言感想☆

剣岳ー点の記

2009年06月22日 | Cinema た行
出 演:浅野忠信 香川照之 仲村トオル 


【ストーリー】
日本地図完成のために、命を賭けて登頂に挑んだ男たちのドラマ

明治40年、地図の測量手として、実績を上げていた柴崎芳太郎は、突然、陸軍参謀本部から呼び出される。「日本地図最後の空白地点、劔岳の頂点を目指せ」―当時、ほとんどの山は陸地測量部によって初登頂されてきたが、未だに登頂されていないのは劔岳だけだった。柴崎らは山の案内人、宇治長次郎や助手の生田信らと頂への登り口を探す。その頃、創立間もない日本山岳会の会員も剱岳の登頂を計画していた。

測量に携わる人たちの情熱と尊厳を描いた、新田次郎の同名小説が原作。『八甲田山』『火宅の人』などの撮影を手掛けた日本映画界を代表する名カメラマン・木村大作が、50年の映画人生全てをかけて監督・撮影に取り組んだ。日本地図を完成させるために、未踏峰の劔岳山頂を目指す測量手と山の案内人をそれぞれ浅野忠信と香川照之が演じるほか、松田龍平、仲村トオル、役所広司など名だたる俳優たちが集結。CGに頼らない本物の大自然を撮影することにこだわり、危険を冒しながら圧巻の雪山シーンにも挑んだ。出演者が異口同音に「今までで一番つらい撮影だった」と語る妥協を許さない過酷な撮影を想像しながら、その映像美に酔いしれたい。


なんと言っても、映像美には圧倒された作品でした~
吹雪のシーンは、「八甲田山」を思い出しました。
どのシーンも、CG一切なしで撮られたということに、感動しました。
特に、下見のときの夕焼けの雲海のシーンは、圧倒されました!!
浅野さんは西田敏行・中井喜一に続く秘境俳優への道をすすんでいるようですね。

浅野さん演じる柴崎は、スタイルも良かったですが、人間として器が大きく、謙虚な人物と描かれてました。物事に動じない姿は、TVCMのカツオ兄ちゃんと通じているような(笑)
案内役の長次郎を演じる香川さんは、控えめな演技ながら、大自然を前にしても大きく見えました。年を重ねて、演技に深みが出てきましたね。でも、顔がお父さんに似てきたような気がするのは、気のせいでしょうか?(爆)

この2人の信頼と尊敬は、理想ですね。
久々に、日本映画ここにあり!という作品を見ました。

今は、木村監督の毒舌が面白いので、メーキングがはやくみれないかと楽しみにしています。本編よりメーキングのほうが笑えそうです(爆)

今回は、ワーナー・マイカルシネマで堪能させていただきました感謝


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