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高樹のぶ子のSIAブログ

2008年02月28日 / 最近の出来事

バンペイユ

  銀座のバー「ザボン」のママから、バンペイユという果物が届きました。
多分、晩白柚と書くのだと思います。
聞けば、とても高級な柑橘だとか・・
ともかく、すごく大きいのです。直径が18センチ。重い。
それでこわごわ、包丁を入れて中を開いてみますと、ザボンの親玉というか王様みたいな感じなのです。
初めての果物です。
どこが王様のようかと言えば、ふかふかとした、真綿のごとき内皮、クッションに守られて中の果肉が鎮座しているのです。
つまり、写真のような真綿クッションがとても厚くて、中身は外見ほどには大きくない・・
大帝国の王様は、あまり広い宮殿にはお住まいではありませんでした。
けれど、果肉はほんとに美味しい。はちきれんばかりにジューシーでした。
と、ココまでなら、驚きはあっても、発見ではありません。
何だか真綿も美味しそうだな・・捨てるのはもったいないな・・
と思って、真綿部分を食べてみたのです!
これがなんとも、ステキでした。味がある。シュワシュワと香りが口内に広がってくる・・
みんな捨てているかも知れない部分ですが、どうぞチャンスがあったら、食べてみてください。
夏みかんや、ザボンだと、多分、こんなに香りと甘みのある真綿クッションは
ないと思います。
晩白柚帝国は、王様だけでなく、取り巻き達も、なかなかのスグレモノでした。


                                            高樹のぶ子

コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )

« 日々の糧 プッチーナ »

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コメント
 
 
 
皮も美味しい? ()
2008-02-28 12:28:44
親戚から戴いて晩白柚は食したことが有りますが、生食で皮も美味しい?とは知れませんでした。

鹿児島の友人から戴いた、文旦?(ブンタン)とは黄色が少し濃い様ですが、ブンタンは砂糖菓子にするため、苦味を取るのに苦労した記憶あり。

晩白柚漬けの砂糖菓子にも使うのでしょう?

ブンタンより皮が厚くて、香りも好いので美味しいでしょうね。

干瓢にも似た厚さですね。



デコポンで我慢してます。

柑橘系も沢山の種類になりましたね。







 
 
 
晩白柚帝国の使者より (水口 素子)
2008-02-28 14:48:21
晩白柚帝国を世の中に広めていただいて、感激しています。これまで、あまり、人に知られる事もなく田舎の片隅でひっそりと、熟して、もぎ採られて、静かに生きて来ました。また、来年も一所懸命頑張って、大地から命の息吹のである甘い水と芳醇な香りを吸い上げて大勢の人々のために大きな実を実らせます。どうか、最後の皮まで大事に食べてやってください。それが、我が帝国の使命で有ります。
 
 
 
あらら失敗 (かりりん)
2008-02-28 17:49:37
私も同じものを同じ「帝国の使者」から送ってもらいました。感想は「田舎者はでかいものが好きだなあ」でありました。どうも目方や大きさで勝負するのが「田舎」の特徴ですからね。
包丁を入れて驚きました。「なんだ半分が皮じゃないか。これは上げ底というしかない」。でも食べたら結構おいしかったので許します。そうか、皮も食べてみればよかった、と後悔しています。残念!
 
 
 
晩白柚帝国の根っこ ()
2008-02-28 18:35:03
晩白柚帝国?の女王さま。

こちらにも甘夏柑の木が在りますが、葡萄棚や豊後梅の陰になり、実を着けたことは有りません。

何時も実家で柑橘系の根っこへ肥料を入れる時に、少し掘り反すとそのグロテスクと言ってよいと思いますが、毒ムカデの黄色い足を連想します。

海底にいる海藻と言うより、動物性の生き物の雰囲気も有ります。

明らかに柑橘系は他の果物の根っこより、逞しいエネルギーを秘めてますから、特殊な進化をした植物と考えてます。

葉からしても照葉で厚く海辺で進化したようです。

晩白柚も東南アジアが原産地で、1920年には伝わった様ですね。

同じ柑橘系のレモンはヒマラヤの麓が原産ですが、海辺で進化した後に陸封されたと考えられます。

レモンも塩害には強く、流通してないだけで元来、実も短径10センチと巨大になります。



また、柑橘系の根っこは芝生や雑草も枯らす有毒な物質を出し、周りが下草も生えなくなります。

江州商人より凄いですね。

逞しいでしょう!

根っこを観察して美味しい果物ですが、タダモノではない予感はしてました。

晩白柚帝国と呼ぶに相応しい根っこと思いますよ。







 
 
 
晩白柚は海を漂う? (磯のナイチンゲール)
2008-02-29 10:55:20
ザボンの仲間、晩白柚のスポンジは何のために有るのか、と思ったら、これは海や河を漂い子孫を残すのかなと想定しました。

この厚いスポンジを取り食す事のできるのは、類人猿や大型の象くらいしか無理に思います。

この晩白柚はどうも元来、海を旅して隣や遠い島々の海辺に打ち上げられ、伝播したと推測できます。



ところで海繋がりの、イージス艦の事故についての、国会論戦がラジオから流れてますが、何らかのドジで事故は必ず有ります。

しかし、僕のイメージでは海に関わる男達は、自船や他船が事故や難破した時には、俊敏に当事者を救助するなり、遺体を確保するなり俊敏に救助の結果を残します。

状況から海の男達は「俊敏な行動」が特徴ですから。

当然一番近くにいたイージス艦は衝突後、初動は何をしていたのか?

小型の附属艦船もいた筈ですし、おかしな事故対応でした。

漁船の認識が遅れたにせよ、衝突前に認識し衝突事故も認識していた、の前提ですが信じられない事です。

現政府の様にオロオロして、救助の初動を引き延ばしていただけで、疑問の残る初動ではなかったのか?

肝心な事が崩壊してしまってる印象が有りますね。



晩白柚は船や磯に打つかっても大丈夫そうですね。





 
 
 
名前の呼び方 (晩白帝国の使者 M より)
2008-02-29 14:43:23
  今年の晩白柚はそろそろおしまいになります。また、来年に備えて英気を養うために、私達は12月頃までしばらくの間土の中深く潜ります。でも、我が帝国の人々はそれまでの間、いろんな事に取り組み太陽と水の恵みから、今月は ふだんそうと言う野菜も作り上げました。これは、昔の野菜です。茹でて、お浸しや餡かけにして食します。中国やベトナムにも有る野菜です。一度、食べてみてください。随分、昔 女優の三益愛子さんと吉永小百合さんの出演で 「ふだんそう」と言うテレビ映画が有りました。私の姉が観たのですが、感動して泣いたそうです。  なにやら、「武士の一分」に 似たストーリーだったそうです。 昔の日本人は 情があり、まわりの人のために生きている姿が美しいですよね。そのように、生きて行きたいと常常思うのですが、いつも、我が事ばかりの至らぬ私です。
それから、鹿児島地方では文坦のことは、ボンタンと呼びます。戦前はどこの家にも庭にボンタンの木が植えてあり、枝がしなるほど、たわわに実っていました。畑に穴を掘ってその上にワラを敷きその中にもいだボンタンをいれて、保存していたそうです。。囲炉裏やコタツをかこんで食べていたとも聞きました。
 
 
 
ふだんそうとボンタン飴 (高樹のぶ子)
2008-02-29 15:05:16
コメントを読んでいて、何十年ぶりかでふだんそうの名前を聞きました。私の子供のころ、畑でふだんそうを作っていました。もっとも我が家は情けない家族で、農作業はさっぱり。ご近所の方が見るに見かねて、うちの畑で作ってくださってました。「必要な分だけ、お使いください」って。それでふだんそうを、外側の葉を欠いて、お浸しにしたりしました。他にも当時あったけれど、その後見かけない瓜があります。白くて、パパイヤみたいな格好で、ただ、パパイヤよりデコボコしていて、糸瓜なんかと一緒にぶら下がってましたね・・あ、ハヤト瓜って、言ったっけ・・(自信ない)・・中国の食品に文句言う前に、自前で作れる作物は、作らなくっちゃね・・
どうでもいいことですが、ボンタン飴というのは、文旦つまりボンタンと関係あるのかしら・・
 
 
 
小さなレモン (見開きサイト)
2008-02-29 17:40:33
    レモン哀歌

そんなにもあなたはレモンを待ってゐた

かなしく白くあかるい死の床で

わたしの手からとった一つのレモンを

あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ

トパアズいろの香気が立つ

その数滴の天のものなるレモンの汁は

ぱつとあなたの意識を正常にした

あなたの青く澄んだ眼がかすかに笑ふ

わたしの手を握るあなたの力の健康さよ

あなたの咽喉に嵐はあるが

かういふ命の瀬戸ぎはに

智恵子はもとの智恵子となり

生涯の愛を一瞬にかたむけた

それからひと時

昔山巓(さんてん)でしたやうな深呼吸を一つして

あなたの機関はそれなり止まった

写真の前に挿した桜の花かげに

すずしく光るレモンを今日も置かう

高村光太郎
 
 
 
はやと瓜 (satoko)
2008-02-29 19:17:59
こんばんわ。

ふだんそうが気になって、調べました。
高菜に似てるような気がしました。

懐かしい野菜なのでしょうが、私は知りませんでした。

はやと瓜?は今でも、よく見かけます。
何とも可愛いような、懐かしい昔ながらの瓜ですね。
何となく、飾っておきたくなるような、瓜です。

子供の頃は美味しいと思いませんでしたが、
今は、どうでしょうか。お漬物が良いかもしれないですね。

 
 
 
ボンタン? ()
2008-02-29 22:56:05
そうでしたか。

ブンタンのことを鹿児島ではボンタンと呼ぶのですか。

道理で鹿児島出身の友人は口ごもって、二度言いしてブンタンと言い直しました。

彼は近年、仕事も復活して元気です。

巨大な建築設計を幾つか抱えてますから、銀座・新橋でもよく遊んでる筈です。

ボンタン飴は老母の好物ですが、ブンタンの味ですから鹿児島の言葉からでしょう。

軟らかい美味しい飴ですね。



フダンソウは記憶が朧げでしたから、検索したら子供の頃、家庭菜園にあり食したようです。

ニワトリの餌に混ぜたことも有ります。

小松菜よりがっちりした逞しい菜っ葉でしたが、僕も何十年も見かけてもいません。

上京してからはこちらの小松菜に擦り変わったようです。



ハヤト瓜は見かけた事が有りますが、食したことがないと思います。

ベトナムのエスニック風サラダか、皮も剥いて奈良漬けが美味しいらしいです。

ひょっとして福神漬けに混じってる感じがしますが・・。



昨年イト瓜?ソウメン瓜を、生まれて初めて食しました。

茹で過ぎて最初は失敗、酢醤油で食しましたが、料理方法研究の余地有りでした。



滅びゆく果物や野菜が有り、食材の変遷も時代を反映しているのでしょう。



柑橘系の木の近くは、他の木は枯れるそうですから、以後気を付けましょう。

昔の農家の風景を思い出すと柑橘系の植樹は、竹林の繁茂や侵入防止には有効です。

戴いた三つの晩白柚は飾った期間が長すぎた記憶あり。(苦笑)

スポンジ皮の砂糖漬けの加工は、崩れ易く難しいそうですね。





 
 
 
隼人瓜 (晩白柚帝国の使者  M)
2008-03-01 09:56:55
隼人瓜をご存知とは、少し驚きました。なぜなら関東地方はほとんど食べないからです。皮が硬いので、剥いて薄切りにしてオリーブオイルで炒め、塩胡椒でたべるか、 塩漬けにしてお新香が美味しいですよ。 収穫時期は夏から秋頃かと思います。 赤坂にある 三平と言う  そば割烹では、ふだんそうも 隼人瓜も 昔の野菜を復活させて、メニューに載せています。
今月は、ふだんそうです。 他に 鹿児島指宿から毎週取寄せる スナップエンドウの塩茹で、そら豆などが旬の味です。
 
 
 
ぼんたん飴について (フリーデン・フルス)
2008-03-01 09:59:05
のぶ子先生、ボンタン飴について調べてみました。
鹿児島市にあるセイカ食品株式会社が製造・販売する飴菓子の一種で、キャラメルにも似た食感と、甘さの奥にほんのりと香るボンタンの風味が特徴的だそうです。
餅に水飴を練りこみボンタンの果汁(鹿児島・阿久根産のボンタンを使用)を添加したソフトキャンディーで、包み紙にオブラートを使用しているため、包み紙ごと食べられる。
やはりその名のとおり、ボンタンの果汁を使用しているから、ボンタン飴という名前がつけられているようです。
最後にボンタン飴を食べて何十年たつのだろう。ああ、ボンタン飴が食べたくなった。僕にとってボンタン飴は、少年の味です。小学校の修学旅行の味です。

 
 
 
隼人瓜&ボンタン飴 ()
2008-03-01 12:22:06
隼人瓜を見かけたのは山陽地方です。

関東ではお店の飾りでしか見かけませんね。

三十数年前から実家が福山市なので、かなり長期に出かけてます。

若い白瓜の浅漬けも好物なので、今度見かけたら隼人瓜に挑戦します。



近年福山で、白瓜を4、50キロ仕入れ奈良漬けにしたことが有ります。

それを杉並に送るとき、酒粕も入れると100キロになりました。(笑)

もちろん趣味ですよ。

荻窪の和食屋の店主が、これを魚にお酒を飲むのが好きだ、と言うので5本分位差し上げました。

血圧が高いのに甘辛い物で大丈夫なのでしょうか。(笑)

酒粕と酒は合うのでしょう。

勿体ないので彼はお客さんには出さなかったです。(笑)

しかし子供達が奈良漬けを好まないので、この趣味は止めにしました。



ボンタン飴は甘味が少ないので、つい子供のように沢山食べてしまいます。

近所のスーパー「サミット」にも置いてます。

久しく食べてませんが、確か我が子達の遠足のお菓子でした。

過剰包装でないのも素朴でいいですね。







 
 
 
見かけない野菜 ()
2008-03-01 20:59:30
よく食した、見かけない野菜では、オクラの大型サイズ(バナナ位)のものがあります。

こちらでは花屋で珠にドライフラワーになって見かけてます。

このオクラは擦り金ですり鉢に下ろし、山芋の代用に食しました。

擂り粉木で味噌ダシと黄卵で伸ばすのです。

子供頃、この擂り粉木作業をよく手伝いました。

このオクラは次々とキレイな花をつけて成り、ヒマワリの様に3M位に聳えて逞しく伸びました。

オクラ汁は顎につくと痒くなります。



うちは母は4ヶ月入院(S27年?)の結核性肋膜炎?をしたので、マヨネーズやメレンゲの泡立て器など、疲れる作業を面白いし手伝いました。



高樹さんのご両親はお二人とも小4の頃に結核で入院されたようですね?

僕と世代がほぼ同じですが母が入院したのは、僕が5、6才の頃でしたから少し不思議でした。

少し無理をしてたのでしょうね。

周りが麦畑ということは讃岐のように、農業用水が不足した土地だったようですね。

そうだ、麦のストローも無くなりました。



他に青いマクワ瓜やアジウリも杉並では消えてます。

黄色い瓜より甘味は少ないのですが、何故か好物でした。

またケールの仲間でニワトリ用に栽培してた、逞しい飼料用葉っぱがあります。

ギリシャ建築の柱上の彫刻のモチーフの葉っぱ(アカントス?忘却)の形に似たものです



子供の頃は果物類と瓜類と、アラスカマメ(グリーンピース)、サヤエンドウ、アスパラガスや奇妙なピーナツの収穫が楽しかったです。

家族総出で薩摩芋やジャガ芋やカボチャの収穫もしました。



当時、柑橘系では八朔と金柑だけはあり、毎年、年明けに夏みかんを大きな木箱一杯、近所の農家から戴きました。

夏みかんを寝かせて食すのを知らないで、タンサンや塩を着けて酸味を和らげ、食べた想い出があります。



この時期は冬越しの葉っぱ類が甘くて美味しいようです。

焼き芋もヒネ芋の二月、三月が美味しいと聞きますよ。







 
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