高樹のぶ子のSIAブログ
ナント音楽祭8
この「熱狂の日」のすべてを取り仕切っておられるルネ・マルタンさんをご紹介しますね。
期間中、トータルすると二百数十回の演奏会がありますが、その出演者、演奏曲目などの選択はすべて、彼自身がなさっています。
そこで発見された新人というか、埋もれた巨人が、世界に羽ばたくチャンスにも
なっています。
クラシックへの垣根を低くしたい、という志も、質が低ければ、ソッポを向かれます。
質はとても大事ですが、同時にそれを、「世評」に任せていては、この音楽会の意義が無くなります。
彼は「自分の見つけてきたアーテイストを聴いてくれ」という、自信を持っています。
そして確かに、日本では全くといっていいほど、未知の、しかし凄い人がいます。
その1人は、プラメナ・マンゴーバさんという、かなり太めのカワイイ女性ピアニスト。
今年の音楽祭のテーマはシューベルトだったので、シューベルトのピアノをいくつかとベートーベン「熱情」を弾きましたが、これが凄かったです。
絶対に日本人に受けます。情念の乗せ方が、日本人向けです。
久々に感動し、カラダが震えました。
彼女を発見して、ナント音楽祭に引き出したのも、もちろんルネ・マルタンです。
マンゴーバさんは、5月に「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」にも、来ます。
再会が楽しみです。
高樹のぶ子
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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どこの御国の方なんでしょう。
マンゴーバさん、日本にいらっしゃるんですか!「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」って、どこで開催されるのでしょう?また、詳細を御教え下さい。
高樹先生、サーモンピンクのコート、素敵です♥
[ラ・フォル・ジュルネ・オゥ・ジャポン]は東京フォーラムをメイン会場で開催してます。
とりあえず2日の初演のプラメナ・マンゴーヴァを歓迎してと、4日の夜遅くのブリジット・エンゲラーのチケットです。
シルビー・マルタンとブリジット・バルドー繋がりだ!
これ駄洒落になってるのかな?
ケイタイでチケットを入手するのに苦闘す。
途中でミスばかりして、元に戻るを繰り返す。(苦笑)
未だ先ですから、どんな連休になるのか解りません。
プラメナさんは減量に成功するかな?
東京フォーラムと云えば昨年、M翁(仙崖の漢詩の賛文を読解した方)は、フォーラム内のギャラリーで[猫]の墨絵を手に入れました。
熊谷守一の最晩年に描いたものです。
墨絵もギョッ!とする◯でした。
彼の絵は僕の友人でも好きな人が多いです。
皆さん男性。
ラ・フォル・ジュルネ・オゥ・ジャポンを楽しみにしています。