高樹のぶ子のSIAブログ
妖精の舞い
今日は、女子新体操の世界大会が福岡でありました。
ブルガリア、カザフスタン、中国、日本、ロシアの五カ国の舞姫たちが、ロープの演技を繰り広げました。
各国、5人のチームなので、呼吸が大事なようです。
3時に始まる予定で、でかけたのですが、結局競技は6時近くになりました。
競技が終わり、日本は4位でしたが、そのあとで世界トップレベルのエキジビションを見ました。
私は、ずっと舞台裏を見ていました。
何時間も前から、練習を続けています。
表舞台よりそちらの姿の方が美しいのです。限られて場所で必死に同じ演技を繰り返している・・
日本のチームは「フェアリージャパン」と呼ばれているテイーンエイジャーたち。
体格的にも、まだ成長過程ある少女たちで、ブルガリアやカザフスタンとは違う。
マチュアーな印象ではなく、それだけに応援したくなりますが、オトナのオンナたちにはちょっと敵わない部分もあるのかな。でも4位というのは、健闘でしょう。
カラダを使って見る人を感動させることは、本当に難しいです。
人間はだれでも体を持っているから、「並外れた」何かが無いと・・
エキジビションは、その点、圧倒的ですね。
舞台裏で、何気なく練習している姿は、片足を真っ直ぐあげると、ナント、頭の高さに膝がある。
膝から上が、頭から真っ直ぐに伸びています。
こんなカラダに生まれたら、それだけで幸せ絶頂ですが、それだけでは世界のトップには立てない。
つくづく、カラダを使う仕事でなくて良かったと思いました。
エアロビクスなど、カラダを動かす美しさに、いつも感動しています。
バレーも好きですね。
今月はシルビーギエムの舞台がありますので、楽しみ。
人間は、自分にないものに憧れるのでしよう。
戻ってくると、立松和平さんからハガキがきていました。
私が上海に行っているちょうどそのとき、ベトナムのフエで、文学者会議があったのです。
私も行きたかったのですが、上海SIAのために行けなくて、ベトナムの女流マイさんにプレゼントをことづけておいた報告のハガキでした。
和平さん「マイさんは静かで笑顔の美しい人ですね」
そうなんです、とっても可愛い女性でした。ささやかな私からのプレゼントを「のぶ子、のぶ子」と喜んでくださったようです。和平さん、ありがとう、そしてオツカレさま。
高樹のぶ子
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作家のブログで、こういう生の声が聞けることに、幸せを感じます。
そうですか、今日、福岡では新体操の世界大会があったのですね。私は、福岡空港から離陸して、久しぶりに子を連れて自宅に帰っています。やっぱり、福岡の方が暖かいです!さぶっ!
行きはよいよい帰りはひとり・・・。私は明日、また福岡に戻りますが、次男が福岡の地を踏むことはもうありません。さすがに辛くて、なかなか眠れず、このブログを開きました。
そしたら、なぜか、少し気持ちが楽になったから不思議です。ささやかなしあわせをありがとうございました。
新体操を観に行かれ、その舞台裏も面白いのでしょうね。
舞台での自己移入は諦めて、舞台裏のイメージ猛特訓の美しさを観賞ですか・・物語性を求め・・。
新体操・バレイ・モダンダンスや舞台物は映像より、ずっと直観すると伝わって来ますね。
身体の躍動美は、僕にもファンタスチックです。
舞台の人物にすり替えて、自己陶酔するには最もし難いです。(笑)
タダタダ、圧倒されて異空間の異星人を眺めてるだけです。
息子の彼女は高校生まではクラッシックバレイ、大学は健康スポーツ科の学生ですから、極々普通の身体では有りません。
モダンダンスも日頃から、猛特訓しての舞台のようです。
若い頃は鉄棒やバック転も得意でしたが、20代後半には怖くなりました。
特にポイント軸になる首の筋肉の衰えが原因でした。
ところで、観賞して若返りはできました?
早く休んだら目が覚め、ラジオ深夜便で若い声の歌人の尾崎左永子さん、その後は坂口安吾、林芙美子の昭和24年のインタビュー放送が有りました。
歌人は何だか若い?
文学の方々は相当ひょうきんな雰囲気が有りますね。(笑)
坂口安吾は[堕落論]?の日本文化史観や囲碁と宮本武蔵の話など、面白く印象に残ってます。
林芙美子も山口の出でしたね。
未だ戦後の心象状況が伝わってきて、二人とも僕には面白い放送でした。
亡父に二十歳の頃の読後、坂口安吾はどう思うか尋ねたら、アレは少し病的で狂ってるよ、どうもこうも・・・でした。(苦笑)
今朝、奈良の友人の日記を読むと、薬師寺の国宝・日光菩薩と月光菩薩が東京・上野の国立博物館で来年3月から展示するらしく、取り外し工事が始まってるそうです。
工事の為にライティングされた日光菩薩のPHOTOが素晴らしく綺麗でした。
月光菩薩は布でぐるぐる巻きです。
彼はKENZO TANGEの事務所で表参道のハナエ・モリの建物も担当しました。
Mr.TANGEにかなり好きにさせて戴いた様で、デザインは彼の卒業設計計画にそっくりです。(笑)
ところで佐世保の乱射事件も凄惨で、九州は一体全体どういう状況なのでしょう?
無法地帯では類は類を呼ぶと言います。
地元の告発運動を何処かがやってるのも、伝わって来ないです。
今朝は確かに寒い、ストーブも付けっ放しです。
輪切りの蜜柑とアーモンドの砕いたものに小鳥。
草刈りした跡をジョウビタキが餌を探しに寄って来ます。
飄々とした人柄にお見受け致しますが、実際にお会いする機会がないため、分かりません。
しかし、「森の環境維持保全」に身を砕く作家の一人として尊敬する人物の一人です。
また、そのような立松和平氏と先生の人間関係がどのようなつながりなのか分かりませんが、興味のあるところです。
でも、立松先生を通じて、ベトナムの女流マイさんにプレゼントが無事届けられ、マイさんに喜ばれたことは何よりで、よかったですね。。。
By T.S. on 16th Dec., 2007
新体操ではありませんが、私のところも親戚にオリンピック女子選手がいます。大学・院のときと日本代表で出場。メダルは取れませんでしたが。(アジア大会ではメダルとっていますが)私の高校の後輩でもあり、陰ながら応援しています。先月・11月のドイツでの予選の結果、来年の北京オリンピックに出られるか、最終選考結果がどうなるか不明。コンマ1の凌ぎを削る世界のことを、彼女、ブログに書いています。175センチ位あり、すらっとして一見モデル風で、スポーツ紙にもときどき登場していますが、パワーのいる種目です。
ベトナムの方の話が出てきましたね。身内の結婚式に、ベトナム女性がスピーチして、これも印象的でした。ニューヨーク・上海・タイペイ・・と各国からの参加があって、本当に、人生って、小説のストーリーの向こうに行っているようです。
今、ベトナムの発展もめざましいものがあるようですね。
シルヴィー・ギエフのバレエは、テレビでも見てない筈ですが、シルエットに見覚えが有ります。
凄くPHOTOでは逞しい身体でした。(笑)
若い頃、バレエのステージも何度も観賞しましたが、退屈で大体仮眠してました。
バレエは床が硬いので、関節に負担が懸りますから尊敬です。
ラヴェルの[ボレロ]は中学から大好きな曲でしたが、映画「愛と哀しみのボレロ」からでしょうか、世間ではバレエで有名なのですね。
ダフネとクロエも踊りの曲でしたね?
大河ドラマ[忠臣蔵]の討ち入りのテーマ曲に使われたせいも有り、どんなステージなのか想像できないです。
現代は女性もスッキリする曲になってたのかな。
報告をよろしく!(笑)
アラブ的な雰囲気の演出でもなさそうですし、確かに女性も逞しくなった、象徴の曲としてはピッタリかな。
でも何だか嫌だな~、ダン・ダ・ダ・ダ・ダン・なんてマイナーで攻めて来るつもりかな?(笑)
初めて受験で上京する時に汽車の中で、何度も[ボレロ]の曲が、身体から湧いて来ました。
お上りさんの緊張感と夢を励ます曲です。(笑)