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映画「嘘八百ロワイヤル」(2020)

2023年01月16日 08時58分51秒 | 作品review
先に「嘘八百」を見るべきなのだが、こちらを見てしまった

最初から、騙し合いですよ、ということを歌っている物語は、全部疑ってしまうね。これも罠では?これもブラフでは?本当はこっちとこっちがグルなのでは?等々。

それが小説や映画などの世界なら面白いが、現実の社会の中で、猜疑心というものを募る動きは、規模にもよるが私は「悪」だと思う。それが10代の学校の世界でも、ママ友の世界でも、もっと大きな詐欺と呼ばれるレベルのものでも。

だから、例えば、血気盛んすぎる人には暴力じゃなく格闘技にそのエネルギーを活かして欲しいように、人を騙すとか利用するという行為は作り物の世界だけにしてほしいと強く強く願う。

でも、これは映画。面白かったです。

しかし、阿部寛さんや薬師丸ひろ子さんの時にも思ったけど(前回の「とんび」のレヴューをご覧ください)、中井貴一さんも今ではすっかりコメディータッチの演技でも大活躍されるようになられましたね。元々、2枚目人気俳優さんの息子さんでご本人も2枚目、ということでしたが、今ではもう二世俳優とかそんなこと誰も思いもしないですね。

貴一さんは、やっぱりTVの超人気ドラマ「ふぞろいの林檎たち」でまずは有名になられましたかね?

私が見た映画でコメディーっぽいものは「記憶にございません」「寝ずの番」そして本作、コメディーも、また数々の重厚なシリアス映画やTVドラマ、時代物にも出演されて、本当に幅の広い役者さんです。

相棒役の佐々木蔵之介さんも同じく幅の広い役柄をされますよね。最初印象的だったのはTVドラマの医龍。映画「3月のライオン」「花戰さ」も良かったです。関西弁もnativeなので自然に面白い。

広末涼子さんが美人で:着物の時の方が綺麗と個人的にはそう感じました。彼女もすごいアイドルさんが出たと鳴り物入りでデビューされた時には、こんな汚れ役をするようになるとは想像もつきませんでしたが、映画「ミックス。」で、ちょっとおばさん役をされた時リアルだったので、やっぱ女優さんはすごいなと思いました。

友近さんもいい味出してます。私は、彼女に、お笑い要素一切なしの超極悪詐欺師とか、超くせものの金貸し屋とか演じて欲しいと思ってます。歌も上手いし、すごいことになりそう。

てなわけで、名家から盗まれた高価な幻の茶器を巡って、騙し合いながらひと儲けしようとするお話。いや〜、悪い人は悪いこと考えはりますなぁ。でも結果、人助けになっちゃってる?あれ?

雀々さんが出てたのは個人的にめちゃ嬉しい。年齢もタメ。寂しい時は彼の落語でいつも元気になってますから。

いつもどこか飄々として、時にはダメ男、時には小ずるい男を演じて独特の色気を醸しだす吹越満さんも存在感あり。

竜雷太さんが出てると「ゴリさん」より「こおっち〜」って言いたくなる。

で、なんと言っても、あの超イケメンモデルさんだった加藤雅也さんが、あんな役で出てるとは!そしてその演技がかなりすごい!最初「あれ?加藤さん?」と思ったけど、イメージが違ったので確信持てなかった。

長身で、英語堪能で、めっちゃ男前で、ハリウッド映画にも出てた、超イケメンの加藤さんが。。。

昔は彼がモデルで「彼に編みたいセーター」とか、そう言う編み物の本も出てたぐらいの売れっ子モデルさん。大勢の女性が憧れるイケメンモデルさんだったので、この悪党が加藤さん?え?ってなっちゃったんだけど、エンドロールでやっぱり。。。となりました。

いいと思います!かなりいいと思います!関西出身なので言葉もnative:こだわってるわけじゃないけど、特に悪役は言葉のイントネーションが違うと迫力なくなっちゃうんですよね、同じ関西nativeにとって。だから。

てなわけで、面白かったです。
どんでん、どんでん、どんでん、返しってなる映画は最後まで気が抜けませんしね。よく映画館でエンドロール流れたら帰っちゃう人いるけど、特にこう言う映画は最後の最後に「あれ?」ってのもあるから見ないとね。私は基本、どの映画もエンドロール最後まで見るのが好きです。てかそれ含めて作品と思ってます。

そして、この後、遡って「嘘八百」を見ると言う。。。







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