cottonの山日記

「孤高の人」を読んだのがきっかけでH15年から山にはまっています。

2016_0730白毛門沢

2016-07-31 | 登山

7/30(土)Nobさんと,白毛門沢を登ってきました。
私にとっての沢登りは去年の那須・井戸沢以来の2回目。今回のコースは井戸沢よりちょっと難しいものの,沢では初級コースとなっているみたいです。

白毛門というと普通、樹林帯の急登を汗ダラダラで登る夏山と、きついラッセル訓練でわが身を苦しめる冬山の2つを思い浮かべる方が多いと思いますが、沢登りで山頂を目指すのなら「爽快」のひと言に尽きます。
白毛門沢は白毛門の南面を勢いよく流れる豪快な沢で、これといった悪場もないので、初級者でも上越らしいナメとスラブを楽しめる渓として人気があります。
静かなブナの森を彩るナメや大滝はどれも快活そのもので、ジジ岩とババ岩を眺めながら、源頭部では爽快かつダイナミックなスラブの世界を堪能することができます。
大滝「タラタラのセン」や大ナメ滝を越えると視界が開け、白い雲と透きとおるような青空を目指すようにスラブ帯を攀じ登り、山頂へと導かれるこのルートは、ゴルジュに代表される沢登りとしての暗いイメージが微塵もなく、太陽をいっぱい浴びながら、豊富な清流と戯れることで、日頃感じることのできない清々しさを心の底から味わうことができます。 と,ガイド本にそう書いてありました(^^;)

【タイム】
5:41スタート
6:34東黒沢との分岐
7:52タラタラのセン
9:28源頭部の近く
11:32白毛門
12:08下山スタート
14:06駐車場着

◆準備(沢靴,ネオプレーンソックス,スネスパッツ,ハーネス,カラビナ,スリング,8mm×30mロープ等)を整え入渓です。トップはNobさん。5:50


◆早速,小滝が。涼しそうでしょう。5:56


◆滑らないように慎重に歩く私。5:59


◆ナメが続きます。とても綺麗です。名前はハナゲの沢。ちょっと可哀想ですね。6:03


◆小釜(水流によって深くえぐられた円形の淵のことをいう。沢ではその形状から深い滝壺のことを示すことが多く,水中は渦巻いていて,落ちると巻き込まれる。)6:06


◆ど真ん中を登って行くNobさん。6:15


◆私。水流の中を登っていくのは結構楽しいです。6:16


◆この辺りは全く危険ではありません。6:17


◆エメラルドグリーンが美しい。思わず泳ぎたくなりますが,先を急ぎます。6:25


◆水流は強いですが大丈夫です。6:32


◆東黒沢と白毛門沢の分岐です。左が白毛門沢。6:34


◆所々に流木が。結構ありました。6:38


◆トイを左から登るNobさん。6:55


◆今度は右から。7:10


◆タラタラのセンの下部。大滝です。7:46


◆タラタラのセンは登れないので左を高巻きします。この高巻きが結構大変。7:52


◆とても難しかったポイント。途中まで登りましたが,安全第一で左を巻きました。8:07


◆タラタラのセン。防水カメラのレンズが曇ってしまい,ピンぼけみたいでごめんなささい。8:21


◆本日の私。登山してる人は大汗かいているでしょうが,水冷式天然クーラーでとても気持ちよかです。8:48


◆本日のNobさん。元気いっぱい!! 首からぶら下げているのは,沢専用のマップです。9:05


◆大岩は右を登ります。9:09


◆源頭部近くを登るNobさん。9:28


◆ジジ・ババ岩かな?9:29


◆ミネラルウォーターで水分補給。9:33


◆源頭部を登る私。このあたりからヘロヘロ状態。足が進みません。10:23


◆クライミング中の真剣な私。ロープは出していないので,落ちると怪我します。10:47


◆登って来た沢を振り返る。よく登ってきたなぁ。10:51


◆やっとのことで白毛門に到着。万歳!! 11:32


◆谷川岳は雲の中。一ノ倉沢に残雪が見えます。12:37


◆下山途中から見たタラタラのセン。13:09


◆下山道はずっと日陰だったのが幸い。この日はめちゃ暑かったです。14:00



【まとめ】
滝をへつる時,足を滑らせドボーン。足は届きません。慌ててしまい,滝の方に泳ぎ始めたら,水流により進みません。そのまま少しながされ,冷静に岸の方にたどり着きました。ひとつ勉強。でも,ドボーンは冷たくて気持ちよかった。なんてね。
あとひとつは,上半身の強化。高巻きやクライミングでは相当腕の力を必要とします。最後の頃は,腕がヘナヘナ状態になってしまったので,今日から腕立て伏せです。


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2016_0717那須・井戸沢 沢登り

2016-07-18 | 登山
土曜の夜に仕事の調査が一段落して,日曜にフリーな時間ができたので,急遽,那須の井戸沢に沢登りに行ってきました。
井戸沢は去年の夏,Nobさんと麗子さんの3人で行ったので,今回は2回目となります。まぁ一人でもなんとかなるだろうと思ったのが大きな間違いでした。

駐車場のすぐ脇にゲートがあり,これを跨いで入ります。6:20


しばし歩くと「三斗小屋宿跡」に到着。この宿は会津藩によって整備された会津中街道に設けられました。1868年,戊辰戦争の際,会津軍(旧幕府軍)と新政府軍とのあいだで激しい戦いが展開され,その際14戸が焼失したと記載されていました。7:05


ゲートから約50分歩いて,いよいよ入渓ポイントに到着。7:11


水戸には那珂川が流れていますが,源流は那須にあったのですね。7:11


cottonの沢スタイル!! 沢靴,カミノパンツ,スネスパッツ,ニーパッド,速乾性のTシャツと長袖にヘルメット。まだまだ初心者です。7:28


井戸沢は入渓して,直ぐに左に入らなければならないのに,それを見落としてしまい,中の沢をそこそこ遡行してしまいました。失敗その①。7:36


突然立ち塞がるのは,巨大な堰堤。8:11


トラロープ1本に頼り,ほぼ垂直な丸太の壁を登ります。濡れていて滑りやすかった。8:14


最初に現れたF1。Fの番号の付け方は,皆さん異なるので要注意。ここは,簡単に登れます。8:39


お天気は曇り。でも登っていると暑くなり,沢水がとても気持ちよかったです。意外と冷たくないんですよ。水量は去年より多めでした。8:41


程なくして,井戸沢最大の核心F3(18m)に到着。流石にここは登れないので,滝の右側を巻きます。ちょっと難しいです。8:43


ミニ滝の連続。9:05


登っている滝の途中から下を撮影。9:33


F? ここは左側を登ります。曇っているのはガスではなく,防水カメラのレンズが曇っちゃったから。9:43


本日の私。井戸沢独占,気持ちよかです。9:54


本日の私パートⅡ。9:56


だんだん沢が狭くなっていきます。9:59


いよいよ藪漕ぎ開始。10:31


茶臼岳。雲は湧き上がってくるものの,全体が真っ白になることはありませんでした10:45


良い感じのところに出たなとホットしていると,後で分かったのですが,上部はなんと偽尾根だったのです。山道がある主稜線から派生した副稜線を主稜線に勘違い。原因は,もう少し上に詰めてから左の沢に入るのに,私はその手前の沢を左に入ってしまったのです。失敗その②10:58


偽尾根の稜線を目指して笹ならぬ篠漕ぎに悪戦苦闘。沢靴の底はフェルトでできているので滑ること滑ること。11:21


なんとか稜線に到着したものの,あるべき山道がありません。稜線から少し外れてもう少し先かなと思い,今度は偽稜線の先を下り始めてしまったのです。篠藪はまるで滑り台のよう。あっという間に数十メートル下へ。こういう時こそ冷静にということで,昼食タイム。13:40


GPSと地図をよく確認し,主稜線の山道目指して直登することに決定。これがなかなかきつい。笹や雑草,灌木を掴みながら必死に登りました。山道に到着した時はホットしましたが,体はヘロヘロ状態。約3時間ロスしたことになります。沸き立つ雲と隠れた茶臼岳。13:52


流石山。14:11


ゼンテイカ。14:17


大峠。私は三斗小屋温泉に向かいます。14:44


三斗小屋宿跡と三斗小屋温泉の分岐。大峠からここまでが遠かった。私は左側「三斗小屋宿跡」へ。16:35


やっと入渓地点に戻ってきました。17:16


今回歩いたルート。


痛恨のミス。もう少し上に詰めてから左の沢に入り,少しだけ藪漕ぎすれば主稜線の山道に出たのに,手前の沢を左に詰めたことにより,偽稜線を目指してしまいました。3時間のロスは痛かった。


【感想】
皆さん,ポイントポイントでは,地図及びGPSで確認し,ルートを外してないか確かめることはとても大切です。教訓・教訓。今回の重要反省点。



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