cottonの山日記

「孤高の人」を読んだのがきっかけでH15年から山にはまっています。

ヤカイ沢(平標山)山スキー

2013-02-23 | 登山






平成25年2月17日(日),山岳部のメンバー5人とNobさんも加わり,7人のパーティーでまたまた平標山に登ってきました。狙いは「西ゼン」大滑降!!


水戸2:45==3:30桜川筑西ICのモータープールに集合・桜川筑西IC3:45==赤城高原SAで朝食==6:15湯沢ICのコンビニ==7:00火打峠7:30----11:30平標山(1984m)12:00~~13:00休憩1500m付近13:15~~14:00火打峠14:30==月夜野IC==16:50桜川筑西IC==18:00水戸


当日の天気は午前中乾雪,正午から曇り・晴れの予報。
火打峠には既に10台位の車が駐まっており,みなさん準備中。

◆一番遅く着いた我々はパッパッパと準備を整え一番でスタート。三国小学校脇から林道に入り,ノートレースの道を交代でスキーラッセルしながら進みます。ところが,ヤカイ沢に左折する場所を見逃し,ちょっと前に進みすぎUターン。30分のロス。ガクッ(T_T)


◆戻ったら,既に後発隊の別パーティーが道を作ってくれていました。これを「ラッセル泥棒」と言います。ラッセルで登るのとトレース道を登るのでは体力消耗が全然違います。ラッセル者さん,どうもありがとうございました。ちなみに,前日及び前々日に降った雪でラッセルは脛(スネ)から膝(ヒザ)でした。MSRのスノーシューを装着したボーダーは急斜面がなかなか登れず四苦八苦。その点浮力のあるスキーはガンガン登ってしまいます。【MIZUさん撮影写真を借用】


◆約4時間の登りで平標山頂に到着。気温は-15℃で+10m強風のおまけ付き。体感温度は-20℃以下間違いなし。とってもとっても寒いです。肝心の西ゼン方面はガスガス。残~~念。


◆完全武装のNobさん。


◆山頂にて記念写真。【MIZUさん撮影写真を借用】


◆しばし悩んだものの,今日はお天気の神様が味方してくれなかったと諦め,登ってきたヤカイ沢を滑降することに。でもでもなんと30分も経過したら青空が広がってきたのです。やられたーーーーー。


◆松手山から平標山に続く稜線は真っ白。とても美味しそうな斜面ですが・・・・雪崩のリスク高いのかな?


◆苦労して登っても滑降はあっという間。そのまま駐車場ではもったいないので,途中でホワイト&ブルーを楽しみながらランチタイム。頂上の寒さが嘘のよう。お日様エネルギーはさすがです。しかし,雪は重雪に変身。


◆ランチタイムその2


◆ランチタイムの場所から北方面を望む。トップでラッセルしてくれたパーティーは西ゼンを行ったと思われます。しかし,ほぼ斜度が無くなった平らな沢はフカフカ雪で,土樽までの長いルートはまたまたラッセルだったことでしょう。


疎林の中の滑降は楽しかったものの,西ゼンを狙っていたので,ちょっと不完全燃焼。
3月にもう一回,西ゼンをチャレンジするぞぉ~(^_^)v


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女峰山撤退の巻

2013-02-11 | 登山






2/10(日曜),Nobさんと霧降高原スキー場跡地から女峰山を目指しました。
このところBCスキーが続いたので,たまにはみっちり歩きたいというNobさんのリクエストにお応えして。

霧降高原スキー場跡地の駐車場に6時集合。気温-12℃。準備を整え6時30分にスタート。

◆6:37今は閉鎖となってしまった霧降高原スキー場のゲレンデ内を登ります。


◆6:45日が上がってきました。いい天気です。


◆6:47ゲレンデが朝日に輝くモルゲンロート。


◆7:32奥の冠雪した山々は那須方面。


◆7:32ゲレンデの北に位置する丸山。奥右は高原山です。


◆7:34赤薙山が見えてきました。


◆8:30赤薙山到着。標高差700mを2時間。まずまずのペースです。


◆8:49本日のターゲット「女峰山」をロックオン。中央奥の真っ白い山がそれ。まだまだ遠いです。


◆ズーム


◆9:07前日から入山したパーティーのテントがありました。これはトレースが使えるぞぉ・・・と思ったものの,少し先まで登っていくとなんと4人様にお会いしてしまい,もう下山するとのこと。


◆9:30奥社跡に到着。


◆10:20歩けど歩けどまだまだ遠い女峰山。


◆10:55自然の落とし穴に落ちてしまったNobさん。


◆必死で這い上がり。


◆中は空洞。こんなことが何回かありました。


◆11:16一里ケ曽根に到着。近づいてきたもののまだまだ女峰山は遠い。


◆11:17右側の稜線を回り込んで女峰山に向かいます。


◆11:17モアイ像と呼ばれる岩。ほんと似てますね。


◆11:18東に位置する高原山方面。左の山に見えるゲレンデはハンターマウンテン。


◆11:45まだまだ遠いな女峰山。


◆ズーム。これは女峰山の手前の山です。


◆11:47私はワカンですが,今回NobさんはMSRのスノーシューを持ってきました。Nobさんが歩いた後をワカンで歩くと少し潜ってしまいます。スノーシューは接地面積が広いだけあってノートレース斜面にはもってこいです。しかし,斜度が厳しくなると苦戦。そこは私がトップになってワカンを蹴り込みラッセルしました。この繰り返しで登っていきました。いい作戦かもです。


◆12:14かなり近づいてきました。手前ピークではなく中央が女峰山。


◆13:06 1300mの駐車場から6時間30分登って2350m地点まで到着。女峰山(2483m)まであと133m。しかし,この斜面で我々は撤退を決めました。写真では分かりませんが,風が強くなり寒さが倍増。それと雪が薄くしかも緩んでいるため,ピッケルとアイゼンの効きが甘いと判断したため。ザイルがあればチャレンジしたでしょうが,前回の平標山BCで日没までに下山できずヘッデンのごやっかいになったので,本日は無理をせずここまでとしました。


◆13:34撤退地点を振り返る。手前斜面の登り口にて撤退。あぁ~ぁ,もう少しだったなぁ。


◆14:14青空が眩しい。


◆14:19会津方面の景色。


◆15:21春を待つシャクナゲ。


17時に無事下山。今回は10時間30分歩きました。体内脂肪も相当燃えたことでしょう。来年はスタートを5時に早め,ザイルとハーネスを持参してリベンジです(^_^)v



これは「とちおとめ」。。困ったことに(^^;)



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困ったことに。。~平標沢BC~

2013-02-02 | 登山






私には困った友達がいます。その友達は私の仕事の邪魔をするのです。
1月30日(水),職場に出勤したら携帯に1本のメールが入りました。



【題名】困ったことに。。
明日の雪山はどこもバカっ晴れです!( ̄^ ̄)V
谷川も攻めれるぞ~
休んじゃえば~ (^。^ゞ

あちゃ~Nobちんからだぁ!!!
こりぁ~困ったぞ・・・。
そして早速返信しました。

【題名】RE困ったことに。。
困ったことに・・・・休めます(^_^)v 行きましょう。
どこにしますか? 谷川岳,平標,神楽峰?

そしたらメッセが届きました。

【題名】困ったやっちゃ!
ガッハハハ!( ̄^ ̄)V 
2人で行けるとなれば、もちろん谷川山系がいいでしょう!
平標から登り返して日白山そして三国街道に戻る例のやつはいかがでしょう!
雪が深すぎるようなら、ヤカイ沢で火打峠に戻るというパターンで (^_^)v

そして集合場所の連絡を私からメッセ。

【題名】集合場所
トンネル手前の三国小学校の所(火打峠)だと,そこから田代方面へ往復しなくちゃなので,湯沢IC下りて左に曲がり,最初のセブンイレブンにしましょう。
時間は概ね6時。
これでどうですか?

そしてNobちんのレス。

【題名】RE集合場所
ラジャリ!( ̄^ ̄)V



こんな感じで我々の山行は決定します。
なんと言っても,山行は「お天気」次第です。眺望がなかったら山の魅力は半減じゃなく10分の1かな。特にこの厳冬期の時期はなおさらです。
と言うことで,1/31(木)Nobちんと平標山に登り,平標沢を滑降し,そこから日白山鞍部に登り返し,また滑降してきました。

◆田代ゴンドラステーションの近くに車を1台デポし,2人で火打峠駐車場へ。気温は-12℃。冷えてます。準備を整え7時20分,シールを板に装着しスタート。目指す平標山は正面の真っ白に冠雪した,まさに平なお山です。このコースは3回目なので,見慣れた光景になってきました。〈8:25〉


◆さらに登高し振り返ると,そこにはこれまた平な苗場山が真っ白に輝いていました。〈9:30〉


◆苗場山のズーム〈9:30〉


◆苗場山の南側方面の山々です。〈9:31〉


◆約3時間の登りで標高差約1000mの平標山頂(1950m)に到着。私の右は「平標山の標識」を核に育った樹氷です。〈10:25〉


◆平標山頂から北の巻機山方面の景色。綺麗だぁ~(^_^)v〈10:26〉


◆同じく東の谷川岳方面の景色。ブラボー!!!〈10:26〉


◆平標山の東にあるお隣の仙ノ倉山。〈10:27〉


◆平標山の北に位置する西ゼンという斜面。ここは昨年の3/4にひゃっほ~しました。〈10:27〉


◆浅間山も真っ白です。〈10:28〉


◆山頂標識を後ろから。見事なオブジェと化してます。〈10:29〉


◆11時前に山頂からドロップイン。今回は西ゼンではなく,まだ滑降したことのない平標沢を攻めることにしました。やっぱり空はブルーに限ります。〈11:09〉



◆それではファンタスティックな滑降をどうぞ!!



◆楽しみは30分であっという間に終わってしまいました。この時間があと30分いや1時間続けば嬉しいのに。〈11:29〉


◆登り返し前の休憩中に撮影した万太郎山〈12:15〉


◆12時40分日白山方面を目指して再スタート。今度はきつい登り返しです。途中の沢には表面の雪が雪崩れたデブリが。〈13:31〉


◆お日様により表面の雪は溶けて重くなり,スキーラッセルは困難を要しました。約1時間30分登って休憩〈14:14〉


◆登りはまだまだ続きます。スキーラッセルを交代しながら少しずつ標高を上げるのですが,重い雪が我々を苦しめると共に,シールに雪が着いて団子状態に。スキーワックスをシールにつけると多少改善されました。〈15:48〉


◆登ってくるNobさん。日陰の雪は気温低下によりクラストしています。〈15:48〉


◆ピンクに染まる谷川岳と万太郎。刻々と変化するアーベントロートがとても綺麗でした。でも日帰り山スキーではこんな景色を見てはいけないのです。でも困ったことに見ちゃいました。〈17:01〉


稜線上に着いたのは登り返して5時間後。3時間の予定が+2時間。いやはや苦しかったです。今日は8時間も山を登ってしまいました。
その後は薄明かりの中をまたまた大滑降!!!
最後はヘッドランプのお世話にもなりましたが,林道を滑って無事下山。

困ったことに,タフでストイックでスリリングな最高の一日となりました。
次回の困ったメールはいつ届くかな^^

◆今回のコース





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