cottonの山日記

「孤高の人」を読んだのがきっかけでH15年から山にはまっています。

【蔵王ヒルミネンコ撤退の巻】

2020-08-16 | 登山
「試練と憧れ」とは、劔岳の早月尾根コースの登山口にある碑に記されている言葉である。試練を乗り越えなければ憧れは手に入れることはできない。または、憧れを得るためには試練を乗り越えなければならないということか・・・。とても素敵な言葉である。


現在の私の憧れは、凸お腹を凹お腹までいかなくても、もう少しフラットにして体重を3キロ落とすことである。
今までは毎晩飲んでいるビールや日本酒、焼酎により蓄積された脂肪を、月2回程度のまあまあハードな登山によりカロリーを消費することでバランスを維持してきたが、最近は登山回数も少なくなり、私のお腹は「お山」になってしまった。

私の趣味は登山や山スキーだが、1年半前にロードバイクを衝動買いしてしまい、霞ケ浦一周125キロ2回をはじめ、猪苗代湖一周60キロとか、いわゆるロングライドは何回かやったが、距離は長くても負荷が少ないため意外とカロリー消費は少ないのである。
そこで、最近ヒルミネンコ(自転車でヒルクライムした後に登山をするという「どM」が好きな方が楽しむスポーツをいう)にはまっているNobちんに触発され、今回蔵王ヒルミネンコに挑戦した。

蔵王エコーラインのスタート地点の赤い大鳥居を7時30分にスタート。


いきなりの急坂に太ももが悲鳴をあげる。ちなみに私のロードバイクは20段ギアだが、最初から一番ロー。ヒーヒー言いながら、最大トルクで漕ぎ続けるも、限界に達すると下車して自転車を押し歩き。その脇を小学生が軽々と登っていくのだから、おじさんはshock。


こんなところを走ります。


ただ今、休憩中。


また、斜度が緩やかになるとチャリに乗って漕ぎ漕きを続け、何回か休憩をとりながら、2/3まで約2時間かけて来たら、強風とスーパーガスガスによりコンデションは悪化。私の体力もほぼ限界だったので、ここで勇気ある撤退を決意。(本当は理由ができて良かったという説も) でも、なんとか標高差888mまで登れたことは初ヒルクライムとしては上出来としよう。

撤退を決意した地点。


さて今度は下り。当然凄いスピードが出て、ブレーキングが大変でした。ブレーキをしっかり握るためにはドロップハンドルを持ってブレーキレバーを握るのだが、前傾姿勢になったところに下りの傾斜が加わり、体の重心位置が前方になり、手が痛くて大変でした。結局、登り約2時間のところを15分でとうちゃこ。人生下り坂は最高ですね。

今回のルート。


888mクライムした証拠。


本当はこれが見たかった!!!


てな訳で、初チャレンジは撤退の巻となってしまいました。しかし、恐るべしヒルクライム。1日で約2キロ体重が減りました。まあ、2日もあれば元の木阿弥となることでしょう(笑)。

次回はメッカの乗鞍をやってみたいっす。おっと、その前に百名山55座目となる白山も登らねば!!!