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断章、特に経済的なテーマ

暇つぶしに、徒然思うこと。
あと、書き癖をつけようということで。
とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。

コロナ問題の件

2020-04-12 06:07:13 | MMT & SFC
コロナ問題が騒がれ始め、かれこれ3か月であろうか。 経済活動には深刻な影響が出始めている、という段階は過ぎ、 長期戦の様相を見せ始めている。 当初、中国で工場が止まったの株価が下がったのといっていた間は とりあえず、国内ではどのようにして景気への影響を避けるか、 景気対策をどうするか、という問題設定で 議論が始まった。ところがしばらくたつと、今度は 国内でも伝染病の広がりを防ぐため、経済活動に対す . . . 本文を読む

財政赤字の二つの道 良い道と悪い道

2020-03-27 15:14:11 | MMT & SFC
ランダール・レイが昨年11月に下院予算委員会にて行ったテスティモニー、 ――まあ、普通は議会証言などと呼ばれているようだが、 これはどういうものなのかなあ――であるが、 これは彼一流の皮肉というのか、独特のニュアンスに富んだ内容であり、 やや込み入った書き方になっている。個々の文章は簡単である。 ところが話の流れをつかみにくい。おそらくは 反緊縮という論点に的を絞らねばならない、という事情の中で . . . 本文を読む

インフレの話

2020-02-16 14:08:41 | MMT & SFC
MMTの議論で分かりにくいことの一つは インフレに対する考え方だろう。 数量説要因を全面的に否定していることはわかるのだけれど、 例えばクルグマンとの論争ではMMT側(レイ・ケルトン・ガルブレイス)は インフレ時に財政支出を減らすことについては否定的であった。 簡単に言えばクルグマンあるいは 裁量的財政政策を支持する人たちのイメージは次のようなものであろう。 要するに、民間の支出や投資は循 . . . 本文を読む

ティモワーニュ氏来日に向けて(向かうかどうかわかんない。。。。。)

2020-01-14 21:07:31 | MMT & SFC
このブログではこれまで度々テーマに取り上げさせてもらっていた Eric Tymoigne 氏がこの6月に来日の予定だとのことで、 話を聞きたければ時間をとりますよ、みたいなツイートがあったものだから 連絡を取ったところ、快く快諾していただけた。 ティモワーニュ氏は外見から判断するに、おいらよりだいぶ年下であるようだが ネットで調べても、詳しい生年月日情報はわからなかった。 どうも最近は、そういう . . . 本文を読む

Scott T. Fullwiler "An endogenous money perspective on the post-crisis monetary policy debate" の話 #4

2019-12-27 22:19:57 | MMT & SFC
フルワイラー論文の最後。 今回で最後だが、まとめて一本のPDFにして、 必要という方にはご連絡をいただければ 資料として提供はしますけれど、 このブログエントリーで公開している訳文については 来年、早々、一般公開は取りやめる方針。ほかのエントリーも 同様の方針ですが、めんどくさいのでなかなか実行に移さない。。。。 今回は、もう結論部分だけなので、 そんな難しい話ではない。 なお、本論文はメアリン . . . 本文を読む

Scott T. Fullwiler "An endogenous money perspective on the post-crisis monetary policy debate" の話 #4

2019-12-22 21:51:35 | MMT & SFC
フルワイラーの論文4回目である。今回は短い。この次で終わりにする予定なので、 多分今年中に何とか終わるだろう。 本当は今年は、JGPについて集中的に扱うつもりで年を明かしたのだが、いざ始まってみれば あに図らんや、いや、図ったってしょうがないんだが、 結局、金融論の流れの中で終わってしまうようである。 来年こそはJGPに取り組みたい気もするのだが、これは文献も多く、 海外の実例など、英語を読んでい . . . 本文を読む

Scott T. Fullwiler "An endogenous money perspective on the post-crisis monetary policy debate" の話 #3

2019-12-15 11:11:16 | MMT & SFC
⇧ なんか操作を誤って、ここにグラフがついてしまったんだけれど、 どうやって削除していいのかわからなかったので、そのままにします。 いや、のっけからみっともない話で恐縮です。。。。。。。 さて、前回に続いて第3章と第4章である。第3章では、インターバンク市場における銀行間金利の 決定がどのようなものかが説明されている。中央銀行のオペレーションは 営利銀行の行動に合わせて調整するしかないわけで . . . 本文を読む

Scott T. Fullwiler "An endogenous money perspective on the post-crisis monetary policy debate" の話 #2

2019-12-04 22:15:48 | MMT & SFC
前回の続きです。新しいパソコンに慣れていないので、 誤字脱字がいつも以上に多いことと思いますが、 修練と思って頑張って読んでくだされ。。。。。。(入力するほうだって、 なかなかの修練なんだよ。。。。) 文章がごたついているせいで、なかなかわかりにくいこととは思うが、 おいらのせいじゃない。 表の再生が不細工だが、まあ、仕方ない。 あんまり文句言いなさんな。修行だ修行。 +++++++++ . . . 本文を読む

Scott T. Fullwiler "An endogenous money perspective on the post-crisis monetary policy debate" の話 #1

2019-11-24 22:23:58 | MMT & SFC
フルワイラーである。 MMTの最も古参の一人であり、中央銀行のオペレーションに関しては レイからも一目置かれている存在ではあるのだが、、、、、、 なんせ、英語がわかりにくい。まあ、なんというんか、なんというんでしょうね、 まあ、わかりにくいよ。それでも最近は、だんだん癖というのか、ああ、この人はこうなんだな、、、 みたいな感覚になることも多くなってきた。慣れというのは恐ろしいもので、 最近は、 . . . 本文を読む

合衆国ペニー、合衆国のニッケルと英国の銀ペニー:類似点と相違点 by エリック・ティモワーニュ

2019-10-16 21:58:28 | MMT & SFC
Tymoigne のブログエントリーで、 US Penny, US Nickel and Sterling Silver Penny: Similarities and Differences というタイトルの文章があるので、それを読んでみた。一応訳も作ったので、 興味ある方はツイッターででもご連絡いただければ、参考までに提供します。 このブログエントリーは、まあ、間奏的なもので、それほど重要とい . . . 本文を読む