ワニなつノート

名古屋からの宿題(その6)


名古屋で話すとき、私はふつうの大人に向けて話していた。
でも、会の後でkちゃんの両親が、Kちゃんがなんども私の話に同意してくれていたと教えてくれた。

ああ、悪かったなと思った。
私は大人ことしか考えていなかった。
でも、私にはkちゃんがそこにいるのが見えていたのに、大人用の話を修正することもなく、大人だけを意識して話してしまった。
と、気づかされた。

もし、同じような場面で話すとき、私は何を話すんだろう。
そう思っていて、浮かんできたことば。

さて、私は何を考えようとしているのだろう?


     ◇


《Kちゃんに話す日のために》


あなたはあなたの心のうなずくままに生きていい
あなたはあなたの自由に生きていい

あなたの感じるままに
あなたの大好きな人、
一緒にいたい人と一緒に過ごす
時間の豊かさを無限に感じながら
あなたの心のうなずくままに生きていい

わたしの願いはあなたの笑顔
あなたにはいつも笑っていてほしい…
あなたに笑顔だけの人生を贈りたいとおもうことがある
悲しいこともなく
傷つくこともなく
嫌な思いの一つもない人生の舞台を準備したい

その舞台の上で
あなたはあふれる笑顔で踊っている。
観客の拍手に包まれてあなたの笑顔が輝く…


(わたしは人形じゃない)

そうね
それはこの子の夢じゃない
この子に聞くまでもなく
わたしの中のちいさな子どもが首をふる
そんな人生はいやだと首をふる

大人になったわたしは知っている
傷つくことも
悲しむことも
二度と味わいたくないほど悲しい別れも
わたしの人生の大切なかけがえのなさだと

その別れが人生で最悪である前に
人生で最高に喜びにあふれた時間が流れていたのだと
いまは知っている


(わたしは人形じゃない
いつも笑っているだけの人形じゃない)

うん
それはよくわかってる
でもやっぱりわたしはあなたが泣いている姿をみるのがつらい
あなたが一人で泣いているのをみるのが痛い

でも
そう、わかってる
わたしのもうひとつの本当の願い
あなたが人生で最悪の悲しみに襲われるその日にも
負けないでほしい

毎日、笑っているだけの人生にいたら
それは無理な願い事ね

いつか、わたしがあなたの側にいられなくなるときにも
わたしはどんなに遠くからでも
あなたの耳元でささやくから


まけないで
だいじょうぶ

あなたはひとりじゃない

どんなに遠くに見えなくなっても
わたしはあなたの隣にいる

わたしはかならず
あなたのそばであなたの笑顔に微笑むから
あなたの涙にも微笑むから

あなたが伸ばす手をいつだって
応援するから
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「感情の流れをともに生きる」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事