ワニなつノート

《知的障害児の高等教育を考える》(その2)



《知的障害児の高等教育とは何か?》


※(高等教育とは、大学等のこと。高校は後期中等教育です)



始めに断っておくが、この話の結論を、私は知らない。


知的障害児の高等教育(※大学等)で「学ぶ」機会が保障されるべきだということは、分かった。


でも、その「学び」の具体的な「教育内容」が何かを知らない。


いや、私が知らないのは「知的障害児の高等教育」だけじゃない。

自分の体験以外は知らない。

医学部や理学部で、そして、未来創造学部、リベラルアーツ学部、海洋資源環境学部、グローバルスタディーズ学部、地域資源創生学部で、学生がどんなことを学んでいるのかを、知らない。

ほとんどの人がそうだと思う。

でも、それぞれの大学には専門の教授がいて、ちゃんとした中身がそこに「あるに違いない」と思っているだけだ。

だから、私が「知的障害児の高等教育」の中身を、まだ知らないのも不思議なことではない。


本当にそれを知るには、ヒデやなっちやゆうきくんやハルくんやちーちゃんが大学で学んだあとに、本人たちに教えてもらう以外に、ない。


          ◇


だから、これから私が書こうとしているのは、ただのイメージだ。

私たちの多くは、医学部にどういう「学びの内容」があるかを知らない。

建築学部や都市計画、宇宙学、地震学、生命科学、私たちが知らない「高等教育の学び」は、星のようにある。


知的障害児の高等教育とは何か?

私が書こうとしているのは、その星の一つだ。

私が知らないだけで、この空のどこかに必ずある星の一つだ。


せっかく生き延びた命だから、自分が星になる前に、その星の光だけでも見てみたい。

流れ星のように一瞬でいいから、みてみたい。


(つづく)
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