8歳の子ども 私を守ったもの(その4)
《同じ怒りを抱く者》と《同じ守りを願う者》
土本さんの言葉。
【自分たちが うけてきた さべつ
わけへだてられた きょういくを
これからの 仲間たちに くりかえす ことが
ないようにと やってきている。 】
【「とうじの とくしゅがっきゅうの先生から
「かくまっているから、ちがうとことにある」
ときいたことがありました。
いっしょに べんきょうや あそぶことも
しょうがいが あろうが なかろうが
いっしょに やっていく ことです。
おたがいのことを しっていくこと
それも きょういく ではないですか。
わけられたら りかいも されない。
べんきょうは おしつけじゃなく
もっと いきいき のびのび
ゆうゆうとした もので あるべきです。
きょういく にしろ
しゅうろう にしろ
ふくし にしろ
人との かんけいや つきあいかた。
こまった ときに どこに そうだん したら いいのか。
こんなんを かかえている ことを しって、
こまったときに そうだんする人をみつけて いくことを
学校のときに おしえて ほしい。
学校を そつぎょう したら それで おわるのではなく、
つぎに つながることを して ほしい。
そつぎょうご 自分たちは こりつ してしまう こともある。
うったえようにも うったえきれない
という ところが こんなんをかかえている。
□ □ □
アリスミラーの言葉。
【子どものころに自由に遊ぶことを許されなかった親は、
自分の子どもにも、子どもの生にとって
かけがえのないこの歓びを不可能にしてしまう口実を
次々に見つけます。
さもなければ、この親たちは遊びによる歓びを、
アイススケートのようなスポーツだとか、
音楽の訓練で上達することにすり替えてしまい、
技術の向上を強制することで
子どもの創造性を殺してしまうのです。】
(『真実をとく鍵』P147)
【私たちが受けた教育における最高最大の掟を発見しました。
「自分がどんな目にあったか、
自分が他人をどんな目にあわせるか、
それに気づいてはならない」というものです。
この掟のおかげで、何千年にもわたって、
私たちは善と悪を区別することも、
子ども時代にこうむった苦しみをそれと理解し、
自分の子どもにはそのような苦しみを与えずにおくことも
できないできたのだ、ということが腑に落ちました。
それ以来、子どもの虐待の原因と結果は
ひとつであると指摘してきました。
かつて自分自身が傷つけられたことを否認するから、
次の世代を同じように傷つけることになるのです。
そのことを知ろうとしない限り、それは続きます。】
(『闇からの目覚め』P198)
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