自分のためのメモ(A-3)
《特別支援教育のエンパワメント》
ときどき本屋さんで、「特別支援教育研究」という雑誌を立ち読みする。
そこにも「エンパワメント」という単語を見かける。
でも、「特別支援教育」が使う「エンパワメント」は、「力をつけること」だと感じてきた。
◇
【この言葉が日本で「力をつけること」といった意味で理解されている限り、それは個人の努力とがんばりを要求するだけの言葉で終わってしまうでしょう。
がんばれがんばれの叱咤激励になっています。
「がんばろう」のはげましは元気な人には嬉しいけれど、心や身体が弱っている人には、がんばれない自分への自責感と劣等感をあおる言葉でしかありません。
力をつけることのできた人が、それのできない人に「あなたも私のように力をつけなさいよ」と優越感を暗に示すだけの言葉でしかありません。】
(「ドメスティック・バイオレンス」森田ゆり)
◇
ふつう学級の方が「力がつく」と言ってしまうと、たとえふつう学級にいても、子どもは「エンパワメント」されません。
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