すり替わっている話（その２）

すり替わっている話（その２）


《コミュニケーションの話》


赤ちゃんと暮らす日々に、私が使っていたコミュニケーションは、「金儲け」の準備だったか？

幼い子どもとの暮らしの日々に、私が使っていたコミュニケーションは、「支配」のためだったか？

いいえ。

お互いを大切に思う暮らしの中には、外の世界とは別の「生活世界のコミュニケーション」がある。

家の中の生活世界には、個性的で自由なコミュニケーションがある。


私たちはもともと、生活世界での自由なコミュニケーションと、「システム世界」での「金儲けと支配」の手段としてのコミュニケーションを、使い分けている。


さて、障害児の「コミュニケーション能力」として、問題にされているのは、どちらか？



（つづく）