インクルーシブ教育は《ただ同じ教室で一緒にいればいいという意味ではありません》という言葉を見るたび思う。
「高低差ありすぎて耳キーンなるわ!!」
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言葉がすれ違っているのは分かってる。
それでも、この言葉を聞くたび感じる違和感がある。
「いるだけじゃかわいそう」という言葉で、どれだけの子どもが分けられてきたか。
私が子どもたちと話してきたのは、「ただ一緒にいたい」が一番だった。
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「調整0」「状況の支援なし」「一方的なアクセシビリティだけ」だった「ふつう学級」を変えるためとはいえ。
「能動的に、何もしてないようにみえる子」、「見えているのか、聞こえているのか、わからない、ようにみえる子」を、「いるだけ」じゃ意味がないからと排除してきた「ふつう学級」と同じ言葉遣い?
同じ言葉では、守れない子がいる。
「ただ一緒にいる」を守る言葉を探したい。