一人ディズニー見聞録

ディズニーを切り口に世の中の出来事を紹介しています。ディズニーソングのコンサートレポートも書いています。

どうなる!?雨の平日の東京ディズニーランド

2022-10-07 08:24:00 | 一人ディズニー
10月上旬。猛暑日から一転、11月後半の寒さに覆われた日本列島。冬の気候に加えて、平日にも関わらず多くのゲストが来園したハロウィーンの東京ディズニーランド。

歴史的な円安と物価高により、日本人の財布の紐は固くなった。それにともない、チケット代が安い10月上旬に多くのゲストが来たと考えられる。

どうなる日本経済。どうなる平日の東京ディズニーランド。詳しいことは、後日紹介。

ティガーとイーヨーの声優たちから学んだこと

2022-10-06 08:18:00 | 声優
玄田哲章と石田太郎。この組み合わせで、ピンと来た人はいるだろうか。

玄田さんは、アクション俳優の大御所・アーノルド・シュワルツェネッガー(以降シュワ)の吹き替えや、『クレヨンしんちゃん』シリーズのアクション仮面など、ヒーロー系キャラクターの声優でお馴染みだ。一方石田さんは、『刑事コロンボ』のコロンボや、『ルパン三世 カリオストロの城』のカリオストロ伯爵など、クセが強いキャラや悪役キャラの声を務めたことで有名だ。

両者とも声優界を代表する超大御所の声優さん(石田さんは故人)だが、実は共演していることも多いのだ。例えば、『くまのプーさん』シリーズ。玄田さんは、ジャンプが大好きな陽気なトラ・ティガーを、石田さんはのんびりやで悲観的なロバ・イーヨーを演じていた。

野太い声でマッチョなキャラを演じることの多い玄田さんが、ハイテンションで楽しそうに飛び回るキャラクターを演じるのは、いつも演じるキャラと違って新鮮に感じた。

また、クセの強い高圧的な悪役を演じることの多い石田さんが、おっとりとしたゆるいキャラを演じていると、ほっこりした気分になった。

玄田さんと石田さんの演技力の高さ、そして普段演じるキャラとのギャップ萌えを起こす声に心惹かれた。しかし、この感情は『~プーさん』の時にしか起きない貴重なことだ。なぜなら、この2人が演じるキャラとその構図は、ほとんど一緒だからだ。

二人が共演する際の構図は、「玄田=正義の味方」、「石田=悪の親玉」となっている。例えば、シュワの出世作『コマンドー』では、玄田さんがシュワの演じる主人公・メイトリクスを、石田さんがヴァーノン・ウェルズの演じるテロリスト組織のリーダー・ベネットを演じた。

また、『クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦』では、玄田さんが、世界平和を守る秘密組織の諜報員・「筋肉(コードネーム)」を、石田さんはテロリスト組織のリーダー・マウスを演じた。

適材適所という言葉があるように、玄田さんはマッチョな正義の味方、石田さんはクセの強い悪役が似合っている。しかし、私たちがよく知っているイメージにあてはまらず、それと真逆のことをやってギャップ萌えを生み出したティガーとイーヨー、じゃなくて、玄田さんと石田さん。

他者から抱かれているイメージと真逆のことをやる大切さを、ティガーとイーヨーの声優たちから教わることができて、とても嬉しくなった。

今年の東京ディズニーシーのハロウィーン

2022-10-02 07:43:00 | パーク
「思った以上に簡素だな」。そう思うのは、自分だけか。

先日、一人ディズニーでハロウィーンのイベント中の東京ディズニーシーに行ってきた。実は、ハロウィーンのシーに行くのは、人生初だった。ランドのハロウィーンは、小学生の頃毎年のように行っていたが、シーでハロウィーンが初めて開催されたのは、自分が中学生の頃だった。

ちょうどハロウィーンの時期は、体育祭、合唱祭、部活の秋期大会など、とにかく学校関係の行事が多かった。そのため、当時の休日は何かしらの予定が入っており、ハロウィーンのパークに行くことは出来なかった。

この状況は、高校生以降になっても変わらず、体育祭や合唱祭の変わりに文化祭が行われたため、中学生の頃よりもっと休日が忙しくなった。そして、社会人になってようやく秋の繁忙期が落ち着いたことで、ハロウィーンのシーに行けることになった。

3年ぶりに両パークでハロウィーンのイベントが行われるということで、ウキウキしながらシーに行った。しかし、ハロウィーンの装飾は入り口付近にしかなく、園内は通常時と何ら変わらない状態だった。

「いつもこんな感じなのか?」と疑問を抱きつつも、11:50からのハーバーグリーティング「ディズニー・ハロウィーン・グリーティング」を楽しみに待っていた。ショーが始まると、ハロウィーンの衣装を身にまとったミッキーたちが、1隻のフロートに乗って登場。ゲストと一緒にハロウィーンをお祝いするダンスを踊って、あっという間にショーは終わった。少し物足りなさを感じたが、それでも楽しむことができた。

そして、17:05からハンガーステージ(ロストリバーデルタ)で行われた「ハロウィーンタイム・ウィズ・ユー」を観た。このショーでは、過去のハロウィーンショーのキャラクターが登場し、ステージ上のスクリーンには過去の映像が映し出されていた。過去のショーでは、水上に多くのフロートが登場し、ジェットスキーなどのド派手な演出もあれば、ゲストの観賞エリアまでキャラクターたちが来ることもあった。さらに、「タワー・オブ・テラー」の前にはステージが組まれて、そこでもショーが行われていた。

映像を観ていると、あることに気づいた。それは、過去と現在のショーの内容と周りの状況が、大きく異なるということだ。過去のショーは、大がかりな内容だが、コロナ禍では考えられないほどの数のゲストがショーを観ており、「とにかく観よう!」みたいな必死さが伝わってきた。

一方今年のショーは、簡素な内容だったが、観賞するゲストの数は少なく、ゲストが余裕を持って観ている感じだった。

ゲストの思いはあくまでも個人の感想だが、内容が大きく異なるだけで、観る人の数と心情に大きな違いが生まれる、という新たな発見をした。

どちらのハロウィーンが良い、悪いということを言いたいわけじゃない。時代に合ったハロウィーンのイベントやショーを手掛けていることが凄い、と言いたい。今年のシーのハロウィーンは、過去のものよりシンプルなものになっているが、それでも園内のゲストを見ると、ほとんどの人は楽しんでいるように思えた。このシンプルさが却って今のゲストには合っているのかもしれない。

初めてのハロウィーンのシーは、シンプルだからこそ楽しい、ということを教えてくれたイベントになった。

リーナ・ベルを守れ!(新商品の転売ヤー対策)

2022-10-01 07:42:00 | パーク
9月8日(木)、東京ディズニーシーで新しい「ダッフィー&フレンズ」のお友達、推理が得意なキツネの女の子、リーナ・ベルのグッズが販売された。

前日の夜から入園ゲートに並ぶ人がいるなど、リーナ・ベルのグッズ販売初日には多くのゲストが来園した。ネット上では、当日の熱狂ぶりとゲストの行動について、多くの賛否両論の意見が飛び交っていた。

狂乱の一日から約3週間後の先日、毎月恒例の一人ディズニーでシーに行ってきた。リーナ・ベルグッズの品薄を予想していたが、それは杞憂に終わった。なんと、リーナ・ベルグッズが売られているショップには、溢れるほど彼女のグッズが置いてあった。中でも「ロストリバーアウトフィッター」には、リーナ・ベルのグッズが店内の99%を占めていた。

リーナ・ベルグッズの在庫の多さにも驚いたが、それ以上に驚いたのが転売ヤー対策だ。近年、パークで新しいグッズが販売されると、転売ヤーたちが大量にグッズを購入し、フリマサイトなどで高額に売りさばいてることが問題視されていた。

そのことに、パークを運営するオリエンタルランドは見過ごさずに対策をとってきた。例えば、新商品を1人のゲストが、1つの店舗で1個しか買えないように規制をかけた。

そして、店頭で購入する際には、会計の際にキャストが、ゲストの電子チケットのQRコードを読み取って、顧客情報を確認してから会計を行っている。新商品を大量購入されないように、しっかりと顧客のデータをチェックしていた。

今回行ったときは、販売から3週間が経過していたため、購入可能な数が1個から3個に増えた。しかし、それでも購入する際には、キャストが電子チケットのQRコードをスキャンして、自分の情報をチェックしていた。

今までパークで、新商品のキャラクターグッズを買ったことがなかったため、オリエンタルランドの転売ヤー対策を知ることがなかった。しかし、今回初めて新商品を買ったことで、オリエンタルランドの熱心な取り組み姿勢と、プロ意識の高さを実感した。

あの手この手で転売を行う人々に対して、根負けせずに対策を講じるのは、「転売ヤーに負けない」、「正規で購入するゲストに最高のもてなしをしたい」という思いが、オリエンタルランドにあるからだと感じた。

これからも転売ヤーたちに負けず、新しいキャラクターたちのグッズを守り続けてほしい。