一人ディズニー見聞録

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パークの食事制限がある人向けのメニュー事情

2022-10-15 07:22:00 | パーク
「ディズニーて、ベジタリアン向けのメニューが少ないですよね」。

この発言は、現在通っているリワークセンター(精神疾患で休職している人が、復職・転職に向けた準備を受けられる精神科のデイケアサービス)のカウンセラーとの会話中に出たものだ。

リワークセンター(以降リワーク)では、参加した日に必ずカウンセラーと利用者の活動記録表を参考にしながら、体調チェックや最近の不安や悩みごとを話し合う時間が設けられている。

自分もリワークに行った際は必ず行っているが、最近は体調も安定し、仕事への大きな不安や悩みがないため、話し合いの時間ではほとんどパークに行ってきた話をしている。自分の体調ではなく、パークの話していると、自分に加えてカウンセラーの方々が楽しい気分になるため、話がとても弾んでしまう。

「リワークには、復職・転職の準備をするために行くのでは?」ということはさておき、冒頭の発言は、先週のリワーク、ベジタリアンのカウンセラーと話し合っているときに出たものだ。

その方はベジタリアンのため、動物性たんぱく質が食べられず、パークに行った時はレストランにあまり行かず、持参したフルーツなどを食べているとのことだ。

たしかに、パークの飲食関連施設を思い出すと、ベジタリアン向けの料理は皆無と言ってもいいだろう。ポップコーンを始め、ワゴン系の店舗に野菜の料理は一切なく、レストランもほぼ全ての店舗で、野菜だけの料理は販売されていない。

一応、東京ディズニーリゾートのホームページには、ベジタリアンなど食事に制限がある人向けの案内は書かれている。しかし、そのページを見る感じでは、ベジタリアン向けの料理を提供しているレストランは、ランドが「イースト・サイド・カフェ」のみ、シーが「リストランテ・ディ・カナレット」と「カスバ・フードコート」2件のみだ。

両パークにベジタリアン向けのレストランが3件しかないのは、寂しすぎる。たしかに、ベジタリアンのなどの食事に制限がある人は少ないため、その人たち向けの料理より、食事制限のない人たち向けの料理が多くを占めるのは仕方ない。

しかし、食事制限のない人たち向けの料理のほとんどは、「炭水化物」、「脂質」、「肉(などの動物性たんぱく質)」の3つがふんだんに入り込まれてる。老若男女の多くの人間はこれらが大好きで、様々な人が多く集まる娯楽施設で提供される料理は、前述した3つが確実に入っている。

レジャー施設産業のビジネス的には、「炭水化物」、「脂質」、「肉(などの動物性たんぱく質)」がふんだんに入った料理を提供するのは正解だが、本当にそうなのか。

これら3つは、人の健康に悪影響を与える要素があり、栄養学的にはあまり摂取しすぎないほうが良いとされている。食事は美味しいかもしれないが、たくさん食べれば食べるほど、後々人体に悪影響が出て来てしまう。

また、パークに行きたいと思っても、先のカウンセラーのようにパーク内の食事が理由で、パークに行きにくい人がいるのも事実だ。食事制限の壁が撤廃されれば、今まで行きたいと思っていても行けてなかった人たちが、もっと大勢気軽に来れるようになるかもしれない。

東京ディズニーリゾートは、様々な人々が来れて、心と体にも良い場所になってほしい。それならまずは、多様性に理解した健康的な料理をたくさん提供してほしい。

次回以降パークに行った際は、様々なレストランに足を運び、野菜のみで調理された料理を探して注文し、その魅力を伝えていきたい。