一人ディズニー見聞録

ディズニーを切り口に世の中の出来事を紹介しています。ディズニーソングのコンサートレポートも書いています。

今年の東京ディズニーシーのハロウィーン

2022-10-02 07:43:00 | パーク
「思った以上に簡素だな」。そう思うのは、自分だけか。

先日、一人ディズニーでハロウィーンのイベント中の東京ディズニーシーに行ってきた。実は、ハロウィーンのシーに行くのは、人生初だった。ランドのハロウィーンは、小学生の頃毎年のように行っていたが、シーでハロウィーンが初めて開催されたのは、自分が中学生の頃だった。

ちょうどハロウィーンの時期は、体育祭、合唱祭、部活の秋期大会など、とにかく学校関係の行事が多かった。そのため、当時の休日は何かしらの予定が入っており、ハロウィーンのパークに行くことは出来なかった。

この状況は、高校生以降になっても変わらず、体育祭や合唱祭の変わりに文化祭が行われたため、中学生の頃よりもっと休日が忙しくなった。そして、社会人になってようやく秋の繁忙期が落ち着いたことで、ハロウィーンのシーに行けることになった。

3年ぶりに両パークでハロウィーンのイベントが行われるということで、ウキウキしながらシーに行った。しかし、ハロウィーンの装飾は入り口付近にしかなく、園内は通常時と何ら変わらない状態だった。

「いつもこんな感じなのか?」と疑問を抱きつつも、11:50からのハーバーグリーティング「ディズニー・ハロウィーン・グリーティング」を楽しみに待っていた。ショーが始まると、ハロウィーンの衣装を身にまとったミッキーたちが、1隻のフロートに乗って登場。ゲストと一緒にハロウィーンをお祝いするダンスを踊って、あっという間にショーは終わった。少し物足りなさを感じたが、それでも楽しむことができた。

そして、17:05からハンガーステージ(ロストリバーデルタ)で行われた「ハロウィーンタイム・ウィズ・ユー」を観た。このショーでは、過去のハロウィーンショーのキャラクターが登場し、ステージ上のスクリーンには過去の映像が映し出されていた。過去のショーでは、水上に多くのフロートが登場し、ジェットスキーなどのド派手な演出もあれば、ゲストの観賞エリアまでキャラクターたちが来ることもあった。さらに、「タワー・オブ・テラー」の前にはステージが組まれて、そこでもショーが行われていた。

映像を観ていると、あることに気づいた。それは、過去と現在のショーの内容と周りの状況が、大きく異なるということだ。過去のショーは、大がかりな内容だが、コロナ禍では考えられないほどの数のゲストがショーを観ており、「とにかく観よう!」みたいな必死さが伝わってきた。

一方今年のショーは、簡素な内容だったが、観賞するゲストの数は少なく、ゲストが余裕を持って観ている感じだった。

ゲストの思いはあくまでも個人の感想だが、内容が大きく異なるだけで、観る人の数と心情に大きな違いが生まれる、という新たな発見をした。

どちらのハロウィーンが良い、悪いということを言いたいわけじゃない。時代に合ったハロウィーンのイベントやショーを手掛けていることが凄い、と言いたい。今年のシーのハロウィーンは、過去のものよりシンプルなものになっているが、それでも園内のゲストを見ると、ほとんどの人は楽しんでいるように思えた。このシンプルさが却って今のゲストには合っているのかもしれない。

初めてのハロウィーンのシーは、シンプルだからこそ楽しい、ということを教えてくれたイベントになった。


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