一人ディズニー見聞録

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フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート 第2部

2022-04-28 18:55:20 | コンサート
4月24日(日)、東京国際フォーラム ホールAで「フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート 2022」が開催された。昨日は、第1部の6曲目から1部最後の曲までを紹介。今日は、第2部を紹介する。


20分休憩の後、第2部が始まった。MCのパパイヤ鈴木さんと中川翔子さん(しょこたん)が登場し、「フレンズ・オブ・・ディズニー」恒例の朗読コーナーを紹介した。今年は、大人気映画『ライオン・キング』(1994)が行われ、声優の山寺宏一さん(山ちゃん)と木村昴さん(昴くん)が朗読を行った。


昴くんは、主人公の雄ライオン・シンバのパートを務め、一方山ちゃんはシンバ以外の全てのキャラクターとナレーターを務めた。さすが「七色の声」を持つ山ちゃん。還暦を過ぎても、1人で多くのキャラクターの声を務められるのは、山ちゃんただ1人だけだ。山ちゃん、凄すぎる。


朗読の途中では『準備をしておけ』を歌手の佐藤隆紀さん、『ハクナ・マタタ』をパパイヤさんと女優の斎藤瑠希さんが唄った。『ハクナ・マタタ』では、ついにパパイヤさんが歌を披露した(パパイヤさんはプンバァ、斎藤さんはティモンのパートを務めた)。ダンスのイメージが強いパパイヤさんだが、唄うとダンスで培ったリズミカルさが隈なく発揮される。曲中の斎藤さんとの掛け合いの場面は、彼のリズミカルさが最も活かされていた。


朗読パートが終わり、山ちゃんと昴くんがステージを去った後、俳優の加藤和樹さんと木下晴香さんが登場し、『ライオン・キング』の名曲『愛を感じて』をデュエットした。ミュージカル経験者が、ディズニー・デュエットソングを唄うと、その曲にある感動要素がさらに増した。ミュージカルは、歌で自分の感情を伝える演出があるため、男女の愛情表現は歌で表されることが多い。そのため、男女の愛を歌った『愛を感じて』をミュージカル経験者が唄うと、その感動がより強くなると思った。


会場が感動に包まれる中、続いてディズニー名曲メドレーが始まった。『秘密のブルーノ~本当のわたし』の『ミラベルと魔法だらけの家』メドレーで始まり、『ホエン・シー・ラヴド・ミー』(『トイ・ストーリー2』(1999))、『そばにいて』(『魔法にかけられて』(2007))と静かな曲が続いた。


正直言うと、『そばにいて』を知らないこともあり、途中で寝かけそうになったが、続く『ズートピア』(2016)の『トライ・エヴリシング』で眠気が吹き飛んだ。ここから『アロハ・エ・コモ・マイ』(『リロ&スティッチ』シリーズ)、『ひとりぼっちの晩餐会』(『美女と野獣』(1991))とアップテンポの曲が続き、会場は手拍子に包まれて盛り上がった。


盛り上がりが冷めない中、『トゥ・ワールズ』(『ターザン』(1999))で男性ゲストのみで唄われ、続く『ゼロ・トゥ・ヒーロー』(『ヘラクレス』(1997))では女性ゲストのみで唄われた。『ゼロ・トゥ・ヒーロー』は、第2部のハイライトだった。


ソウルな曲を5名の女性ゲストが唄ったが、そのメンバーがすごかった。ミュージカル経験者の木下さんと平野綾さん(声優が本職)、コンサートを精力的に行うしょこたん、『ミラベル~』で主人公・ミラベルと彼女の歌を唄った斎藤さん、そしてニューヨークで歌唱を学んだ注目の若手アーティスト、清水美依紗さん。全員歌うまで、さらに20代の若き歌姫が2人(斎藤さんと清水さん)もいることで『ゼロ・トゥ・ヒーロー』は原曲より、さらにパワフルにそして盛り上がる曲へと変わった。歌が上手くて美人な5人、完璧すぎです。


『ゼロ・トゥ・ヒーロー』で会場が盛り上がる中、男性ゲストも全員登場し、最後の曲『みんなスター!』(『ハイスクール・ミュージカル』)を披露。トリの曲にはふさわしい曲が唄われ、会場はボルテージは最高潮になった。もし、観客が唄うことが許される状況だったら、さらに盛り上がっていたと言ってもいいだろう。


最後の曲が終わった後、ゲストが舞台袖に戻ったが再び登場し、アンコールが始まった。すると、最年長の山ちゃん(61歳)が、MCをパパイヤさんとしょこたんから無理やり変わった。しかし、年齢のせいか疲れた山ちゃんは、昴くんを「きまる すばる」と紹介するハプニングもあった。それでも、長年「おはスタ」のMCを務めた山ちゃんはその場を仕切り、最後は『小さな世界』が全ゲストによって唄われた。


昨今、国内外で厳しい状況となっているなかで、世界の国々が一つになって助け合うことの大切さを歌った曲が最後に唄われて、とても感動した。しかも、ディズニーファンによるコンサートの締めくくりとして。まだ演奏中に発声することはできないが、いつかそれができるようになったらゲストの方々、そして観客の方々と一緒に『小さな世界』を唄いたいものだ。




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