久々に本を読んだ。遠藤周作の「沈黙」。仕事の一環で読んだのだが、聴覚的に人間の心理描写がなされている点に目がいった。これもまた仕事がらみで読んだのだがパスカルの「パンセ」。この二つに共通するテーマは「宗教」である。無神論の日本の中でもさらに先生は懐疑論者なので、宗教に対する畏敬や尊敬はない。むしろ、疑いの目をもってしかみることができない。しかし、ここまで人の心に浸透していて廃(すた)れないところには興味はある。
それはさておき、今回の作品には共感した。遠藤周作のもつ宗教観はわからないが、作品内ででてくる宗教批判にはまこと脱帽である。自分の宗教観を機微のある単純な言葉で代弁してもらったような気分だ。キチジローという登場人物こそ、人間の本来の姿ではないだろうか。興味のある人は読んでみてほしい。「海と毒薬」以来の遠藤周作であったが他にも手がのびそうである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/遠藤周作
読書感想文を書くにはよいのではないだろうか。
それはさておき、今回の作品には共感した。遠藤周作のもつ宗教観はわからないが、作品内ででてくる宗教批判にはまこと脱帽である。自分の宗教観を機微のある単純な言葉で代弁してもらったような気分だ。キチジローという登場人物こそ、人間の本来の姿ではないだろうか。興味のある人は読んでみてほしい。「海と毒薬」以来の遠藤周作であったが他にも手がのびそうである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/遠藤周作
読書感想文を書くにはよいのではないだろうか。