みんなが生まれる少し前の話。お隣の中国で、20数年前の今日、天安門事件という痛ましい事件がありました。観光名所であるこの天安門にたくさんの血が流れました。
先生は別に政治的な立場を持っていませんが、この事件は政治が呼んだ、政治家が糾弾されるべき事件でしょう。戦前、戦中の日本を思わせるところがあります。
1989年、国民の支持を得た胡耀邦の死をきっかけに、6月4日、中華人民共和国の北京市にある天安門広場に民主化を求めて集結していた学生を中心とした一般市民のデモ隊に対して、「中国人民解放軍」が武力弾圧を行った事件。市民に向けての無差別発砲や装甲車で轢き殺すなど、多数の死傷者が出た事件である。
そもそも、長老格である小平などの保守派が、胡耀邦を事実上の辞職に追い込み、その時点で国民の非難をうけていたのは間違いないでしょう。その政治家のあるまじき行為を正当化しようとしてこのような結果になったと思われます。実際に命令に従って行動した解放軍の人たちも心が痛んだことでしょうね。
日本の今の政治はそれよりひどいのでは?天安門事件のような目に付く弾圧はないものの、私欲を肥やすことに余念が無く、さらにバレないように頑張っているのだからすごいものです。
日本の歴史には「超然主義」という言葉があります。それは初期の議会のころに使われた言葉で国会の議決を無視して、すなわち国民の意見を無視して政治を推し進める考え方である。民主主義を覆すひどい考え方のように見えるが、政治理念をもった政治家が、知識の少ない国民に振りまわされないひとつの開き直りのようで、政治家として、国のために頑張っている姿には「意気に感ず」といったところです。
天安門事件も現在の日本にも共通して足りない「男気」そして「女性の強さ」。それらがあふれている戦国時代ブームがくるのがわかるような気がします。浜口雄幸のような政治家はまた現れるのだろうか。城山三郎の「男子の本懐」読んでみてください。政治家の心意気感じます。