いま先生は「エンブリオ」っていう本を読んでます。その本を車においてきてしまったので、しかたなく買いだめしてあった「吉田松陰」という本をもって今夜はお風呂に行きました。
読んで4行くらいで「面白くない本だなぁ~~」と思い、20ページ位で捨てることにしました。非常につまらない。時間がもったいない。500ページくらいある本ですが、あの調子で最後までいかれては死んでしまう。
最近歴史ものでは、吉村昭、司馬遼太郎、城山三郎などを読んでいたので、取材が軽く、質の劣る本を読むと駄目ですね。自分の視点や考えを入れてこの「吉田松陰」を書いているのだろうが、中学生の自由研究である。
駄目だしするほど文章を上手にかけるわけではないが、ある程度批判できるくらいまでの見識は備わってきたと思う。中高生に読んでほしい本を紹介し、読む機会をつくることは大切なことだ。
ボランティアで山にこもったとき、本好きの爺さんがいた。自分でここ10年間、エッセーを書いているとものこと。そこまでたどり着くのはたいへんだけど、他人の本をよく理解する能力をもつくらいにはなりたい。
その爺さんは「五重塔」(幸田露伴)を絶賛してました。次に本屋にいったら買ってみたいと思います。最後に「吉田松陰」はときたま選んだ本が悪かっただけで、歴史的に吉田松陰は興味深い題材です。
生徒と一緒に薩摩・長州・土佐を旅行できたら楽しく授業ができると思います。むりだろうなぁ。せめていい本くらい紹介できればなぁと思います。
もうひとつ最後に、『日本の思想』を読んでいるハルよ、頑張り過ぎないように。あれは重いよ。国語の先生に質問しましょう。