雪の龍神岳・ アマチュア無線活躍の巻

先日からの寒波で和歌山県北部山地にもかなりの積雪がありました。今日は天気も良いし、雪中ハイキングできるかもと日置川の友と護摩檀山めざして出発。

ハプニング

スカイラインへ入ってしばらく走ると道路に雪が積もっている箇所が多くなってきた所で１台乗用車が止まっていて、おじさんが手を振っています。何ですか？と聞いたら「ここまで運転してきたがスリップして危ない・上へ行くべきか・下りるべきか？」車のタイヤはやはりノーマル・・私は「上にはもっと雪があります。下りるのはスリップの危険が大きいです。動いてはだめです。ＪＡＦとか警察に連絡して応援を待ってください」と言いましたが携帯電話は圏外で使えないので何処かで連絡してほしいとのこと・スカイタワーの駐車場まで上がれば携帯もつながるし、公衆電話もあるから下界との連絡は取れると思い出発しました。やがて白一色の世界になり駐車場着、しかし、やはり携帯は圏外、公衆電話は電源ＯＦＦ・エ～コマッタ・コマッタ・コマッタレブー・ご飯食べるー

オ～こんな時こそアマチュア無線活躍！

２ｍ帯コールチャンネルでＣＱ出すが応答なし、バンドスキャンしているとオフバンドに近いダンプ、狩猟犬の信号、猟師の声、など聞こえるがコールサインを出さないので連絡相手としてはイマイチ特に犬は・・・しばらくしてJH5DAH徳島・・・と聞こえたのでコール、「JA3HSV局どうぞ」と応答あり！ここからは１００Ｋｍほど離れているが非常に明瞭に通信確保・こちらから身動き取れない車の氏名や車番、携帯電話番号と位置などを送り警察に通報を依頼、徳島の無線局長は親切かつ丁寧に聞いて下さり警察に通報、和歌山の地元警察へ連絡出来たとのことで一件落着、JH5DAH局の適切なオペレートのおかげでスムーズ通報ができました。

携帯電話全盛時代においてもまだまだ出番があるな～と久々の無線機活躍に喜んでいたのであります。しかしノーマルタイヤで雪山を登ることは迷惑千万であり自殺行為でもあります。帰り道、やはり１台の車がスタックしておりました。

徳島のアマチュア無線局　JH5DAH 局長さんに再度御礼申し上げます。