自然ウオッチングセンタースタッフのブログ

北海道札幌で、自然観察や環境教育を通し、自然とのふれあいを進め、自然への理解を深める活動を行っている団体です。

2018年9月19日 藻南公園 季節の自然散歩

2018年09月19日 | 季節の自然散歩
 9月は、台風、地震と北海道は大変でした。市内の公園もまだ立ち入りできない場所がたくさんあります。
 ここ藻南公園は比較的被害は少なかったようです。とはいえ、数十年たった樹木が何本も倒れたようで、真新しい切り株があちこちに見られました。
 秋空のもと、10名の参加者が集まりました。


 この公園にはどんぐりの木が4種類あります。ミズナラ、コナラ、カシワと外来種のアカナラです。それぞれの実や葉を比べながら観察することができました。
 ミズナラは豊作のようです。これで、ヒグマも街に出てこずに済むといいですね。


どんぐりは豊作


 アカナラは、ミズナラとは実の着き方が違うというので探しますが、低いところには実が着いていません。高い梢に着いた実を、望遠鏡で探して観察。


アカナラの着果

 枝先に着くミズナラとは違い、枝の途中に着いています。
 また、アカナラは2年で成熟するそうで、そうすると1年目と2年目の、成長が違う2種類の実が着くことになります。でもそれは確認できませんでした。

 炊事広場の近くでは、切り株にとまるコサメビタキやヤマガラを観察。そして対岸の崖を見るとハヤブサが。


ハヤブサ

 じっと崖に佇むハヤブサを心ゆくまで堪能しました。
 藻南公園は、実のなる樹木が多いので、秋は特に楽しい場所です。

【観察したもの】

(植物-実があったもの)
ミズナラ、カシワ、コナラ、アカナラ、メギ、ツリバナ、イボタ、ケヤマハンノキ、オオバボダイジュ、シナノキ、ハリギリ、ヤマボウシ、シラカバ、トチ、オニグルミ、

(植物-その他)
アカエゾマツ、プラタナス

(野鳥、昆虫)
シジュウカラ、ヤマガラ、ハヤブサ、ハンノキハムシ

shima
コメント
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