侍道2P ~その15~

2013年06月07日 | 侍道2P


天風に戻ってきたピンク影。



舞風:「ああっ!よくお戻りになりました」

ピンク影:「おい、さよは無事か!?」

団八:「そ、それが……」





ピンク影:「くそ!一足、遅かったか」



ピンク影:「団八では手に負えなかったか。しかし、武藤め。
      あれだけ正義とか言っておきながら、私の留守を狙ってくるとは、
      見損なったぜ」



団八:「あの鬼に捕まったということは、さよはもう……」



舞風:「そんなっ!」



ピンク影:(あの野郎。さよになにかしたら殺す。なにもしてなくても殺す)



ピンク影:「なんだ?手紙?」



おにぎりをおなかいっぱいたべさせてくれるというので
べにやさんのこどもになります
しんぱいしないでください



おまつりたのしかたです
いろいろとありがとう

ピンク影:「俺よりもおにぎりを選んだ……だと……?」

団八:「ちげーよ!お前、さすがに空気読めよ!!」



舞風:「私達に心配をさせないように、このような手紙を……。
    そしてこの手紙を書いているときにあの同心が現れて、さよを……」

ピンク影:「ちょっと奉行所、行ってくるわ」





ピンク影:「勘違いするな。俺は奉行所に今週号のジャンプを買いに行くだけだ。
      さよを取り返すのは、そのついでだ」

団八:「かっこつけてるつもりなんだろうけど、恐ろしいくらいに時代と会話にあってないぞ。
    奉行所にジャンプは置いてねーよ」



舞風:「きっとご無事で」



ピンク影:「うるせー!今はてめーにかまってる暇はねーんだよ!!」

……………………
…………………
………………
……………
…………
………
……


奉行所は突然の来訪者に驚いていた。





ピンク影:「いいから武藤さん出してくださいよ。私、ファンなんです。サイン欲しいんですよ?」

雑魚同心A:「なんで疑問系なんだよ。こっちは何者だって聞いてんだよ。武藤さんは今、忙しいんだよ」

雑魚同心B:「いや、待て。こいつたしか……」



雑魚同心B:「天風の変態だ!!」



雑魚同心A:「気をつけろ。こいつは変態だが腕は立つぞ」



ピンク影:「あーもう!武藤だけ出してくれれば」



ピンク影:「お前らは!」



ピンク影:「死なずに!」



ピンク影:「済んだんだよ!!」



ピンク影:「出て来い、武藤!!」

第16話につづく
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