天風に戻ってきたピンク影。
舞風:「ああっ!よくお戻りになりました」
ピンク影:「おい、さよは無事か!?」
団八:「そ、それが……」
ピンク影:「くそ!一足、遅かったか」
ピンク影:「団八では手に負えなかったか。しかし、武藤め。
あれだけ正義とか言っておきながら、私の留守を狙ってくるとは、
見損なったぜ」
団八:「あの鬼に捕まったということは、さよはもう……」
舞風:「そんなっ!」
ピンク影:(あの野郎。さよになにかしたら殺す。なにもしてなくても殺す)
ピンク影:「なんだ?手紙?」
おにぎりをおなかいっぱいたべさせてくれるというので
べにやさんのこどもになります
しんぱいしないでください
おまつりたのしかたです
いろいろとありがとう
ピンク影:「俺よりもおにぎりを選んだ……だと……?」
団八:「ちげーよ!お前、さすがに空気読めよ!!」
舞風:「私達に心配をさせないように、このような手紙を……。
そしてこの手紙を書いているときにあの同心が現れて、さよを……」
ピンク影:「ちょっと奉行所、行ってくるわ」
ピンク影:「勘違いするな。俺は奉行所に今週号のジャンプを買いに行くだけだ。
さよを取り返すのは、そのついでだ」
団八:「かっこつけてるつもりなんだろうけど、恐ろしいくらいに時代と会話にあってないぞ。
奉行所にジャンプは置いてねーよ」
舞風:「きっとご無事で」
ピンク影:「うるせー!今はてめーにかまってる暇はねーんだよ!!」
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……
…
奉行所は突然の来訪者に驚いていた。
ピンク影:「いいから武藤さん出してくださいよ。私、ファンなんです。サイン欲しいんですよ?」
雑魚同心A:「なんで疑問系なんだよ。こっちは何者だって聞いてんだよ。武藤さんは今、忙しいんだよ」
雑魚同心B:「いや、待て。こいつたしか……」
雑魚同心B:「天風の変態だ!!」
雑魚同心A:「気をつけろ。こいつは変態だが腕は立つぞ」
ピンク影:「あーもう!武藤だけ出してくれれば」
ピンク影:「お前らは!」
ピンク影:「死なずに!」
ピンク影:「済んだんだよ!!」
ピンク影:「出て来い、武藤!!」
第16話につづく
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